刺青・タトゥー除去のイメージ戦略

この仕事をしていると、いつも言葉の力におどろかされます。言葉の力と戦うことは容易ではありません。

例えば、刺青やタトゥー除去のイメージ戦略では「レーザーですよ」「切りませんよ」「手術ではありませんよ」

→素人には無傷でキレイに消えるイメージなのでしょうか？

「切除ですよ」 →切るので墨は全部完全になくなります。皮膚はのびますというイメージ？

「植皮ですよ」「皮膚を植え直します」 →リセットできるイメージ？などなど・・・

それぞれが患者さんの潜在的意識が理想とするところを上手くついています。

「削皮」 →皮膚剥削は皮膚を剥ぎます。削ります。こわいですよ。痛いですよ。

削皮ですら“アブレーション”と英語表記して怖さをなくすイメージ戦略もあるようです。耳ざわりが良い方が勝ちなのでしょうか？わたくしはそうは思いません。最近は、患者さんも色々な知識をお持ちの方が多く “安易に耳ざわりの良いものに飛びつくと、ひどい目にあう” ということに気づいているようです。

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