スプリングスレッドの入れ方のコツ

六本木境クリニックは溶けない糸のフェイスリフト・スプリングスレッドを500例弱行っているクリニックですので、スプリングスレッドについての質問が多いです。今朝もスプリングスレッドに対する質問メールが届いていました。

スプリングスレッドについての質問

お顔のたるみが気になるようになって久しいのですが、気楽に美容外科に行くことは恐ろしいと感じいろいろネット検索して検討しています。

スプリングスレッドと骨にネジで固定する方法と側頭筋膜固定法ではどの方法が長持ちなのでしょうか?という質問がありました。

わたくしも同感です。気楽に美容外科に行くことは恐ろしいと思います。

美容医療を身近にするなんて論外だと思います。美容外科というものは遠くから見て恐れているくらいのほうが丁度いいんです。

糸のフェイスリフトの固定法について

骨にネジで固定する糸について、わたくしも形成外科時代に骨に固定する方法を多用してきましたが意外と長持ちしません

側頭筋膜や骨膜の固定とほぼ変わらないと思います。その上、ネジのところがさわるとずーっと痛いようです。ちなみに側頭筋膜固定も結構痛いです。側頭筋はかむ筋肉ですので、お食事のとき、1カ月前後は痛いようです。

また、わたくしはスプリングスレッドを始める前、側頭筋膜固定の溶ける糸を使っていましたが、常に1か月や2ヶ月で戻ったと言うお叱りを受け続けていました。

溶けない糸でもお顔のようなよく動かすところに入れると、伸び縮みがない限りゆるみます。そのため、溶けない糸の側頭筋膜固定や骨にネジで固定する方法でも溶ける糸と同じような経過でしょう。

スプリングスレッドは固定するとゆるむ?

スプリングスレッドのように、たくさんの突起で張力が分散されることと伸び縮みで固定しなくて良いということが重要だと思います。

実際にネジで骨に固定する糸側頭筋膜固定の糸のリフトアップ施術を受けたことがあるかたに対して、今まで何度もスプリングスレッドを行ってきましたが、あまりの効果や持続期間の違いにいつも驚かれています。

そもそも、今まで糸自体よりも固定部のほうがずっと早くゆるむ糸なんてありませんでした。固定した方がゆるむなんて糸はスプリングスレッドしかありません。

もちろん、スプリングスレッドでは固定しないほうが、ゆるみや後戻りがずっと遅いです。くどいようですが・・スプリングスレッドの糸自体の固定力がどのような固定法よりもはるかに強力だからです。

スプリングスレッドを折り返したり切って使う方法

そして、スプリングスレッドは全長に固定力が強いコグが無数についていたり、全長にわたって伸び縮むことが最大の利点です。

糸を真ん中で折り返したり、真ん中で切って使うなんて、片側のショックアブソーバー機能を放棄しているようなものです。

スプリングスレッドのような
溶けない糸のリフトアップ施術・糸のフェイスリフトは危険なだけで、
効果やその持続期間はそんなに変わらない
なんて意見の先生方もいらっしゃいますが、
おそらく、そのような場合は、
なにかしら入れ方が悪いのだと思います。

 

糸の刺入部付近でのたるみ・たわみの話

一方、スプリングスレッドのX法(エックス法)では糸の全長にわたる伸び縮みと固定性を使っているという意味ではストレート法と似ています。

でも、スプリングスレッドのX法(エックス法)はストレート法には効果の持続性において全くかなわないと思います。

その最大の理由は糸のたわみです。前回、ストレート法のコツについて述べたブログ記事で詳述しましたが、糸にたわみがあると、時間経過とともにだんだんたわみが伸びてきます。

たわみが伸びるとリフトアップされていたお顔が下がって、効果がなくなってくるのです。

 

糸のフェイスリフトも解剖学的制約に影響を受けている

では、なぜ・・糸のリフトアップ施術では、欠点がハッキリしているX法(エックス法)や側頭筋膜固定法、骨膜固定、骨にネジで留める方法などを行っている医師が多いのでしょうか?

切るフェイスリフトの症例数が多い医師による糸のリフトアップ施術は、切るフェイスリフトを行う際の解剖学的制約に影響された糸の入れ方が多いと言えます。

そして、切るフェイスリフトの症例数が多い医師は腕自慢のベテランの医師が多く、その先生方に影響を受けた弟子や後輩がまた同じような施術を行うようになるから、いつまでもそのような方法が減ることがないのです。

切るフェイスリフト由来の解剖学的制約に影響を受けていることは悪いことばかりではありません。

X法(エックス法)や側頭筋膜固定、骨膜固定、骨にネジ固定などは、切るフェイスリフトの経験に基づいた解剖学的知識から比較的安全な部分の手術操作が多くなっている方法です。

このような場合、安全性は高いけど、糸本来の良さである自由度の高さが損なわれているので、受けた人が実感できる効果が乏しく、後戻りが早く効果の持続期間が短いでしょう。

一方、ストレート法で自由に糸を入れる場合には形成外科の専門医のようなお顔の解剖に熟知した医師でないと、案外・・危険な行為なのかもしれません。

切るフェイスリフトは解剖学的制約・いろいろな決まりごとがある
切るフェイスリフトの解剖学的制約に準じて糸のリフトアップ施術を行っている医師が多い

 

スプリングスレッドについてはこちら

https://www.teachings-facelift.com/

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/slack/spring/

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_spring/