有名クリニックで“医師免許を持たない人”が
「刺青レーザー除去治療を施術していた」
というニュースがありました。
サロンなどでもさまざまな医療機器を用いている現状がありますが
レーザー系の治療はどのようなものであっても
やけどを生じることもあって、間違いなく医療行為です。
特に刺青・タトゥーのレーザー除去治療では
多かれ少なかれ必ずやけどを生じますので
グレーゾーンではなく、完全に黒であると思います。
医師免許というものは重たいものです。
6年間医学部で勉強しても言わば仮免許のようなもので
研修医の頃、上司にくっついているだけで何も分からない頃から
上司と一緒に患者さんの家族から「人殺し~」と怒鳴られながら
人の生き死にのかかった非常に厳しい現場で実地を積んで
さらに、そのような現場の責任者として経験を積んで本物になって行く・・・
医師免許証とはそれほど重たいものなのです。
素人だけどよく勉強していますというような人とは
大きな差があって当然ですので
やはり明らかな医療行為は医師免許が前提であると言えます。
もちろん、捕まった医師やまわりの方、患者さんも本当に気の毒だと思います。
しかし、わたくしはこのようなニュースがでること自体は良いことだと思います。
今まで、業界自体があまりにもずさんでしたので、かえって良かったです。
こういうところから問題となった方がかえって
業界自体のクオリティーが改善されると思います。
クオリティーが上がると当然、たくさんの患者さんが来て下さるようになり
市場規模も大きくなって美容医療全体の未来のためにもなると言えます。