若くてまぶたが厚ぼったいかたから眉下切開についての質問
六本木境クリニックの眉下切開ではオーダーメイドのように1人1人の顔だちやまぶた・眉毛の状態を診て切り方や縫い方を少しずつ変えていただけますよね。
わたしはまぶたが若い頃から厚ぼったい方なので眉下切開のとき脂肪や眼輪筋を取ったほうがいいのでしょうか?
眉下切開についての質問への回答
申し訳ありません。わたくしは眉下切開でもスプリングスレッドでも、患者さん1人1人に合わせて術式を変えるのではなく、執刀医が慣れたやり方でずーっと行うほうが良い結果が出るように思っております。
「眉下切開のとき、眼輪筋や脂肪などを取った方が後戻りが少なくて効果もあり、スッキリするのではありませんか?」そのような相談が多く聞かれます。
眉下切開での眼輪筋操作の違いによる内出血の頻度の差
先日の学会で次のような話が出ました。眉下切開をたくさんやっている先生が、年齢層を上下2つに分けた場合、高齢の人たちの方が若い人よりも内出血の頻度が高く、比較するとおよそ2倍であったそうです。
一方、その先生のお話しによると驚くべきことに、眉下切開で眼輪筋切離(切るだけ)と眼輪筋切除(切り取ること)の間には約8倍の内出血の頻度の差があるそうです。
それでは、わたくしの眉下切開のように眼輪筋にキズつけない場合と眼輪筋を切除する場合にはどうなんでしょうか?内出血の頻度に20倍くらいの差があったりはしないのでしょうか?頻度だけではなくて程度も同じくらい差があると言うことは十分にありえますよね。
眼輪筋の下の脂肪まで切除すると内出血の程度に30倍から40倍くらい開きがあったりはしないのでしょうか?
眉下切開のダウンタイム
また、内出血がひどくても時間の問題・・だと一般的には思われていますし、わたくしも最悪1週間で十分化粧をして社会復帰できますし、2週間待てば自分でも気にならなくなるので、ほとんど問題ないと思っていましたが、
それはあくまで、皮膚だけを切除している六本木境クリニックの眉下切開のような場合かもしれません。
眉下切開では筋肉や脂肪を取らなくても皮膚だけ取っても十分スッキリしますし・・後戻りや効果についてはマッスルプリケーション(マッスルプライケーション?)と言う筋肉の折り畳み縫いで十二分に納得の効果が出せると思います。
※わたくしは筋肉の折り畳み縫いのことをマッスルプリケーションってずーっと言っていましたが、先日、英語ができそうな先生が、学会でマッスルプライケーションと発音されていました。
眉下切開のダウンタイムと最終結果
他院で眉下切開を受けた人で、あまりにもダウンタイムがひどい場合には1か月以上と言う話も聞きます。
また、内出血がひどい場合にはしみが残ったり、皮膚の下が固い部分(皮下硬結)が残ったりすることすらあるそうです。どうも・・最終結果が良ければ途中経過はどうでもいいというわけにはいかないようです。
そして、血管だけでなく神経も並走しています。血管や神経は奥に行けば行くほど太くて大切なものが走っており、皮膚だけでなく、眼輪筋や脂肪まで傷つけると同時に重要な太い神経・血管が損傷する確率が高くなります。
大切な神経を痛めて痛みや違和感などの症状が残ってしまっては大変です。
そもそも、わざわざダウンタイムが長いほうが良いような人などいませんから、内出血がひどい医療機関で眉下切開の手術を受けたい人など誰もいません。
眉下切開についてはこちら
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