東京都内の30代女性から他院埋没後・眉下切開についての質問がありました。
【Q】
もともとは二重だったのですが、
20代後半頃から奥二重気味になってきたため、
他院でたるみ埋没を受けました。
今回、六本木境クリニックでカウンセリングを受けたところ、
眉下切開と同時に二重ラインで切開する
埋没法の修正手術を勧められました。
眉下切開については、カウンセリングの際に
拡大写真もたくさん見せていただき、
その出来栄えや傷跡について全く心配はしていません。
一方、埋没修正の方はモニター写真もなく、
具体的イメージがつかめず・・不安を感じています。
まぶたの切開はどの部位をどのくらい切りますか?
切らなくても埋没修正できますか?
たとえば糸で留めるとか・・
また、部分切開でも埋没法の修正が可能でしょうか?
手術直後の腫れはどの程度でしょうか?
何だか怖いし・・
埋没修正と眉下切開を分けて行うことはできますか?
同時に行った方がいいのはなぜでしょうか?
境先生は埋没修正をどのくらいの件数されていますか?
【A】
当院は眉下切開が非常に多いクリニックですが
埋没修正は数十件といったところでしょうか。
埋没修正は、埋没後の方全員におすすめしているわけではなく、
20代後半以降にたるみを感じて埋没を受けた方や
若いころにわざわざ幅広二重にした方が適応でして、
眉下切開を希望される方の一部の方のみにおすすめしています、
ですから、どうしても症例数は少なくなります。
また、当院ではモニターを4年間取っていませんので
昔のモニター写真しかありませんし、
眉下切開の単独手術やスプリングスレッドなど
症例数が多い手術の写真に限られています。
ご指摘通り、イメージ共有できない
ということもこの手術の欠点かと思います。
まぶたを切開する長さは全切開法と同じ長さです。
糸で留める程度では結果が読みにくく、
問題が生じやすいと思います。
また、部分切開はかえって中途半端な手術です。
内部の操作がしにくいので、結果が安定しないことが欠点です。
埋没修正のように操作が複雑な場合には、
大きく切って内部をしっかり確認しながら行った方が
眼瞼挙筋など大切な部分を傷つけず安全かと思います。
まぶたの切開位置は通常、
埋没二重の少し下側・二重の幅が狭くなるイメージです。
埋没法よりも腫れますし、内出血して黒くなるかもしれません。
基本的に二重部分を切開するような手術は、
抜糸するまでは結構見苦しいように思います。
1週間はお休みがあった方が無難でしょう。
埋没修正と眉下切開を分けて行うことも可能ですが、
その場合、かなり大きな問題があります。
まず、眉下切開を先に受ける場合、
控えめにしか眉下の皮膚を切除できません。
通常通りに皮膚切除すると埋没部分でひきつれやすいからです。
そのため、眉下切開でわずか4~5mmの皮膚切除しかできず、
結局、物足りない結果となってしまいます。
逆に、埋没修正を先に受ける場合は、
一旦、二重のラインをぐっと下げることになるため、
手術を受ける前よりもずっと奥二重気味になったり、
かえってたるみが気になるようになったりします。
そして、次の眉下切開を受けるまでの間、
たるみが強くなった状態で腫れが引くまで
1か月くらいお待ちいただくこととなります。
それに対して、
眉下切開+埋没修正(二重切開法)の同時手術ですと、
一度にスッキリとたるみがとれますし、引き連れにくいです。
納得の結果となるでしょう。
ちなみに・・
埋没修正とは話が異なりますが、
最近では二重ラインでの手術を行うことが減りました。
なんと・・、眉下切開単独手術だけで
眼瞼下垂の手術や二重ラインでの手術後の方のように
難しそうな症例に対しても良い結果が出ているのです。
もちろん、複合手術が適しているのか、
眉下切開単独手術が適しているのかという判断は、
診察してからご相談しています。
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品川水族館で見かけた魚。
すごいカモフラージュ力ですよね。
魚や虫や動物の観察って
眉下切開のカモフラージュ上達に
非常に役立っています。