溶ける糸のフェイスリフトの名医とは?

溶ける糸のフェイスリフトの名医とは・・

前回、溶ける糸のリフトアップ施術・溶ける糸のフェイスリフトについていろいろと述べてきましたが、今回も引き続き溶ける糸について考えて行きたいと思います。

現在、切るフェイスリフトはとても少なく、94%以上は糸の施術だそうです。

そして、溶ける糸溶けない糸との比較では溶ける糸がけた違い・圧倒的に多いそうなので、お顔のリフトアップ系施術の9割が溶ける糸だと言えます。

溶けるフェイスリフトの名医について考えた場合、下記のような名医の条件が挙げられます。

  • 症例数
  • 効果・持続期間
  • ダウンタイム
  • でこぼこ・ひきつれが少ないこと
  • 安全性
  • 施術できる糸の種類が豊富

溶ける糸のフェイスリフトの症例数

糸のリフトアップ施術・糸のフェイスリフトの場合、輸入会社や販売会社に購入数を聞くことでだいたいの症例数が分かります。

そのため、世の中が溶ける糸であふれかえっていて、わたくしが使っているスプリングスレッドのような溶けない糸は劣勢であることはすぐに分かります。

でも、溶ける糸が非常に多く使われているからと言って、溶ける糸が全ての面で優れていると言うわけではありません。

そして、わたくしはいろんなことを総合して考えると、スプリングスレッドが一番すぐれていると思っているので、スプリングスレッドを使っているわけです。

でも、溶ける糸のほうが広く知られていて、スプリングスレッド押しの六本木境クリニックにも、「溶ける糸をやってほしい」と言う人が時々来られます。

そのような場合には、まず、スプリングスレッドの利点・欠点を説明しますが、どうしても溶けない異物を入れることに抵抗があるとき、溶ける糸の症例数が多い先生を紹介することにしています。

美容医療では紹介が少ないようですが、医者は自分よりも症例数が多かったり、良い結果を出すことができそうな人が他にいる場合には紹介することも大切な仕事です。

そうでなければ、ただのコンプレックスビジネスですよね。目の前の人からとにかくお金を巻き上げるだけであれば、たぶん医療ではないですよね。

溶ける糸のフェイスリフト、フローティングタイプの入れかた

溶ける糸のフェイスリフトの効果・持続期間

従来の溶ける糸の素材PDOだけじゃなく、PCLPLAといった加水分解されるまでに2年くらいかかるという長持ちの素材で作られた糸が開発されています。

糸は溶けるとともにコラーゲントンネルができて、糸が溶けて糸自体の抗張力が失われても効果が持続すると説明されています。

でも、実際にはお顔のように重いものがコラーゲンでリフトアップできるはずはないので、溶け始めるとどんどん抗張力が落ちて効果がなくなって行きます。

先日の第107回日本美容外科学会(JSAS)で、溶ける糸を受けた本人やまわりの人が分かるくらいリフトアップされている期間は、PDOPLAでは4カ月以下だった。PCLの効果の持続期間はもう少し長めなので半年を目標としてはどうか?と言った話が出ていました。

実際にわたくしがPDOPLAの糸を使っていたころ、受けた人たちから、散々・・1か月や2ヶ月で効果がなくなったと言われ続けて、溶ける糸を使うこと自体を断念し、スプリングスレッドを使うようになりました。

溶ける糸のフェイスリフトは溶け始めると効果は急激になくなる?

溶ける糸のフェイスリフトのダウンタイムとデコボコ・ひきつれ

美容医療の場合、ダウンタイム内出血腫れだけに左右されるわけではありません。

ダウンタイム内出血腫れだけに左右されるのでしたら、ダウンタイムは1カ月以内の話になることがほとんどですが、デコボコひきつれ仕上がりなどにも左右されるので、もっと長期間悩ましい状況になるケースもあります。

お肌の引き締め・スキンタイトニング効果だけをねらった溶ける糸の場合でしたら、ダウンタイムがほぼ内出血腫れだけによるので、たいへん短くなります。

しかし、リフトアップ効果をねらった溶ける糸では、過矯正と言って後戻りを計算に入れてギューッと無理やり吊り上げてしまうことがほとんどです。

そのような場合には、デコボコひきつれが生じて悩ませられる可能性すらあります。でも、溶ける糸ですので効果がなくなるとともに、なだらかになるので安心です。

わたくしはスプリングスレッドのように効果の持続期間がたいへん長くて後戻りが少ない糸を上手く入れた場合、ダウンタイムが一番短くなると考えています。

同じ理屈で、溶ける糸でしたら、PCLの糸を上手く入れた場合、一番ダウンタイムが短くなると思われます。

糸のフェイスリフトの医師による安全性の違い

切るフェイスリフト

切るフェイスリフトよりものほうが安全なのでしょうか?

切るフェイスリフトを行う医師は誰でも顔面神経耳下腺導管などの重要構造物を損傷しないように注意しながら手術を行っています。

そして、切るフェイスリフトお顔の解剖に制約される自由度が低い手術ですが、糸のリフトアップ施術・糸のフェイスリフト自由度が高いことが大きな利点です。

そのため、糸の施術では、お顔の内部構造・解剖に詳しくない医師でも気楽に行ってしまっている現状があります。

でも、糸のフェイスリフトはお顔の解剖に詳しい医師が慎重に行う限りでは、切るフェイスリフト手術よりも安全だと言えますが、そうでない医師が適当に行うと危険です。

お顔を中心に施術されているベテラン美容外科医が頻回に解剖実習に行ったりして、解剖を強く意識していることが理想的なのでしょうか?

それとも切るフェイスリフトの経験が豊富な医師顔の解剖に詳しいのでしょうか?切るフェイスリフトを型どおりにたくさん行ってきたとしても、そんなに顔の解剖に詳しいと言えるのでしょうか?

そして、糸の施術の症例数が多い医師経験に基づくノウハウと言うものがあって、もちろん安全性が高くなると思います。

でも、実はもっと分かりやすいお顔の解剖に詳しい人たちがいますよね。それは形成外科の専門医です。

形成外科医顔面外傷・顔面骨折・頭頸部ガンなどに携わる機会が多く、若いころは毎日、顔の解剖実習をしているようなものです。

形成外科の専門医は総じて顔の解剖に詳しいと言えるでしょう。

また、切るフェイスリフトになれた医師による糸の施術では、切るフェイスリフトの解剖学的制約に影響された糸の入れ方をしています。

このような場合、安全性は高いけど、糸本来の良さである自由度の高さを使い切れていないので、受けた人が実感できる効果は乏しいと思います。

切るフェイスリフトになれた医師の糸の施術は、切るフェイスリフトの解剖学的制約に影響された入れ方をしている。

糸の種類による安全性の違い

一般に溶けない糸よりも溶ける糸のほうが感染が少なく安全性が高いとされています。

でも、溶けない糸は感染してもすぐに抜くことができます。そして、溶ける糸のほうが感染を生じた場合、感染した糸を抜くことができないので大変だと言います。

感染でドロドロなのに、溶けていて症状が沈静化するのをひたすら待っていると言います。

そのような場合、非常に長期間赤く腫れて、臭い浸出液が長い間で続け、挙句の果てに、糸に沿った線状の色素沈着ひきつれが生じたりします。

また、溶けるまでの期間が長いほど、症状が沈静化するまでの期間は長いでしょう。

溶ける糸の名医は施術できる糸の種類が多い?

いろいろ述べてきましたが、わたくしは施術できる糸の種類が多いほど名医だとはとても思えません。溶ける糸の名医はやはりPCLの糸を中心に使っている医師だと言うことはたぶん間違いないでしょう。

PCLの糸は、溶ける糸のフェイスリフト最大の欠点・効果が長く持続しないことをある程度克服できている糸のようです。

また、あまりにもいろんな糸を施術する医師はちょっと疑問です。上手い医師ほど仕上がりに対してのこだわりが異様に強いものです。そのような医師は、いい糸があるのに他の糸を使うことはないように思います。

わたくしが溶けない糸のフェイスリフト・スプリングスレッドしか行わない理由も全く同じです。

 

スプリングスレッドについてはこちら

https://www.teachings-facelift.com/

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/slack/spring/

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_spring/