スプリングスレッドと体質
【Q】

スプリングスレッドで感染したら

1年前、他院でスプリングスレッドを受けたところ、
右側だけ感染してしまいました。
そこの美容外科では抗生物質で
しばらく経過を見ていたのですが・・
どうしても感染が治まらなかったため、
右側の糸を全て抜去しました。

体質的に向かないので・・と溶ける糸をすすめられた

執刀医の先生は、
「あなたは体質的にスプリングスレッドが向かない。
今後は溶ける糸の施術にした方がいいでしょう。
溶ける糸はスプリングスレッドよりも
引き上げ力は弱いですが、安全です。
今後は溶ける糸の施術を1年おきに
繰り返し受けるといいですよ。」
と言っていました。

スプリングスレッドの引き上げ力と持続期間の長さが気に入っている

でも、私はスプリングスレッドの抜群の引き上げ力と
持続期間の長さがとても気に入っていて、
今後もスプリングスレッドを受けたいと思っています。

溶ける糸にはまったく魅力を感じない

溶ける糸にはまったく魅力を感じません。
「溶ける糸は引き上げ効果が弱い」
と、あちこちに書いてありますし、
執刀医の先生もそのように言っていました。
私のように体質的に向かない場合は、
もう二度とスプリングスレッドを
入れることができないのでしょうか?
【A】

スプリングスレッドは感染してもまた入れることができる

もし、本当に体質的にスプリングスレッドが向かない
というのであれば、右側だけでなく、
おそらく両側が感染したはずです。
体質的にスプリングスレッドが向かない
という人はほとんどいません。
何か特別な持病をお持ちの方以外は、
一度感染しても入れることができると思います。

「体質」という言葉の正体は責任転嫁

「体質」という言葉は、
自分にはそんなに責任がありませんよ、
感染したのはあなたの体質のせいです。
と医者が責任逃れのような意味合いで
使用している場合が多いようです。
医者は本当に責任が重すぎる仕事です。
ちょっとでも何かあると
医者の責任では?と疑われるほどです。
そのためもあってか・・
医療現場・特に美容医療の現場では、
体質・個人差といった言葉が横行しています。
そのような言葉を多用する医者の気持ちも
同じ人間として十分に分かります。

スプリングスレッドの感染は毛が入ったから

でも、実際にはシリコンの糸自体が、
単独で感染することはなかなか考えにくく、
医者が手術の際にうぶ毛などの有機物を混入している
ということが感染の原因ではないか?
とわたくしは思っています。
感染対策を十分に行っているわたくしであっても
感染が生じるケースがあります。
スプリングスレッドの施術は本当に難しいものです。
それでも、感染の原因は体質などではなく、
目に見えないくらい細かいうぶ毛の先っぽなどが
入った結果だとわたくしは考えています。
スプリングスレッドの施術では、
目に見えないうぶ毛の先っぽのようなものが
感染を引き起こする可能性があるのです。
ですから、ある意味どのように注意深い医者でも
感染させてしまう可能性があると言えます。

溶ける糸は効果が短い

また、溶ける糸は引き上げ力が弱いというよりも、
非常に短い期間しか効果を感じられない
という表現の方が適切のように思います。
一度スプリングスレッドを受けたことがある人が
溶ける糸の施術を受けると、
そのあまりの違いに愕然とするでしょう。
「溶ける糸は効果が全くゼロ」
と思えるはずです。
「腫れている間だけ、多少リフトアップしたように思えたが、
腫れが引いたら完全に元に戻ってしまった。」
という話は非常によく聞きます。

スプリングスレッドの感染とストレート法

六本木境クリニックではストレート法で
スプリングスレッドの挿入を行っています。
この方法ですと、もし感染が生じても、
感染した糸を1本抜けば、通常、感染が治まります。
感染して糸を抜いた場合であっても、
1年待てばまた入れることができると考えていますが、
入れ直しの保証はしていませんので、
当院のスプリングスレッドで感染された方は、
片側1本抜きっぱなしになっています。
でも、当院ではほとんど全員の方が
スプリングスレッドを12本入れているからでしょうか、
感染して糸を抜いた後に左右差が出た
という話はあまりないようです。
スプリングスレッドで毛が入ると確実に感染する。うぶ毛でも感染するかもしれないので大変です。毛が虫のように自分で動いて傷口から入るはずはないので、執刀医が入れているのだと思う。