左前腕のタトゥー分割切除途中相談でした。
左前腕にあるタトゥーのご相談で来院されました。
タトゥー・刺青の分割切除で有名なクリニックの除去相談で、
「分割切除2回」と言われ、
1回目の分割切除手術で皮膚がパツンパツンになったそうです。
「皮膚が伸びたら2回目の手術を予約してください」
と、言われたそうですが、いつまでも皮膚が伸びず、
2回目の分割切除手術を予約できない状態で、
先行きが見えず、不安感にさいなまれている
といったご相談でした。
分割切除手術から2年も経つのに時々糸が出てきて
今でもジワジワと瘢痕の幅が広がっているそうです。
また、瘢痕(傷あと)の幅が広がるに応じて
パツンパツン感は減っているそうです。
実は、皮膚が伸びるのではなく、
傷あとが伸びているのですが・・・
「テープを数年貼ってください」
と言われたという方からの相談も多いのですが、
もし、テープに効果があるとしたら、その意味も分かります。
でも、テープは“儀式”という側面も強く・・・
患者さんに治療に参加していただいて
責任を分担してもらう“まじない”的なものでもあると思います。
少なくとも、タトゥー・刺青の分割切除のように幅広く切除した場合の効果については・・・
かなり疑問です。