溶ける糸のリフトアップ施術(糸のフェイスリフト)の偽情報
来院された患者さんからお聞きしたのですが、
どうやら・・・
どうやら・・・
溶ける糸のリフトアップ施術(糸のフェイスリフト)は安全で、
効果や持続期間はスプリングスレッドとそれほど変わらない
効果や持続期間はスプリングスレッドとそれほど変わらない
という本当に不思議な意見があるようです。
半分当たっていて、半分間違った情報です。
半分当たっていて、半分間違った情報です。
溶ける糸のリフトアップ施術(糸のフェイスリフト)は安全?
もちろん、安全という面では、
当たっていると言えるでしょう。
当たっていると言えるでしょう。
スプリングスレッドの施術では、
感染を生じるケースがそこそこありますが、
溶ける糸の施術で感染したという話は、
全くと言っていいほど聞いたことがありません。
感染を生じるケースがそこそこありますが、
溶ける糸の施術で感染したという話は、
全くと言っていいほど聞いたことがありません。
溶ける糸のリフトアップ施術(糸のフェイスリフト)の効果や持続期間は疑問
また、アンテナの高い医師であれば、
スプリングスレッドと溶ける糸の効果はものすごく違う
ということをほとんど全員が知っています。
スプリングスレッドと溶ける糸の効果はものすごく違う
ということをほとんど全員が知っています。
溶ける糸の講師をたくさんされているような
有名な先生方であっても、
有名な先生方であっても、
「スプリングスレッドの方がそりゃ上がる。
効果が長持ちする。でも感染したら怖い・・」
効果が長持ちする。でも感染したら怖い・・」
と、いつもおっしゃっているくらいです。
スプリングスレッドと溶ける糸の効果や持続期間は大違い!
効果や持続期間について、
スプリングスレッドと溶ける糸を
比較している情報はネット上にたくさんあります。
スプリングスレッドと溶ける糸を
比較している情報はネット上にたくさんあります。
でも、わたくしはおおよそ比較対象にさえ
ならないと思っています。
ならないと思っています。
その雰囲気はスーパーカーと一輪車。
これらを無理やり比較しているようなものです。
これらを無理やり比較しているようなものです。
一輪車も車であることは事実かもしれませんが、
一般に考えられている車としては役に立ちませんよね。
一般に考えられている車としては役に立ちませんよね。
溶ける糸には多くの人が期待しているリフトアップ効果はない
それと同じようなもので、
溶ける糸は多くの人が糸の施術に期待している
本来の目的・リフトアップ効果が欠如しています。
溶ける糸は多くの人が糸の施術に期待している
本来の目的・リフトアップ効果が欠如しています。
溶ける糸には肌質などの改善効果はあるかもしれませんが、
長期的なリフトアップ効果は全くないと言えます。
長期的なリフトアップ効果は全くないと言えます。
一時的に上げることができたとしても、
溶けはじめると同時に元に戻って行くということは自明の理です。
溶けはじめると同時に元に戻って行くということは自明の理です。
コラーゲンでリフトアップ効果が持続するはずはない
「糸が溶けた後もコラーゲンが増えて
リフトアップ効果が持続する」
リフトアップ効果が持続する」
といったおとぎ話のような宣伝文句を
信じている人は理解力が乏しいと思います。
信じている人は理解力が乏しいと思います。
コラーゲンのようなミクロのもので、
頬っぺたのように重たいものが持ち上がるだなんて・・
頬っぺたのように重たいものが持ち上がるだなんて・・
まるで魔法ですよね。
昔話のクモの糸の話に出てくるように
クモの糸で人が持ち上がるという方が
よっぽどありそうな話です。
クモの糸で人が持ち上がるという方が
よっぽどありそうな話です。
一番効果があるのはスプリングスレッド!
美容外科や形成外科の医者が大勢集まって、
糸の話をする際に、共通する話があります。
糸の話をする際に、共通する話があります。
「圧倒的に一番効果があるのはスプリングスレッド。
でも、一番商売になるのは溶ける糸の施術。」
でも、一番商売になるのは溶ける糸の施術。」
「溶ける糸は長持ちしないので、
照射系・注入系などでつないでおいて、
半年~1年後にまた溶ける糸を入れる。
照射系・注入系などでつないでおいて、
半年~1年後にまた溶ける糸を入れる。
それを繰り返すのが一番お得。
(もちろんクリニックにとっては)」
(もちろんクリニックにとっては)」
ある特定の物事について、
業種によって、人によって、いろいろな考え方がある
というのはごく自然なことです。
業種によって、人によって、いろいろな考え方がある
というのはごく自然なことです。
スプリングスレッドは危険?
スプリングスレッドのような溶けない糸を
推奨している医者が極端に少ないのは、
安全に凸凹させずに入れることができる医者が
ほとんどいないということに起因しているようです。
推奨している医者が極端に少ないのは、
安全に凸凹させずに入れることができる医者が
ほとんどいないということに起因しているようです。
宣伝やネット情報は多数決がもの言う世界です。
大手美容外科や多くの医師は、
施術医師によって差が出にくい施術
(溶ける糸、ヒアルロン酸、照射系治療、プチ整形など)
を宣伝したがる傾向にあります。
施術医師によって差が出にくい施術
(溶ける糸、ヒアルロン酸、照射系治療、プチ整形など)
を宣伝したがる傾向にあります。
スプリングスレッドのような溶けない糸は、
変わり者の医者が細々と行っている危険な施術
という情報が多くみられます。
変わり者の医者が細々と行っている危険な施術
という情報が多くみられます。
溶ける糸の効果持続期間の不思議
さまざまな立場の人たちが
バラバラに違う意見を言っている
というのはまだまだ自然で健全です。
バラバラに違う意見を言っている
というのはまだまだ自然で健全です。
それに対して、溶ける糸の持続期間については、
ほとんど同じ意見でまとまっていて、
キチンと階段状になっているというのも極めて不自然です。
ほとんど同じ意見でまとまっていて、
キチンと階段状になっているというのも極めて不自然です。
メーカーさん・業者さんは
「1年持つ、2年持つ」と言っていて、
「1年持つ、2年持つ」と言っていて、
美容外科医や形成外科医は、
「溶ける糸は持って1~2ヶ月でしょ。
でもメーカーさんが1年って言ってるんだから、
患者さんには1年って説明すればいいのよ。」
と、飲み会で本音でトークしていて、
「溶ける糸は持って1~2ヶ月でしょ。
でもメーカーさんが1年って言ってるんだから、
患者さんには1年って説明すればいいのよ。」
と、飲み会で本音でトークしていて、
実際に施術を受けた患者さんは、
「腫れてる期間しか効果らしいものを感じなかった。
ただ腫れただけで効果はなかった。」
と言っている・・
「腫れてる期間しか効果らしいものを感じなかった。
ただ腫れただけで効果はなかった。」
と言っている・・
なんて感じでしょうか?
実際、外来の現場でそっくりな話を毎日聞いています。
実際、外来の現場でそっくりな話を毎日聞いています。
業者さん・メーカーさんというものは、
「糸が売れればそれでいい」
というシンプルな考えでしょうし、
いわば現場の人間ではありません。
「糸が売れればそれでいい」
というシンプルな考えでしょうし、
いわば現場の人間ではありません。
溶けない糸の効果の持続期間は、
医者と患者さんからすると0~2ヶ月くらい。
少しひいき目にみても0~3か月くらい。
それが本当の持続期間・実力ではないでしょうか?
医者と患者さんからすると0~2ヶ月くらい。
少しひいき目にみても0~3か月くらい。
それが本当の持続期間・実力ではないでしょうか?
スプリングスレッドの効果持続期間
逆にスプリングスレッドの持続期間については、
絶賛の驚きの話が毎日のように聞かれています。
絶賛の驚きの話が毎日のように聞かれています。
先日も、
「旦那さんが4年前に六本木境クリニックで
スプリングスレッドを入れたところ、
妙に老けなくなった。自分も入れたい」
「旦那さんが4年前に六本木境クリニックで
スプリングスレッドを入れたところ、
妙に老けなくなった。自分も入れたい」
という女性が来院されたばかりです。