眉下切開で眉頭側の傷跡が目立つと悲惨
前回はスプリングスレッドの結果に不満な人の話でしたが、今回は六本木境クリニックの眉下切開に不満な人の話です。
12年前、わたくしは九州の田舎の病院で高齢者の眉下切開からはじめましたが、1例目や2例目からかなり上手くできたので、眉下切開はとても良い手術だという思い込みが非常に強いんですよね。
でも、最近、六本木境クリニックでは眉下切開の他院修正手術がどんどん増えていて、かえって現実がよく見えるようになりました。
眉下切開って、少しでも傷跡が目立つと間違いなく悲惨な手術ですよね。特に眉頭側の傷跡が目立つと大変悲惨です。
眉下切開は傷跡が目立つだけで失敗されたと思われる手術です。
眉下切開で外側だけ切られるとひきつれる
そして、眉頭側の傷跡が目立つと非常に悲惨であるということはネット画像に眉頭側のひどい傷跡がたくさんあって、医者にも患者さんにも有名なのか、眉頭側をさけるように眉毛の外側だけを切る眉下切開が多いようです。
そのため、眉下切開を受けた人には、まぶたが外側に向かって引っ張られてひきつれている人が多いと言えます。
まぶたが外側に向けて引っ張られてひきつれると内側の二重ラインの上に斜めに走る変な線が入っている人が多く見られます。
この斜めの変な線は常にクッキリと見えるようなひどいものから、まばたきをするたびに出現するような軽度のものまでがあって、軽度のものはインスタやブログのモニター症例写真・画像では見えません。
でも、本人に会うとまばたきのときにピッピッと現れて、「ああ、これか」って感じです。特徴的で分かりやすく不自然なイメージを持ちます。
そうはならなくても、眉下切開で、まぶたが外側に引っ張られてひきつれた場合には、「吊り目になった」「にらんだような目になった」「目つきが悪くなった」「意地悪な顔になった」「内側のたるみが強くなった」「肝心の内側のたるみが取れていない」などと言った感想になることが多いようです。
外側だけ切った眉下切開では多かれ少なかれ、そのような傾向があることは間違いなさそうに思います。
そして、眉下切開はまぶたが外側にひきつれて吊り目になったら受けた人からは失敗されたと思われます。
眉下切開で真皮縫合が強すぎる場合
また、他院眉下切開後相談では、眉毛の下に信じられないくらい強い真皮縫合をかけられている人もいて、眉毛の下に規則正しくならんだギャザーのようなくぼみはまるでイモムシか昆虫の腹を連想させます。
まぶたに強い真皮縫合をかけられてしまうと、だんだんなだらかになったりはせず、非常に長期間にわたって何か月も残ってしまうので、これもまた悲惨です。
このような場合に眉下切開を執刀した医師はたいてい「だんだんなじんでなだらかになってきますので、待ってください」と説明しますが、ずーっと待たされることになってしまいます。
腕に自信がある形成外科医が眉下切開を何度行っても、傷跡がキレイにならない場合、ムキになって真皮縫合を強くかけてしまう傾向があります。
でも、眉下切開で真皮縫合を強くかけてしまうだけでも、ある意味失敗だと言えそうです。
結局、眉下切開は執刀医の技術次第
ここまで、眉下切開の悪い結果・失敗の3つのパターン(眉頭の傷跡が目立つこと・まぶたが外側にひきつれること・真意縫合が強すぎること)について考えてきました。
でも、六本木境クリニックの眉下切開では少なくともそのようなことはありません。もちろん、仕上がりの個人差はほとんど医師の個人差・技術の差だと言えますが、
感じ方の個人差は人によって百倍もの差があることは否めませんし、ケース・バイ・ケースと言ってしまえば何にでもあてはまるので、とても楽です。
ですが、六本木境クリニックの眉下切開で不満に感じる人の傾向は意外にもハッキリしています。六本木境クリニックの眉下切開では、術前にまぶたの手術を何も受けたことがない人で不満な人は極めてまれです。
反対に二重埋没・切開・眼瞼下垂の手術や他院の眉下切開など、当院で眉下切開を受ける前に、まぶたの手術を何か受けたことがある場合には、不満な人の割合は何も手術を受けたことがない人よりもけた違いに多いようです。
前のお医者さんがどう切ってどう縫っているのか分からないし、ずーっと前の手術であったとしても、まるで複合手術であるかのように結果が読みづらいですよね。
まるで柔道の合わせ技一本のように、前医の手術と六本木境クリニックの眉下切開を足して失敗と言った感じです。
六本木境クリニックで眉下切開を受けた後、前医で作った二重ラインがなんだか不自然になり、二重ラインで修正するケースがたまにあります。
眉下切開についてはこちら
https://www.problem-eyelid.net/
https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/