宮崎の70代女性から眼瞼下垂相談がありました。
【Q】
高齢者のまぶたのたるみ治療について質問です。
私は若い頃からもともと目が細かったのですが、
年々、眉と目の間が広くなって、
さらに細くなったように感じます。
また、まぶたが重くなって開きにくい状態です。
九州に住んでおりましてかなり遠いため、
実際にクリニックに通うようになると
クリニックへの往復に難渋するように思います。
カウンセリングから大体いろいろなことが終了するまでの
一通りの日程を教えてください。
参考になるようでしたら、
メールで写真をお送りすることも可能です。
【A】
まぶたの重さや、眉と目の間が広くなっている状態に対して、
もちろん、眼瞼下垂の手術は効果的ではありますが、
眼瞼下垂の手術を単独でおこないますと、
この手術特有のパッチリとした不自然な二重になりがちです。
また、眼瞼下垂の手術では、
その人らしさがなくなって、
別の人のような雰囲気の顔になって、
しかも、受けた人全員が同じ顔や似た顔になる傾向があります。
これだけでも十分問題と言えるのですが、
それ以上に大きな問題があります。
眼瞼下垂の手術では、
いわゆる典型的な整形顔になることが多いようです。
場合によっては、
知らない人からも「整形した顔」と思われるほどで、
ひどい場合は「整形に失敗した顔」と思われるようです。
そのため、わたくしは、
「誰にでも眼瞼下垂の手術を勧める」
という今の風潮に反対です。
わたくしの一押しのまぶたのたるみ治療は、
やはり眉下切開です。
まぶたのたるみがメインの場合は、
かなり強いたるみであったとしても
眉下切開単独で良い結果が出せる場合がほとんどです。
また、まぶたの開閉をおこなう筋肉の筋膜がゆるんだ状態、
いわゆる本物の眼瞼下垂の場合であっても、
高度のもの以外でしたら、
眉下切開で大きく改善するケースが多いです。
これは、眉下切開でまぶたの重みが減ることによって
筋肉や筋膜に対する負担が激減するためのようです。
※意外とご自身では高度の眼瞼下垂だと思っていたり、
近所の医療機関でそう言われていたとしても
眉下切開で十分な改善がえられることも多々あります。
六本木境クリニックでは、
眉下切開や眼瞼下垂の手術をお受けになる方のほとんどが
20代から50代です。
中でも30代と40代が非常に多いです。
しかしながら、眉下切開は10代から90代まで
と、幅広い年齢の方にお受けいただいております。
眼瞼下垂の手術は5歳から90代の方にまで
おこなった経験があります。
眼瞼下垂の手術の場合であっても、
あえて眉下切開を併用して皮膚を切り取っています。
眉下切開を併用すると、
二重のラインであまり皮膚を切り取らない方が
薄くてしなやかな皮膚をたくさん残せるので
自然な仕上がりとなることが多いようです。
現在、予約が詰まっておりまして、
カウンセリングをお受けいただけるのは4ヶ月先となります。
※今ではそんなに待ちません。
また、カウンセリング後にしか
手術のご予約をお取りしていませんので、
実際の手術の日程は、最初にご予約のお電話をいただいてから
約半年後となるかと思います。
でも、手術で東京にお越しいただく際は、
抜糸が1週間でできますので1週間のご滞在で十分と言えます。
眉下切開の場合、
何も問題が生じない場合には再診はありません。
因みに、眉下切開で術後に問題が生じることは
ほとんどありません。
目の周囲写真は非常に参考になります。
送っていただけますでしょうか?
お手数ですが、何卒よろしくお願いいたします。