刺青・タトゥー除去希望の人を紹介するよ

美容外科学会総会で刺青・タトゥー除去の削皮・剥皮について発表

2017年9月、札幌で行われた形成外科系の美容外科学会(JSAPS)で、刺青・タトゥー除去治療の削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)について、発表させていただきました。まだ9月でしたが、札幌の夜は本当に寒かったです。

会場が札幌だったため多くの先生方にとって非常に遠く、また、千歳空港から会場までがまた遠く、さらに、わたくしの発表が一番最後の方の演題だったこともあって・・残念ながら会場はガラガラでした・・

でも、最後まで学会場に残っていらっしゃった先生方には、好評をいただいたように思います。

六本木境クリニックのマネをした刺青・タトゥー削皮・剥皮

そして、発表が終わった後、元大学教授の有名な先生から、

六本木境クリニックのマネをして刺青やタトゥーの削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)を行っているクリニックがあって、そのクリニックの削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)を受けて失敗され大変な目にあっている被害者の方がたくさんいるんですよ。

ですから、来年のJSAS(もう一つの美容外科学会)で、削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)について詳細に分かりやすく発表してもらえませんか。

とおっしゃっていただきました。

また、わたくしの発表の次に発表された先生からは、

「今回の学会では、いろいろとすごい発表があったのですが、六本木境クリニックの境先生の削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)による刺青・タトゥー除去治療の写真・画像には衝撃を受けました。」

とおっしゃっていただきました。

患者さんは食い物じゃない

さらに、わたくしの削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)による刺青・タトゥー除去治療の発表を見てくださったある先輩医師からは、

うちのクリニックに刺青・タトゥー除去治療を希望する患者さんが来られたら、六本木境クリニックを紹介するよ。」

とおっしゃっていただきました。

でも、その先生はご自分のクリニックでも刺青・タトゥー除去治療をたくさん行っているはずです。それで・・

「先生も刺青やタトゥーの除去治療をたくさんなさっていますよね?それなのに、六本木境クリニックを患者さんに紹介してくださるんですか?」

とわたくしがお聞きすると、

「いやいや、境くんには勝てないよ~。

ぜひ紹介させてよ~。別に患者さんは食いものじゃないんだからさ~

紹介したことで、うちのクリニックの売り上げが落ちたとしても、他でカバーしたらいいんですよ~。

自分よりも明らかに上手い医師がいたら、そこに紹介するのが医者として当然の義務ですよ~。」

とおっしゃられました。

美容外科医も立派な先輩方が多い

ありがとうございます。
立派な先輩からそう言っていただけると、決意を新たに「明日からまた頑張ろう」という気持ちになります。

美容医療って、もしかしたら・・・まるで全員が金儲け主義であるかのように斜めに見られているかもしれませんが、他の医療の分野に負けず劣らず、後輩が後ろから姿を見ていると背筋がピンと伸びるような先輩方がたくさんいらっしゃいます。

ご自分の知識や技術を惜しげもなく丁寧に手取り足取り教えてくださったすごい先輩もいらっしゃって、わたくしが申し訳なさそうにしていたら、

「君も後輩に同じようにしてあげればいいんですよ。」

とおっしゃくださって・・本当にかっこ良かったです。

まるで、「歴史ってこのような営みからできているんだよ。先輩から後輩へと累々と紡ぐものなんだよ。」とでも言われているかのような、おごそかな雰囲気でした。

わたくしも最近、特に若い先生方から質問されると、丁寧に答えるようになりました。

現在50歳ですが・・50にして耳従うとでも言うのでしょうか?

ちょっとニュアンスが違いますかね・・

刺青・タトゥー除去治療、特に削皮・剥皮はとても難しい

刺青・タトゥー除去治療はとても難しい分野です。たくさんの治療方法がありますが、その中でも、削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)は医師であれば誰でもできるというものではありません。

削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)は熱傷(やけど)の手術や治療をたくさん行ったことのある医師以外には理解するのが難しいでしょう。そのような経験の無い医師は安易に手を出してはいけない手術だと思います。

他のクリニックで削皮・剥皮による刺青・タトゥー除去治療を受けて、失敗と言えるほどひどい結果になってしまった方々が、六本木境クリニックに相談に来られています。

削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)はミクロ単位の違いによって、結果に大きな差が生じてきます。この世はばい菌だらけで皮膚はばい菌に対するバリアです。

その大切なばい菌に対するバリアをわざわざ破壊する削皮・剥皮という手術はあらゆる手術のなかでも特に責任重大ですし、削る深さを失敗すると死活問題となりかねないのです

刺青・タトゥー除去治療の削皮・剥皮についての今後の学会活動

ちなみに、2018年4月、福岡の第61回形成外科総会にも刺青・タトゥー除去治療の削皮・剥皮(皮膚剥削術・アブレーション)について発表しました。そして、その後、座長の先生からの推薦で雑誌「形成外科」の論文依頼をいただきました。

また、2019年2月横浜で行われる第24回形成外科手術手技学会へは刺青・タトゥー除去治療について講演で呼んでいただいています。

実は最近、別の雑誌PEPARSからスプリングスレッドの論文依頼もいただきました。またまたいそがしくなりそうです。

 

レーザーによる刺青・タトゥー削皮・剥皮、熱損傷で不必要に深くなると思われる。

電気メスによる刺青・タトゥー削皮・剥皮、熱損傷で不必要に深くなると思われる。

 

刺青・タトゥー除去についてはこちら

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