刺青・タトゥー切除後のテープ治療について考えていたのですが、
どうも、傷跡が汚いのを納得してもらったり
分割切除を途中であきらめてもらう儀式のようなもの
といった側面もあることが分かってきました。

自分も治療に参加して
テープを一生懸命はって
でもテープまけして
結局、分割切除の途中であきらめたり
テープをはっていたが
貼り方が悪かったのか
かゆくて自分が勝手にやめたのが悪かったのか
根性がなかったのか・・・・

タトゥーや刺青を取る人って
どうも自分を責めるクセがついているようにも思います。

若いころにやったことで
いつまでも自分を責めないでください。

傷跡が開いて幅広くなったり
盛り上がってケロイド状になったり
赤黒い傷跡になったりしても・・・
それでも刺青の大部分が残っていたり・・・

そんな場合、患者さんに治療に参加していただいた方が
納得したり・受容されやすい。

その正体は「こころの治療」です。
(ひょっとすると・・・だましの手口の一つ)

きずあとの運命は体質やテープの貼り方ではなく、医者の責任。
当然、皮膚を切り取る幅で運命は決まります。

大き目の刺青・タトゥー切除での良い結果は皆無だと思われます。

 

2-7_儀式