刺青やタトゥーの除去治療のなかに分割切除術というものがあります。
今回は刺青やタトゥーの分割切除について考えてみます。
多くの医療機関で昔ながらの刺青・タトゥーの分割切除手術がおこなわれていて
非常にひどい目に遭っている人が多いようです。
「2~3回に分けて分割切除します」
「皮膚は伸びます」
といううたい文句をよく見かけますが、
他院で刺青・タトゥーの分割切除を受けた方や
受けている途中という方の診察をしていますと、
どう考えても皮膚は伸びていなくて、
それどころか常に引っ張られて、
分割切除の回数がかさむにつれて
どんどん突っ張りが激しくなっているとしか思えません。
刺青・タトゥーの分割切除を受けた方から
よく聞かれる意見としては
「タオルで縛られたような絞扼感や手のしびれ・冷感」
といったものが多く、このことが、ある意味、
上述のことを裏付けていると思います。
でも、他覚所見ではなく、自覚症状ですので、
「客観的な証拠とは言いがたい」
といったところでしょうか?
他人には分からない、
自分にしか分からない症状であるのをいいことに、
医者に相談しても
「日にち薬ですので待ってください」
という雰囲気で扱われるケースが多いようです。
永遠に・・・そして、途中で相談しても多分・・
「あなたが契約したのでしょ。
あなたが自分で刺青・タトゥーの分割切除手術を受けるとサインしたのでしょ。
契約書に小さな字でリスクも羅列していたでしょ。
読まない方が悪いんですよ。
あなたが、太ったから傷跡が引っ張られて汚くなったんでしょ。
痛くなったんでしょ。
手術前に、体重落とした方がいいって言ったでしょ。
そもそも、自分で入れたんでしょ。」
といった雰囲気で扱われるでしょう・・
他のクリニックで刺青やタトゥーの分割切除を受けたり、
分割切除の途中だったりという患者さんが
六本木境クリニックには大勢来られますが、
ほぼ全員が患者さん自身のせいにされたそうです。
切ったのは医者なのに・・・
どう考えても100%医者のせいですよね。
大丈夫でしょうか?
大きな刺青・タトゥーを切除しているお医者さんは
あきらかに自分が何をやっているのか
分かっている確信犯ですよね。
多くの医師がおこなっているからといって
正しいこととは限りません。
世の中で、たくさんの専門家が推奨しているのだから
絶対に良い治療だろう・・とか
多くの人が嘘をつき続けることは不可能だといった認識、
あたかも多数決が正しいかのような誤認があります。
でも、金銭・利益がからむと事情は異なってきます。
「あきらかに切除を受ける患者さんはかわいそうだけど、
外科系の多くの医師ができる手技だし、
偉い先生方も似たようなことをしているし・・
そもそも、自分で入れたものじゃないか?
ひどい目に遭っても仕方ないでしょ。
病院やクリニックも企業なので、
売り上げを上げて生き残らないと・・
今月の売り上げが厳しいし、
目の前の一人がかわいそうな目に会っても・・やるしかない・・
その分、まじめに生きてきて病気になった人や
生まれついての病気の子供たちに全力投球していたら、
神様も許してくれるかも・・
刺青やタトゥーを入れてる人は自業自得ということで・・・」
医者の心理とはこのようなものでしょうか?
本当にここは法治国家日本なのでしょうか?
刺青やタトゥーの分割切除の途中で
電車の中で傷口が裂けて出血したり、
3年前からの分割切除途中で今なお傷口が裂け続けている
という人も実際にいたりします・・
本当に地獄絵図を地で行く手術ですよね。
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学会で新潟に行って、
お土産に笹だんごを買いました。