六本木境クリニックには毎日のようにいろんな質問メールが来ます。

今回、多くの方々が知りたいような質問メールが来ていましたので、ご紹介したいと思います。

持病があって、最近体調不良で激ヤセした結果、ほうれい線 口元のしわやほほのたるみ・まぶたのくぼみ・・顔全体のたるみが気になるようになってしまいました。

有名クリニックでヒアルロン酸を注入されました。直後はまあまあ良かったのですが、だんだんふくらんできました。

結局、何だかバランスが悪く膨らんで、ただむくんだように見えるだけの残念な結果となりました。

先生がブログで書かれているように重力で移動したり、残ってほしいところにはボリュームが残らず、残ってほしくないところにボリュームが残ったイメージとでも言うのでしょうか?

また、お肌が薄いため糸には向かないと言われたこともあります。

効果があって、なおかつ効果が長期間持続する方法が希望ですが、スプリングスレッドや眉下切開でしょうか?


そうですよね。わたくしも効果と効果の持続・長持ちの両方がご希望でしたら、眉下切開やスプリングスレッドしかないと思います。

でも、スプリングスレッドは大変な大手術で感染のリスクもありますので何かしらの持病のある方には特におすすめできません。

かと言って・・ほうれい線・マリオネットライン・口回りなどお顔の下半分には二番目におすすめのものがわたくしには想像もできません。

また、今まで78歳までの方がスプリングスレッドを受けたことがあります。

手遅れは全くありませんので、まずは体調の改善を待ってみられてはいががでしょうか?

一方、眉下切開のほうは全く大手術ではなく、眉下切開で感染した人も今まで誰もいませんので
持病のあるかたに対しても比較的おすすめしやすい手術です。

わたくしが、まぶたのくぼみに関して、まず第一選択としておすすめなのは眉下切開です。

このことは意外にも多くの医師から不思議がられています。

指などで眉毛の部分を持ち上げる眉下切開のシミュレーションではまぶたはくぼんでしまいますので、多くの医師がくぼみ目に眉下切開を行うことをためらう傾向にあります。

シミュレーションでは皮膚の内側(奥側)にある軟部組織も一緒に持ち上げてしまうのでくぼみ目が強調されますが実際に眉下切開の手術を受けると皮膚が切り取られて少なくなり、テント状にピンと張ります。

いわゆるテンティングと言う現象が起こりますのでくぼみはピンと張った皮膚で改善される・・と言うわけです。

でも・・特にくぼみの程度が高度の場合、診察してみないことには眉下切開だけでくぼみ目が改善できるのか眉下切開+挙筋前転のような方法が良いのかは断言できません。

そして、眉下切開ではまぶたのくぼみだけでなく、目じりのしわやひたいのしわも激減してお顔上半分が劇的に若返ります。

目を中心にお顔の上半分が若返っただけでずいぶんとお顔全体の印象が変わると思います。

スプリングスレッドは感染のリスクもある大手術で特に持病のあるかたにはおすすめできないことを前述しましたが・・

反対に眉下切開は感染した人はだれもいないし、わたくしの場合、15歳から95歳までに対して眉下切開を行ったことがあるほどです。

当然、ほとんどどのようなかたでも受けることができます。

それでも持病のあるかたの場合、主治医の先生にお手紙を持って行っていただく場合もあります。

でも、正直言って・・眉下切開では持病のある方の方が内出血はひどいように思っています。

それでも眉下切開は効果が長期間持続して長持ちどころか・・ずーっと一生効果があります。

30代で眉下切開を受けると、80代になっても人よりずっと若い目をしているはずです。

ただし、眼瞼下垂になったらまた別の話なのですが、わたくしはほんとうの眼瞼下垂は世間で思われているよりもはるかに少ないと思っています。

眉下切開の良いことばかり、お伝えしてきましたが、眉下切開は傷跡が目立つと悲惨極まりないという欠点があります。

傷跡は持病があるかただったりケロイド体質のかたが目立つというわけではありません。

また、特効薬のようなものや特殊な方法があるわけでもありません。

ただ単に医者の切って縫う技術の差によって、眉下切開の傷跡は目立つのです。

眉下切開をくぼみがあるまぶたに行ってはいけない・・それどころか・・眉下切開ではまぶたがくぼむことがある・・なんて思っている医者が多いようです。
なぜなら、手や指でまぶたを持ち上げる、いわゆるシミュレーションではまぶたがくぼむからです。
でも、眉下切開の手術後、シミュレーション通りの結果になるわけではありません。
眉下切開を受けるとまぶたの皮膚が切り取られて少なくなっているので、皮膚はテント状にピンとはります。眉下切開ではまぶたのくぼみが改善するのです。

 

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/