わたくしは、自分が今後もずっと
刺青やタトゥーの除去治療を続けて行くことが
最上級のハッピーだとは、どう考えても思えません。

刺青やタトゥーを除去しなくてもよい社会
刺青やタトゥーを入れていても一切差別されない社会
まるで魔女狩りか、隠れキリシタンのように
隠れてコソコソしなくてもよい社会

そんな風になったらいいのに・・と考えています。

本当にほとんどの外科医・医者って
基本的にはそんなもんです。

目先の売り上げや利益なんて小さなことよりも
患者さんのことを考えたり
自分の損得よりも大きなことを
考えている人が多いと思います。

実際に、病気自体がなくなるような
研究をしている人もたくさんいると思います。

今後、東京オリンピックもあるし
海外からタトゥーを入れている人がたくさん来てくれます。

これってめったにない機会ですよね。
刺青・タトゥー差別を全てウソのように
リセットする大変革のチャンスかもしれません。
タトゥー差別撤廃賛成!

こうも思います。
魔法のようなレーザー機器や治療法が開発されて
刺青やタトゥーが自由自在に除去できるようになったら
どんなにいいだろう。

本当にたくさんの人が喜ぶと思います。

刺青・タトゥーのレーザー除去治療に
否定的な意見ばかり書いているからといって

わたくしが刺青・タトゥー除去レーザーに
全く興味がないというわけではありません。

現在の刺青・タトゥー除去レーザーの
実力が甚だしく問題だと思っているだけです。

むしろ、
全然不甲斐ないな、もうちょっとどうにかならないかな~
と常に歯がゆく思っています。

当然、最新の刺青・タトゥー除去レーザーにも
すごく興味があります。

学会でも、
最新の刺青・タトゥー除去レーザー・ピコレーザーに関する講演は、
日程的に聞けるものであれば全て聞いている
と言っても過言ではありません。

もちろん、最新の刺青・タトゥー除去レーザー・ピコレーザーは
今までの除去レーザーと比較すると、
ずっと切れ味が良いというか・・
間違いなく良く効きそうです。

しかし、不満な点もあって、
何というか・・
どう考えても、レーザーの特徴と思われる範疇を
抜け出せていないように思えるのです。

要するに、刺青・タトゥーを「消す・無くす」治療ではなく
「薄くする」治療に過ぎないということです。

その証拠に、学会の講演で用いられた症例写真には
消えている・治療が終了している・除去が完了している
と思える写真はほとんどありませんでした。

今までに学会で発表された
最新の刺青・タトゥー除去レーザーの
術後の写真全てが、
素人でも玄人でも誰が見ても
ほとんど治療の途中にしか見えないということです。

学会とは当然ながら、
一番結果が良かった症例写真を出すところですので・・

治療途中の写真を出すはずがなく・・
ましてや悪い結果をわざわざ出すということは皆無でしょう・・

ですから、案外、
治療途中のように見える写真が
本当はゴールなのか・・
または、ゴールに近い状態なのかもしれません・・

ここで要注意なのは、
海外で入れられたタトゥーには、
日本の常識で考えるとビックリするほど
タトゥー除去レーザーがよく効くものがある
と思えることです。

色々な刺青やタトゥーの除去レーザー後の
相談を毎日受けていると、
どうも・・そのように感じられます。

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初夏の木々の隙間から見上げた THE ROPPONGI TOKYO。