先日、某有名クリニックで胸のタトゥーの分割切除を3回受けて、
ケロイド状になってしまったという方が相談にみえました。
手術を行った先生に相談したところ
「体質」と言われたそうです。
本当はどう考えても「医者の責任」ですよね。
胸のようなケロイドになりやすい部位を
広い幅で切除するとは、必ず100%ケロイドですよね。
よくいう「ケロイド体質」というものは
本当はめったに存在しません。
形成外科の外来で診ていても
間違いなくケロイド体質と言える方は本当に少ない。
また、「たまたま」とか「偶然」とか「なることもある」
と言った表現もよく聞くのですが、そのような表現って、
本来ですと、起きる確立が1割前後の事象に使うものですよね。
また、話は変わるのですが、
胸の刺青・タトゥーに切除をおこなうと、
胸の形が左右非対称になるという問題が生じがちです。
たとえ何回に分けて切除したとしても、そのリスクは変わりません。
胸の刺青やタトゥーの切除を受けて、乳首が上がってしまった
という方からの相談も非常に多いものです。
「しばらく待っていると皮膚が伸びますよ。大丈夫ですよ。」
という説明は、皮膚が伸びることではなく
心が伸びてあきらめてくれることを前提としているのです。
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