今まで数回テレビに取材を受けましたが
そのほとんどが刺青除去治療についてでした。

常に「刺青は簡単に取れませんよ。安易に入れないでください」
といった啓蒙的な内容が多く・・・

基本的にはテレビ局の考えにいつも大賛成です。
どんな病気やけがでも予防医療が一番大切ですよね。

刺青・タトゥー除去でひどい目に会っている人たちから
常に相談を受けていて、確信したことは、

一番良いのは入れない事
二番目に良いのは取らない事
三番目は上手く削皮すること
四番目はジグザグ切除
五から九までがなくて
十番目がレーザー

ということです。

でも、テレビ局の収録で
わたくしも出演した刺青除去の特集で
患者さんが手術中に「ギュッと手を握る」映像があったのですが
これは完全に「やらせ」でした。

テレビ局のディレクターさん
「痛いですか?」

患者さん
「いえ、痛くないです。」

ディレクターさん
「ギュッと手を握ってください。もっと強く・・・痛そうな感じで・・・
今まで一番痛かったことや、つらかったこと、悔しかったことを思い出しながら」

実はそのようなやり取りの中、そんな感じで撮影していました。
でも・・刺青を安易に入れない・安易に取らない風潮になれば
ひどい目に会う人が確実に減るので
わたくしとしてはうれしい限りです。

DSCN1417

刺青除去治療でテレビの報道番組に出たときの映像