芸能人が骨切りを受ける番組
わたくしは見逃してしまったのですが、患者さんから聞いたところによると、最近、テレビで芸能人が骨切りを受けると言う番組があったそうです。
でも、芸能人だからこそ、骨切りの適応があるケースってありますよね。同じ程度のお悩みでも一般の人は骨切りを受けないほうが良い場合が多いように思われます。
小顔施術は老ける
ものごとにはあやふやにしてはいけないことがあります。たとえば、ヒアルロン酸などの注入治療では、ほうれい線やマリオネットラインが目立たなくなるけど、顔が大きくなります。
反対に、エラボト・骨切り・脂肪溶解・脂肪吸引など小顔施術ではたるむ、老ける、ほうれい線やマリオネットラインが気になるようになることが多いという事実があります。
「若いうちに受けたらそんなことはない・・」ですって、あるいはそうかもしれません。若いうちに受けると、その時はそんなには気にならないのかもしれませんが、
そうなる時期が前倒しになって、ずいぶん早まることが多いと思われます。実際に当院に来られた方々はそのように言われています。若いうちに骨切りやエラボトを受けたら早く老ける・たるむということです。
小顔施術・エラボトの適応について
わたくしは脂肪溶解注射や脂肪吸引は多くの場合、効果に乏しく、コンプレックスビジネスチックなもので、ほとんどの人でおそらく必要ないような施術だと思っています。
一方、エラボト・骨切りは適応を絞れば良い治療なのかもしれません。たとえば、エラボトでは歯ぎしりが極端にひどくて、歯が傷んでしまいそうなときは適応でしょうし・・極端に四角い顔でコンプレックスが非常に強い人などでは適応があるのかもしれません。
でも、誰でも彼でもエラが気になる人や顔を小さくしたい人が受けても良い施術ではないと思います。
エラが小さくなると、たるみが生じて、ほうれい線やマリオネットラインが目立つようになることをしっかり認識して、天秤にかけてから受けるかどうかをジックリとしばらく悩んで考えた場合、本当に必要な人はかなり少数派だと思います。
骨切りの適応について
通常の骨切りの場合、矯正治療では無理があるほど、かみ合わせが悪かったり、極端にしゃくれていたり・・
また、美容医療での骨切りでは精神的にまいっているほど極端にコンプレックスが強かったり・・そのようなケースだけは骨切りの適応だと言えます。
でも、大きく標準からはずれたような骨格じゃないのに気にしているような人は、骨切りを受けて、ほうれい線やマリオネットラインが目立ったり、年齢よりも老けていることに対して気にならないものなのでしょうか?
そもそも、若い頃から自分の顔に見慣れているはずなのに気にしているんですから、大きくたるんだり、老けたりするとメチャメチャ気になることってないのでしょうか?
それに大手術ですので、エラボトよりもずっと適応を絞らなければなりません。エラボトよりもずっと誰もが受けて良い施術ではありません。
適応となる人が極めてまれな手術だということを忘れてはいけません。
骨切りの説明について
そして、合併症やリスクの説明で下唇がしびれる・・とか出血・感染・腫れなどの問題を説明するだけでは片手落ちです。
そのようなものは有名すぎて、当たり前なので、たるむ・老ける・ほうれい線やマリオネットラインが気になることが多いことも必ず説明しなければならないと思います。
もちろん、移動量・切除量や年齢などにも左右されると思いますが・・そのような現象は何もそうなることがあると言ったものではなくて多かれ少なかれほとんどの場合、そうなるとわたくしは思います。
たるむ・老ける・ほうれい線やマリオネットラインが気になるなどといったことは、手術なので不測の事態がありますと言った説明の不測の事態にはあたりません。
多くの人でおそらくそのように思っているのですから・・
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