続・スプリングスレッドよりも切るフェイスリフト

ほうれい線やマリオネットラインにはスプリングスレッド

前回のブログ記事から、「激やせしたら、お顔の皮膚がたるんで、ほうれい線やマリオネットラインが気になるようになってしまった。切るフェイスリフトで皮膚を切り取らないと改善できませんよね?糸じゃ無理ですよね?」と言う質問に対する答えを考えてきました。

お顔の皮膚がたるんで・・などとよく用いられますが、皮膚のたるみとは化粧品業界や美容皮膚科的な施術を意識している言葉のように思えます。

本当は皮膚だけじゃなくて、靭帯などの支持組織までを含めたお顔のいろいろなものがたるんでいるんですよね。

わたくしの答えは、切るフェイスリフトよりも、むしろ、強力な糸のリフトアップ施術・スプリングスレッドのほうがほうれい線やマリオネットラインのような正面の効果があると言ったものでした。

スプリングスレッドではあまった皮膚を切り取れない?

でも、スプリングスレッドではあまった皮膚を切り取れないじゃないか?ですって、ごもっともな意見に聞こえますよね。誰でも同じ疑問を持つものです。

わたくしも8年前スプリングスレッドを始めたばかりのころ、たるみの程度が強い人にはSMASを縫い縮める切るフェイスリフトと併用していました。

でも、何例か行ううちに、スプリングスレッドをバランスよく挙げることだけに専念したほうが正面の効果をより強くより長く実感していただけることに気付きました。

フェイスリフトと糸の併用は糸の効果がなくなったとき意味がある?

そして、何でも毎回真剣に行い続けていると、どんどん上達して上手くなってきます。スプリングスレッドだけでとても良い結果を出せるようになった今となっては、

「糸と切るフェイスリフトを併用する意義は、糸のリフトアップ効果がまったくなくなった時に効果らしいものを少しでも残したいから・・そうしている」としか考えられません。

溶ける糸のリフトアップ施術では溶け始めるとともにどんどん効果がなくなって行き、完全に糸が溶けるよりもずっと早く元に戻ってしまうでしょうし、

溶けない糸でも伸び縮みがないのであれば、顔の動きとともにだんだんとゆるんで戻ってしまうでしょう。

切るフェイスリフト手術の欠点

それでは、実際に切るフェイスリフトでガッツリ皮膚を切り取るとどうなるのでしょうか?

耳の前の皮膚をガッツリ取ると前述のように耳が変形しやすいです。また、側頭部の頭皮をガッツリ取ってしまうと、側頭部がはげやすいです。

実際に切るフェイスリフト後の人で側頭部がガッツリはげている人は傷跡が幅広く、この幅広い傷跡の部分が大きなはげに見えるようです。そして、側頭部の皮膚をたくさんとられてしまっているので、なかなか治療が難しいです。

側頭部に大きなはげができて、しかも治せないとなると、かならず叱られますから、切るフェイスリフトでは側頭部の皮膚はほとんど切り取らずに余らせていることが多いです。

切るフェイスリフト手術をたくさんやっていて、いろいろなことに詳しい有名な先生の手術では側頭部の皮膚があまって、傷の上の側頭部の皮膚が階段状にポコッとふくらんでいる人が多いのはそのためです。

それじゃあ、スプリングスレッドではどうなるのか?ですって・・スプリングスレッドではまんべんなくなだらかに持ち上がっているので、お顔の皮膚のあまり・たるみは側頭部にまんべんなく吸収されて目立ちません。

 

有名な医師の切るフェイスリフト後によく見られる皮膚の余り、傷跡の上が階段状に急に膨らんでいることが多い。

スプリングスレッドについてはこちら

https://www.teachings-facelift.com/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/slack/spring/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_spring/