ヒアルロン酸注入の欠点
ものごとにはあやふやにしてはいけないことがあります。ヒアルロン酸などの注入系治療では若く見えるようになるけど顔が大きくなる。それは程度問題なんじゃないかって・・ある意味・・そうなのかもしれません。
でも、ヒアルロン酸を1cc入れたら1ccだけ顔が大きくなるわけじゃないことも重大な事実です。ヒアルロン酸はくぼみを充填する力がありますが、ヒアルロン酸を打つと小じわが減って何だかみずみずしく見えますよね。
ヒアルロン酸のもう1ついいところは水分保持力です。でも、この水分保持力がアダになって、朝起きた時にむくみやすくなったり、お顔が大きくなったりするようです。
ヒアルロン酸注入のかたの実例
六本木境クリニックに来られていたかたで、お顔が小さくて、文字通り8頭身以上のかたがいらっしゃったんですが、久しぶりに来られたときにヒアルロン酸や脂肪幹細胞を注入を受けていて、なんだか顔が倍くらいになった印象を持ちました。
何だか・・もともとの長所がなくなってしまい、残念な気持ちになったのが今でも記憶に残っています。
かと言って・・客観的に若く見えるようになったかというと、ある意味・・そうでもなかったです。
もともと実年齢通り30代って感じでしたが、お顔がふくらんだあとは、40代の人が無理やり頬をふくらまして、若く見せているようなイメージになってしまいました。
そのようなケースでは鏡で自分の顔だけを見ただけでは、大きさを比較するものがなくてそんなに変じゃないので自分では気づいていないこともあります。
でも、集合写真を撮ったりすると一目瞭然です。何だか・・昔より顔が大きくなったような・・
それでも、人間はころんでもただでは起きないので、集合写真ではなるべく後ろに立つようにしたり、タイトな服装を避けたりして自分が傷つかないように予防しますよね。
顔が大きくなるのは老化現象?
六本木境クリニックに来られているなかには60代でもおどろくほど小顔な方々もいらっしゃって、そのような方々は注入系治療をほとんど受けていないんですよね。
年をとったから顔が大きくなったと思いこんじゃっていることがありますが、案外、ヒアルロン酸などの注入治療によって大きくなってしまった人もたくさんいるのかもしれません。
目まわりのヒアルロン酸
また、目まわりのヒアルロン酸も要注意です。目の上のくぼみにヒアルロン酸を入れて殴られたような目になったり、朝起きるとかならずのように腫れぼったくなるようになったなどと言った話があります。
一方、目の下のヒアルロン酸は自分で鏡を見たイメージ、いわゆる2次元ではしわや凹凸が少なくて美しいと思ってしまうのですが、他人が斜めから見ている・・いわゆる3次元では美しさとは程遠い、目の下がふくらんだだけの・・誰がどう見てもヒアルロン酸でふくらませた顔になっていることが多いので要注意です。
また、目の下の涙袋も自分では納得できても人から見るとナメクジのようになってしまっている人っていますよね。
ヒアルロン酸注入で劣化するパターン
目で見て明らかな効果がでない照射系治療などとは違って、ヒアルロン酸は注入するとすぐに効果らしきものを感じることができるので、中毒性のようなものがあって病みつきになりやすいと言います。
でも、続けていると劣化を早めるパターンの1つであるように思えてなりません。
どうも、注入系治療はほとんどの人が向くから広くすすめられているわけじゃなくて、ほとんどの医者ができるからすすめられているように思えてなりません。
もちろん、ヒアルロン酸などの注入系治療が効果的な人もいないことはないでしょうけど、ヒアルロン酸が必要な人は今、ヒアルロン酸注入を受けている人よりも、ずっとずっと少ないのかもしれません。
美容外科医は10年後、20年後もキレイでいられるような長期展望を教えてあげることも仕事であるように思います。わたくしはそのような思いから、眉下切開とスプリングスレッドを軸に考えるようになりました。
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