刺青やタトゥー特集の雑誌を読んだ話の続きです。
有名な彫師さんのインタビュー記事も載っていました。

刺青というものは大昔と言える縄文時代からあって、
昔は部族・呪術・階級・処罰など色々な要素があったようです。

また、儒教では体に傷をつけてはいけないので
武士は刺青を入れなかったそうです。

罪人の証として彫られていた墨は昔からずっとあって
そのイメージが今でも定着しているようです。
その場合には「入れ墨」と言ったそうです。

他の理由で彫る場合には、
刑罰で入れられる「入れ墨」と区別するために
「彫りもの」と言われたそうです。

「刺青」という言葉は、
作家の谷崎潤一郎さんが作った言葉なのだそうです。

江戸時代から昭和23年まではずっと刺青は非合法だったので、
お上には明治以降もずっと
武士の時代の儒教的な流れから続く否定的な考えが継承されていたそうです。

現在では、マスコミが前科者のイメージを植え付けている。
と、この方はおっしゃっていました。
もう一人の有名な彫師は、
「彫師というものは、人様の体に
生涯消えない仕事をさせていただく大変な仕事だ」

と、本当にまじめな意見を書かれていました。

でも、刺青やタトゥーって医学的には
間違いなくキズでもありますよね。
墨を入れる場合には必ずキズもついています。

彫師のライセンス制についての意見もありましたが
申請したらほとんどの人が通るような制度ですと
全然意味がないと言えます。

医者としての立場で考えると
形式や体裁を整えるだけで終わるのであれば無意味に近く、
刺青やタトゥーを彫ること自体が人の体に傷をつける行為ですので
人体や医学の一通りのことを学ぶ必要があると思いますが、
いかがでしょうか?

体裁だけを整えて
人体や医学知識のように本当に大切なことを覆い隠す
臭いものにはフタ的な発想ですと
ライセンス制度によって
逆にどんどん被害者が増えるようにも思います。

また、未成年や精神的に不安定な人に
刺青やタトゥーを入れた場合には
ライセンス停止などの措置も必要になると思います。

わたくしはそれどころか
後で刺青やタトゥーを取りたくなる人の割合が多い彫師さんの場合には
それ自体で大問題だと思います。

彫師さんも刺青やタトゥーを入れる人も
本当に慎重すぎるくらいに、慎重に慎重に行わないと
大昔からの伝統が潰えることになりかねないと思います。

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このあざやかなブルーのアジサイ、すごい迫力です。
造花ではありません。