他院眉下切開後修正相談2

他院眉下切開後のお悩みはまるでデジャブーのように本当によく似ていて、特に傷跡の相談は非常に共通点が多いと言った話でした。

毛包斜切断法を用いられていない眉下切開後の相談が9割以上ですので、今回は特に毛包斜切断を用いられていない眉下切開の場合を詳述します。

毛包に沿った斜めの切開(wedge incision?)の眉下切開後相談

毛包斜切断法を用いない眉下切開の場合には、眉毛の下に結構離れた傷跡になったという相談がほぼ100%です。

毛包斜切断法を用いない医師はわざと眉毛から離れた位置を切開しているのでしょうか?

おそらく違いますよね。

通常、眉下切開でよく行われている毛包斜切断法を用いない眉毛の毛包に沿った斜めの切開(wedge incision?)だとキズの近くにある毛根が死んでしまい永遠に毛が生えてこない部分ができてしまうので、まるで眉毛の下に傷跡が離れているように見えるのです。

経過とともに毛根が死んでどんどん眉毛が抜けて行くので、眉下切開の手術直後は眉毛の下ギリギリにあったキズが傷跡になったころには、あたかも眉毛から傷跡がどんどん離れてゆくように感じると言います。

眉下切開で眉毛に傷跡を近づけたくて、どんどん眉毛に切り込んで眉毛がほとんどなくなってしまったとしても、結局眉毛から下に離れた傷跡になってしまうというわけです。

毛包斜切断法を用いた眉下切開は縫うのが難しい

反対に眉下切開のとき眉毛の下に沿って切るのではなくて、眉毛の中に切り込むような毛包斜切断法を用いると傷跡やその縁から眉毛が生えてくるので、まるで眉毛の中を切ったかのように見えて、傷跡がより目立たなくなって行くというわけです。

ただ・・毛包斜切断法による眉下切開はたいへん縫うのが難しくてとても時間がかかると言う欠点があります。

毛包斜切断法を用いた眉下切開の手術時間

12年間数多くの眉下切開症例をこの方法だけで行ってきたわたくしでさえ2時間もかかってしまいます。

・・かと言って、慣れていない医師が同じようなことをして似たようなクオリティーを出そうとするとき、3時間も時間をかけて眉下切開を行うのかと言うと、そのようなことはほとんど非現実的で不可能だと言えます。

大手美容外科ですと、時間配分がけっこうキツキツだと思いますし、まぶたは局所麻酔が切れやすい部分でもあって、わたくしの2時間の手術でも終わるころには少しずつ感覚が分かるようになります。

眉下切開で3時間かけると2時間を過ぎたころから痛くなって麻酔を追加しなければなりませんし、麻酔を追加するとどんどん腫れて、手術がやりにくくなってしまいます。

そして、わたくし・・若い頃から手術で縫うのがとても早かったんですよね。ということは普通の縫う速さの人が全くわたくしと同じように手術すると3時間かかってもぜんぜん終わらない可能性があります。

毛包斜切断法を用いた眉下切開ではデコボコでまだら?

ちなみに毛包斜切断法を用いた眉下切開で縫うのが上手く行かないと、デコボコでまだらでかえって悲惨な傷跡となります。

そして、毛包斜切断法の眉下切開で縫う場合、かなり丁寧に時間をかけて縫わないとぜんぜん上手く行きません。

いずれにしても他院眉下切開の修正相談では実際に状態を直に拝見してみないことには何とも言えない面もあります。

六本木境クリニックの他院眉下切開修正で約束できること

でも、六本木境クリニックの他院眉下切開修正でほぼ確実に言えそうなことは、眉毛から離れた傷あとを眉毛の中にすることや傷あとを今よりも目立たなくすることそして、目じりのしわの改善くらいは、ほとんどの場合・・お約束できると思います。

しかし、眉下切開で一旦変わってしまった目やまぶたの雰囲気については、どの程度改善できるのか診察してみないと・・よく分かりません。

ひょっとしたら・・修正手術をやってみないと分からないし、術後の腫れが引いたり、前頭筋の力が抜けてなじむまで結果が分からない場合すらあるかもしれません。

眉下切開を受ける医療機関を選ぶコツ

眉下切開を受けるとき、医療機関を選ぶコツがあります。

それは眉頭の傷跡を何人か見せてもらうと実力が分かりやすいと断言できます。眉下切開で眉頭の傷跡は一番差が出るところですし、

眉頭を切れない医療機関で眉下切開を受けた場合には、まぶたが外側にひきつれて二重ラインが変になる傾向があります。

 

通常、眉下切開でよく行われている眉毛の毛包に沿った切開

毛根に沿った切開法、医者も誤解している人がたくさんいますが、毛包斜切断法ではありません。眉下切開では毛包斜切断は大変少なくて、毛包斜切断ではなくて、この方法で眉下切開しているケースがとても多いようです。中にはこのことをwedge incision?と呼んでいるケースがあるようです。

 

毛包斜切断ではなくて、毛根に沿った斜めの切開(wedge incision?)を行った場合、創縁の毛は経過とともに抜けて行きます。眉下切開ではあたかも眉毛から傷跡が離れて行くかのように見えます。

 

 

眉下切開の毛包斜切断法、医者の中にも誤解している人がたくさんいるようですが、毛根に沿った切開ではありません。毛包を斜め切りするような切開です。眉毛の下に沿った切開ではなくて、眉毛に切り込むような切開です。
毛包斜切断法の眉下切開では経過とともに傷跡から毛が生えてくる。そのような場合、まるで眉中を切っているかのように見える。

 

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/