長期経過の良い美容医療小顔施術２

エラボトや骨切りは小顔になるけど老ける

前回はエラボトや骨切りについて、小顔になると老けたり、ほうれい線やマリオネットラインが目立つようになることが多い。

若いうちにエラボトや骨切りを受けても、施術単位や施術回数・移動量や切除量によっては、そんなに気にならないケースがあるのかもしれないけど老けるのが早くなったりするのではないか？

しかも、大きく標準から外れていないのに、気にしているような人だったら、ほうれい線やマリオネットラインが目だったり同じ年齢の人と比較してずっと老けていたりすると、メチャメチャ気になるのではないかって話だったですよね。

一般的な人ではとても適応が少ない手術でも、たとえば、芸能人のような容姿を売りにするような仕事ではスポーツ選手のように旬な時期が短いケースもあって、そのような人が将来的に老けやすいような施術を受けるのを止めることは傲慢なのかもしれません。

スポーツ選手が無理をして激しい運動をし続けて、選手生命が１年や２年かもしれないと言うことまで含めて覚悟しているように・・

でも、骨格や顔だちに逆らうような美容手術は長い目で見た場合、キレイでいられる期間や若くいられる期間を短くしてしまうリスクがあります。

美容外科クリニックの中にはむしろ積極的にそのリスクを話して、骨切りとフェイスリフトがセットであるかのような抱き合わせ販売風の商売をしているケースもあるかもしれません。

もちろん、誰がどう見てもひどく頬骨が飛び出ている、誰がどう見ても顎が極端に大きいなど、大きく平均をはずれているほどひどい場合にはそれはある意味・・骨切り+フェイスリフトは悪いことではないと思います。

でも、いろいろなリスクと最終結果を考えると、骨切りと切るフェイスリフトをわざわざ受けなければならないような人はごくごくまれで０．１％もいないように思います。

そして、切るフェイスリフトや他の糸のリフトアップ施術では骨切り後のたるみがぜんぜん治せないことも問題です。

骨切り後の年齢の割に高度なたるみを劇的に改善できるような施術はスプリングスレッドくらいだとわたくしは思います。

実際、骨切り後にスプリングスレッドを受けてくださった２０代の女性歯科医の先生は、骨切りでは多少小顔になったけどずいぶん老けた、スプリングスレッドではたるみが解消するだけではなくて、何と骨切りの時よりもずっと小顔になったと言われていました。

でも、よく考えたら、骨切りなしで、スプリングスレッドだけでは、そんなに小顔になったかどうかは分からないですよね。

真実は、骨切り後、皮膚や皮下組織・軟部組織があまって思ったより小顔になったように感じなかったけど、スプリングスレッドでリフトアップされると骨が小さくなったのをやっと実感できたと言ったところでしょうか？

また、普通の人が、芸能人のマネをして、骨切りをしても良いとは思わないようにしたほうが無難です。いろいろなリスクまで考えてジックリ悩んで受けないことも悪いことではありません。

美容外科手術というものは、その人が置かれている立場や環境などによって、適応が変わってくるものです。芸能人のように特殊な立場や環境のかたは適応を広げて受けてもかまわないようなケースがあるように思います。

でも、そうでない一般的な方々にとって、特別な場合をのぞけば、むしろ美容外科医が積極的に止めてあげたほうが良いように思います。

受けて後悔する美容外科手術はあっても、受けなくて後悔するような美容外科手術はありません。

美容外科医は１０年後、２０年後もキレイでいられるような長期展望を教えてあげることも仕事であるように思います。

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