他院スプリングスレッド後、痛みとデコボコ相談２

前回の他院でスプリングスレッドの側頭筋膜固定法を受けた人の話です。

スプリングスレッドの側頭筋膜固定法を受けた人からの相談

私がスプリングスレッドを受けたクリニックは〇〇クリニックです。先生が言われた通り、〇〇クリニックホームページにスプリングスレッドの施術法がありました。

やはり、側頭筋膜固定法のようです。口が開かないので歯医者さんに行けません。これはダウンタイムとして仕方ないことなのでしょうか？それとも失敗でしょうか？

また、スプリングスレッドを入れた最初のころはすさまじくデッコンボッコンでしたが、今でもライトの当たり方によっては糸の線が分かりますし、多少デコボコして見えます。

スプリングスレッド自体、特に痛い手術ではありませんし、わたくしの行っているストレート法では側頭筋膜のような痛い組織に固定しないので、比較的痛みが少ないと思います。

側頭筋はこめかみというくらいですので、かむための筋肉です。また、筋膜は痛みを強く感じる組織ですので、側頭筋膜固定法ではどのような糸でも食事がとれないほど痛いことは有名な事実です。

また、六本木境クリニックのスプリングスレッドではデコボコしたと言われることはここ４年以上、まずありませんが・・他院症例ではもっと長期間デコボコしている人からの相談もあります。

スプリングスレッドの施術からまだ１か月ですし・・腫れているのかもしれません。腫れが引くと経過とともに次第になだらかになる場合もありますので、髪の毛でかくして様子を見てもよいのかもしれません。

スプリングスレッドを入れてから２～３か月経過しても、でこぼこや痛みが治らない時は、わたくしでしたら糸を抜くことも考えるのかもしれません。

ちなみに、スプリングスレッドのように固定力が強い糸でくぼんでいる場合、強力に引っ張られてくぼんでいるような部位にヒアルロン酸を入れると周りがドーナツ状にふくらんで、かえってくぼみが強調される場合があります。

スプリングスレッドを入れた先生に一度相談されたらいかがでしょうか？

質問と回答は以上ですが、わたくしの行っているスプリングスレッドのストレート法と側頭筋膜固定法を独断と偏見で比較してみます。

スプリングスレッドの側頭筋膜固定法ですと、側頭部に固定することに結構な労力を使います。

一方、ストレート法ですと、糸の微妙な引き上げの調整だけに１００％集中できますので、仕上がりはずっと自然でキレイに仕上げることが可能です。

また、スプリングスレッドの側頭筋膜固定法では１点で固定するので、張力の不均衡が生じます。張力の不均衡が生じると、１点に強い張力がかかっている側頭筋膜固定部だけが早くゆるんでしまいます。このため、後戻りを生じやすくて、スプリングスレッドの効果の持続期間が短く感じるケースが多いようです。

スプリングスレッドのストレート法ですと、どこにも固定していないので、無数のコグに張力がほぼ均等に分散されることになり、１つのコグにかかる張力はほぼゼロだと断言できます。

このため、糸自体がゆるむ場所が存在しないので後戻りがほとんどありません。後戻り自体はストレート法ですと、側頭筋膜固定法の数十分の１でしょう。

スプリングスレッドのストレート法では側頭筋膜固定法など他の方法よりも、効果が長期にわたって持続すると考えられます。

スプリングスレッドは時々、感染が生じるような糸ですので、どうしても、感染した場合について考えざるをえません。

もし、感染した場合には、ストレート法ですと、糸を１本抜けば感染がコントロールできます。一方、側頭筋膜固定法やX法で一旦感染を生じた場合には片側全ての糸を抜くことになるように思います。

以上のような理由からわたくしはスプリングスレッドの側頭筋膜固定法やX法など他の方法を一切行わずに、ストレート法だけを行ってきました。

昔、テレビ番組「ビビット」で美容整形についてコメントしたときの映像：表情がかたい・・今見てもヒシヒシと緊張が伝わってきます。

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