よくある質問
当院によせられるよくある質問をまとめましたのでご覧ください。
眉下切開で目と眉の距離を近づけたい
でも、実際に眉下切開カウンセリングにお越しいただけますと、まぶたや額の動きを拝見して
眉下距離が縮みやすいタイプなのか縮みにくいタイプなのかを判断することができます。
一般的に眉下切開・眉下リフトは眉下距離を縮めたくない人は縮まず、縮めたい人は縮む傾向にある手術です。
眉下切開と眼瞼下垂の同時手術
多くのかたでは眉下切開だけで十分な改善が得られる可能性が高いので、眉下切開だけ受けられて、どうしてもという場合だけ眼瞼下垂の手術を行っています。眼瞼下垂の手術を行う確率は1割くらいだと思いますので、9割の確率で眉下切開だけで十分だと思います。
また、他院で眼瞼下垂と言われても、眼瞼下垂の手術が必要とは限りません。眼瞼下垂とは「まぶたが開きにくい」と言う意味の言葉で、完全に健康な人から、完全に病気の人までの連続した状態をあらわす言葉です。
眼瞼下垂と言っても程度はさまざまで多くの人ではまぶたの重みがとれると、まぶたが開きやすくなるので、眉下切開だけで十分な改善が得られるのです。
一方、眼瞼下垂症(病気)の場合、2mm目が開く人は保険適応ではないそうです。
眉下切開とまぶたのくぼみ
そのように思うのは、くぼみ目に対して眉下切開(眉下リフト)を行ったことがない医師が多いからではないでしょうか?
指で眉毛を持ち上げる手術前のシミュレーションを行うと、まぶたはくぼむ傾向にあります。そのため、くぼみがある人に対しては眉下切開(眉下リフト)を行わない医師が多いようです。
でも、指で眉毛を持ち上げる手術前シミュレーションは、眉下切開(眉下リフト)後の状態を正確には表していないように思います。
どちらかというと、眉上切開や前額リフト後の状態を表しているように思います。実際に、「眉上切開や前額リフトを受けたら、元々はまぶたがくぼんでいなかったのに、くぼんでしまった」いう話が多く、もしかしたら、ほとんどの人がそう感じているのでは?と疑ってしまうほどです。
反対に眉下切開(眉下リフト)を上手く行うと、まぶたの皮膚(たるみ)が少なくなって、まぶたがテント状にピンと張るので、くぼみが少なくなる傾向にあります。
眉下切開(眉下リフト)はくぼみ目に向かないし、むしろ眉下切開(眉下リフト)を受けるとくぼんでいない目がくぼむとさえ言われているようですが、わたくしは、眉下切開(眉下リフト)を行っていて、くぼみがひどくなったというお叱りを受けたことは一度もありません。
眉下切開後の二重ライン(二重幅)について
眉下切開(眉下リフト)を受けると、二重の前側に垂れ下がっていた皮膚(たるみ)が切り取られて少なくなるため、単純に二重ラインが広がるように思えます。
でも、眉下切開(眉下リフト)には、まぶたの重みが取れてまぶたが開きやすくなるという別の側面もあります。そして、まぶたが開きやすくなると二重ラインは狭くなる傾向にあるのです。(この場合も目は大きくなります。)
眉下切開(眉下リフト)はこの両者の綱引きのようなものと言えるでしょう。
一方、「切らない眼瞼下垂の手術を受けると、二重ラインが狭くなって、眠そうな目が改善すると言われたが、実際に受けてみたら、少し改善したくらいだった・・」、「切らない眼瞼下垂の手術で二重ラインが広くできると言われて、実際に受けてみたら、二重幅は広くなったけど、なんだか不自然になって、重く感じられる・・」という話もありました。
ちなみに、切る眼瞼下垂の手術で皮膚を多めに切除すると確実に二重ラインは広くなりますが、たくさん皮膚を切り取りすぎると、二重を形成するのに適した薄くてしなやかな皮膚が無くなってしまって、硬くて分厚い動きの悪い皮膚で二重ラインが形成されてしまいます。
二重ラインの手術の場合、切る手術でも切らない手術でも、控えめに手術を行うと「自然だけどなにか物足りない・・」、ガッツリ手術を行うと「確かに二重ラインは広くなったけど不自然な整形顔に見える」という結果になることが多いように思います。
また、切る眼瞼下垂の手術でも切らない眼瞼下垂の手術でも、眼瞼挙筋は外側の方が強くて腱膜も外側の方が丈夫だからでしょうか、術後に黒目の外側が不自然に高くヒキツレている人が多いように思います。
目頭側を眉下切開で引き上げることは可能?
眉頭の傷跡を目立たせずに、眉下切開(眉下リフト)でまぶたの内側を引き上げることができる医者は、私しかいないだろう・・とは思ってはいますが、手術というものはやってみないと分からないものです。
眉下切開(眉下リフト)でも埋没法でも二重切開でも目頭切開でも、手術でお互いに思い通りになることは無いと言えるでしょう。鏡を見ながら、ご自分の手で好きなようにまぶたを押し上げたような状態にはならないかもしれません。
それでもご興味がおありでしたら、一度カウンセリングにお越しください。勝算があるかどうか判断させてください。
ご希望通りの感じを目指すと、不自然な整形顔にしかならない場合や絶対に無理という場合もあると思います。
二重のラインが無くなりませんか?
また、六本木境クリニックの眉下切開(眉下リフト)をお受けになった方の中には、まぶたのたるみが気になるようになってから二重になったという方もいらっしゃったと思います。
いずれにせよ、眉下切開(眉下リフト)を受けたら二重がなくなったと言われたことは、
一度もなかったと思います。
まず、問題ないと思いますが、まぶたの手術というものは、仕上がりのイメージを共有できないものですので、一度診察させてください。
眼瞼下垂でも眉下切開は可能?
右目の眼瞼下垂はお若い頃からでしょうか?そのような「先天性の眼瞼下垂」の場合、生まれつき眼瞼挙筋の働きが弱い場合があります。
先天性の眼瞼下垂では左右差があることが多いですが、眉下切開(眉下リフト)で左右差をつけて皮膚切除と眼輪筋のプリケーション(折り畳み縫い)を行うと、まぶたの重みが減って、まぶたの開きが良くなる傾向にあります。
先天性の眼瞼下垂の手術でよく行われている筋膜吊り上げ術に似た効果を、眉下切開(眉下リフト)でも出せるように思います。
また、眼瞼下垂の程度によっては、挙筋前転や筋膜吊り上げなど、従来の眼瞼下垂の手術を後から追加で行う場合があります。
眉下切開はどのような人が適応?
20〜60代までの眼瞼下垂が比較的多く、30〜50代までは非常に多いです。
お顔立ちといいますか、まぶたの形態で考えた場合、奥二重や二重なのに一重に見えるという人が眉下切開(眉下リフト)の良い適応ではないでしょうか。そして、その次に良い適応と言えるのは、厚ぼったいまぶたの人、重く見えるまぶたの人かと思います。
まぶたが厚ぼったくて奥二重の人は、眉下切開(眉下リフト)向きと言えるほど・・と思えるほど良い適応のように感じられます。
また、一般的には眉下切開(眉下リフト)を受けない方が良いと言われている“くぼみ目”や“まぶたの薄い人”でも、上手く手術できると、良い結果が出せることがあります。それが、眉下切開(眉下リフト)の不思議な長所ではないでしょうか。
そして、過去にまぶたの手術を受けたことがない人が眉下切開(眉下リフト)を受ける場合は、良い結果になることが多いようです。
また、過去になんらかのまぶたの手術を受けたことがある人でも、まぶたの状態や施術の仕方によっては、眉下切開(眉下リフト)で良い結果が出せることがありますので、ぜひ六本木境クリニックにご相談ください。
目力が強い人は眉下切開(眉下リフト)が向いていますか?
まぶたの手術を一度も受けたことがない人で、目力がある人、挙筋機能の良い人は、特に眉下切開(眉下リフト)で良い結果が出る傾向にあります。ご安心ください。
むくみやすいまぶたと眉下切開
眉下切開(眉下リフト)でたるみを取ったらむくみにくくなった、むくみが改善して見えるようになったという話は多いようです。
もしかしたら、ご自身で感じているむくみは、本来のむくみの悪化ではなくて、皮膚のたるみがそのように見えている場合もあるかもしれません。
反対に、二重ラインの手術を受けるとむくみやすくなるという話もありますが、
その場合もむくみではなくて、まぶたの分厚い皮膚で二重ができてしまったために、皮膚の厚みがまるでむくんでいるかのように見えるようです。
まぶたは眉毛側に行くほど分厚い皮膚でできているので、埋没などでもともとあった二重よりも少し上に糸で留めたり、切開や眼瞼下垂の手術などで二重ラインの薄い皮膚を切り取ってしまったりすると、手術前よりも厚ぼったく見えることがあるようです。
脂肪や筋肉を取ってほしい
また、リスクから考えても脂肪や筋肉を簡単には取るべきでないとわたくしは思っています。人間の体はほとんどどこでも太くて重要な神経・血管ほど奥の方・深いところにあるので、筋肉や脂肪の操作のように深い部分の操作を行うと、内出血や腫れがひどく、傷みやしびれなどの神経症状が残りやすいと言えます。
実際に他院の眉下切開で筋肉や脂肪を取られて痛みや違和感が残ってしまったという相談があります。一旦、痛みやしびれが残ってしまうと・・治すことが難しいため、激しい痛みや違和感でペインクリニックなどに長期的に通っている気の毒な人もいるようです。
内出血や腫れなどに関しては、一時的なものなので結果の方が重要だと考えている医師も患者さんもいるようですが、本当に一時的なものなのでしょうか?激しい内出血についてはシコリやシミとして残りやすいという話もあります。
まぶたのくぼみ改善
意外にもこの十分に浅くできるということは重要です。
挙筋前転を受けたらくぼみは減ったけど、「なにかしら不自然になった・・」「整形顔になったなどといった話や・・」
ヒアルロン酸注入や脂肪注入・成長因子などを受けたらくぼみはゼロになったけど、「なんだか膨らんで変になった、でこぼこになった・・」
「目を開けているとそんなに気にならないけど目をつむるとボコッと膨らんで変・・」
などといった話がよく聞かれます。
また、眉下切開はまぶたがくぼんでいる人には向かないという意見が支配的のようです。
それは眉下切開のシミュレーションではまぶたがくぼんでしまうことに起因しているようです。
でも、シミュレーションでまぶたがくぼむからといって実際の眉下切開の手術後にもまぶたがくぼむのかというとそうではありませんよね。
眉下切開ではまぶたの皮膚を切り取るため手術後には皮膚がかなり少なくなっていて、皮膚がピンとテント状に張ってまぶたのくぼみが減る傾向にあるようです。
ちなみに前額リフトや眉上切開では、まぶたの皮膚を切り取るわけではないので、シミュレーションと全く同じようにくぼみが大きく悪化する傾向にあります。
まぶたの内側のふくらみ改善
まぶたがたるむと無意識にひたいに力を入れてまぶたを持ち上げようとします。
そのようにしてまぶたを持ち上げると、まぶたの中央部はくぼんで、逆にまぶたの内側はふくらむ傾向にあります。
眉下切開を受けると、ひたいでまぶたを持ち上げるクセが減りますし、皮膚が切り取られてテント状に張るため一様にならされてなだらかになり、ふくらみもくぼみも改善する傾向にあります。
二重ラインの切開をおこなって内側の脂肪を取らなければ劇的には改善できないケースもあるのでは?と思っている医者もいるでしょう。
でも、眉下切開でまぶたの内側までしっかり切開挙上をおこなえば改善できるケースが多いと思います。
まぶたの内側がふくらんでいて中央はくぼんでいるような症例には、眉下切開が効果的と言えるでしょう。
ツルリとキレイなまぶたに仕上がる傾向にあります。
反対に前額リフトや眉上切開では、まぶたの皮膚を切り取らずにまぶた全体を持ち上げてしまうので、手術前には気にならなかったまぶたのくぼみや内側のふくらみが出現したりすることが多いようです。
このような話はあくまで二重ラインの手術を受けたことがない人の話でして、二重ラインの手術を受けたことがある人の内側のふくらみはドッグイヤーと言って、皮膚のあまりである場合が多く、そのようなケースではなかなかふくらみを減らすこと自体が難しいです。
たるみによる二重幅への影響
まぶたに左右差がある
たとえば左の方がたるんでいる場合ですと左9mm右8mm幅、左8mm右7mm幅のように左右差を付けて切除しています。
お顔の骨格・噛み癖・筋肉・神経の違い目玉の大きさ自体の違いなどもあるかもしれませんので、もともと左右差がある場合は、左右完全対象にすることは不可能とされています。
また、埋没、二重切開法、眼瞼下垂の手術など過去にまぶたの手術を受けたことがある方はその手術自体に左右差がある場合がありますのでなおさら大変です。
もちろん眉下切開で微調整して左右を合わせる努力はしますが、完全左右対称は不可能だとお考えください。
過去に他のオペをしている
まぶたのくぼみについて
わたくしはブログやコラムでヒアルロン酸など注入系治療のリスクや悪いところをよく書いていますが、わたくしもヒアルロン酸注入を完全否定するわけではありません。勤めていたころには1日10人くらい施術したこともあって自信も持っています。
しかし、ヒアルロン酸などの注入物はそのボリュームに比例して重たいことは間違いありません。ヒアルロン酸単独施術では、まぶたのくぼみに対して注入すると、まぶたの重みが増して開きにくくなってしまいます。いわゆる人工的な眼瞼下垂の状態になる場合があると思います。
また、ヒアルロン酸は残ってほしいところに残らず、残ってほしくないところに残るとも言われていて思いどおりになるものではありません。
よくある相談として、まぶたを閉じているときにはヒアルロン酸が入っていることがハッキリわかるほどボッコシとふくらんでいるという話が多いようです。
その次に多いような相談でも、5年前にまぶたや目周りにヒアルロン酸を入れて今でも膨らんでいていて医者に相談すると「溶けているはず!」とけんもほろろに言われるのですが5年もたった今でも昨日殴られたような目に見えます。といったものがあります。
とにかく、ヒアルロン酸については控えめに入れることが大切で、眼瞼下垂の手術や眉下切開を先に受けて、まぶたの開きが楽になったり、まぶたが軽くなったりして、くぼみが改善できれば、ヒアルロン酸を打たない方がいいと思います。また、どうしてもヒアルロン酸を打ってみたい場合、眼瞼下垂の手術や眉下切開の後に、必要な量だけ・少しだけ補助的に使うのがよさそうに思います。
まぶたのくぼみについて、眉下切開の手術前にいわゆるシミュレーションで眉毛付近を指で持ち上げてみると必ず悪化して見えるため、くぼみ目に眉下切開を行っている医者自体が少なく眉下切開はまぶたのくぼみには良くないと思っている医師が多いと言います。
でも、実際に眉下切開を行うと皮膚が減ってテント状にピンとはるため軽度のくぼみは改善できる傾向にあります。
また、眼瞼下垂の手術で挙筋を前転すると、脂肪も一緒に前転され脂肪が引き出されてくぼみの部分に充てんされ、くぼみが改善される傾向にあります。
わたくしも以前はまぶたのくぼみについては眉下切開では軽度のものだけが改善することがありますが、それもやってみないことには分からないと説明していました。また、ある程度以上のまぶたのくぼみに対しては、できるだけ眉下切開と挙筋前転法(眼瞼下垂の手術)の併用をお勧めしてきました。
それでも高度なものについて眉下切開単独手術のご希望が強く、術後に挙筋前転法を追加するかもしれないと説明を加えながら眉下切開を行ったところ、眉下切開だけでも良い結果になることがあまりにも多くていつもビックリさせられてきました。なんと、最近ではある程度高度なものでも眉下切開だけで改善する場合があると説明しています。
まぶたの厚ぼったさについて
変に脂肪や筋肉を取ったりすると内出血や腫れがものすごいことになる場合があります。そのような場合には、その結果としてかえって凸凹するでしょうし、引き連れるかもしれません。でも、それだけではありません。脂肪や筋肉を取らない方が、出来栄えがきれいでスッキリすることの決定的な理由があります。
通常まぶたの一番高い部分は骨ですので、変に脂肪や筋肉を取ってしまうと、骨との段差がついてしまい、ゴツゴツと骨が目立ってゴリラっぽいまぶたとなりがちです。では、脂肪や筋肉うんぬんといった説明はどのような意味合いがあるのでしょうか?
おそらく外食産業のように基本料金を比較的低く抑えて、トッピング料金加算で客単価を上げたり、お得に見せているのかもしれません。あるいは、眉下切開で肝心の傷跡で差別化できないため、そのように宣伝して差別化のように見せている場合すらあるかもしれませんので要注意です。
他人から目をみると丁度目の上あたりに視線が行きますので、眉下の傷跡が目立つと人と目を合わせられず悲惨です。
眉下切開で大切なことは、脂肪筋肉うんぬんよりも傷跡だと言えるでしょう。
まぶたの皮膚が薄い人は不向き?
しかし、実際にくぼみ目に対して眉下切開を行うと皮膚がテント状に張ってくぼみが改善する傾向にあります。
また、まぶたの薄い人に対して眉下切開を行った場合、外側に向かって引っ張ると目頭側のまぶたに変な線が出るのでまぶたの薄い人に眉下切開は向かないと勘違いしている医者がたくさんいますが扇状に上手く引き上げると、良い結果を期待できます。
でも、まぶたの薄い人は眉下切開には向かないと思っている医者が多いかもしれませんがこのことには明らかな理由があります。
なんと眉下切開を行っている医者の多くが内側は切らず外側の皮膚だけを切って外側に強く引っ張っているようです。
また、眉毛の端から端まで眉毛全長切開を行っている医師のモニター写真をたくさん見ていても、ほとんどの症例でなぜか外側に引っ張られて変に引き連れたり線が入ったりしています。わたくしは10年前から扇状に引っ張ることを常に意識しています。
一重について
でも、まれにまぶたがスッキリすると自然に二重ができる人がいるようです。
でも、そのような場合には、手術で無理やり作られた整形チックな二重ではなく、自然な二重ですのでもともと生まれつきの二重の人に見えるようです。
奥二重について
眉下切開ではイメージに近い自然な改善が得られる傾向にあります。
いかにも整形しました的な二重ではなく、本当に子供のころから二重だったような自然なイメージに導かれます。
また、若いころ二重で年々奥二重になった人も眉下切開を受けると自然な二重に戻る傾向にあります。また、若いころよりも幅が広い二重になった、若いころよりも大きな目になったという喜びのお声もいただいております。
一方、一般によく行われている二重ラインの幅を広げて糸で留める方法(切らない眼瞼下垂の手術やたるみ埋没など)では、まぶたのたるみを無理やり二重の下に押し込めることになりますので、不自然で異様なイメージの二重となることが多いようです。
三角目について
眉下切開で外側の皮膚だけを切ったり、外側の切除幅を大きくする医師が多いのは、そのなごりです。目をそのままの雰囲気で大きくしたり、厚ぼったいまぶたをスッキリさせたりといった他の目的で眉下切開が行われるようになったのは最近の話です。
老化による三角目に対して眉下切開は効果的と言えるでしょう。眼瞼下垂の手術などではまぶたの外側のたるみが改善することはなく、むしろ悪化すると言われています。このことはある意味当然で、眼瞼下垂の手術や埋没法・二重切開法などでまぶたの開きが良くなると、前頭筋(ひたいの筋肉)をはじめとする目周りの筋肉の力が抜けて、特にまぶたの外側のたるみが垂れ下がりひどく悪化する傾向にあります。
この現象は、これらの施術にとって特に不利なことですので、カウンセリングや説明で強調されることはまずありません。
むしろそのような事実は、まるでなかったことのようにサラリと扱われているようです。
でも、患者さん側の向き不向き・顔だちや医者の実力・センスうんぬんなどに左右されず、程度の差こそあれ、眼瞼下垂の手術や埋没法など二重ラインの手術ではそのようなことが高い確率で起こるようです。
左右差について
ヘリング現象と呼ばれているシーソーのような動きがあり、まぶたの開きが悪い方を手術などで強く挙げると、逆のまぶたが下がるというものです。このことがあるので他の部位の左右差よりも、まぶたの左右差をそろえることは極めて難しいとされています。
左右差がある場合には片側の手術の方がかえって難しいので、1~2mmの切除幅の差をつけて眉下切開を行うのが良いと思われます。まぶたの左右差をゼロにすることは不可能ですが、眉下切開を受けて左右差が減った場合には、手術成功と言えるでしょう。
片側の眉下切開
両側にあるとカモフラージュ効果で絶対に気付かれないほどのクオリティーのキズや傷跡ですら、片側にあると目立つ傾向にあります。
また、まぶたはヘリング現象という有名な性質があります。
片側の目が開きやすくなると逆側の目が開きにくくなるといった、まるで脳でバランスを取っているかのようにシーソーのような現象があります。
この現象があるため、片側のまぶたの手術を行うと逆側のまぶたが開きにくくなってしまいます。通常、左右差がある場合には同じ種類の手術を
左右差を付けて行うことが安全だと言われています。
まぶたの厚ぼったさは取れる?
まぶたの一番出っ張っている部分は骨ですので脂肪や筋肉を取った方が凸凹・ゴツゴツしてゴリラ風になってしまいます。
六本木境クリニックの眉下切開では筋肉や脂肪を取らなくても厚ぼったさの無いスッキリとしたまぶたを期待できます。
脂肪を取れますか?
女性のほとんどが自分の体の脂肪をゼロにしたいと思っているため、脂肪吸引という施術は何度もリピートするといった内容でした。
まぶたの脂肪も抜いた方がスッキリするのか?といった質問に、わたくしはノーと断言できます。洋の東西にかかわらず人間のまぶたの一番厚ぼったく見えて高いところは骨です。脂肪や筋肉を抜くと骨の突出が目立ちゴツゴツ感が増して、ゴリラに近い風貌になった・デコボコになってしまったなどといった相談があります。脂肪や筋肉を取ったりしなくても、スッキリとした仕上がりを期待できるのが、眉下切開の良いところでもあります。
また、脂肪や筋肉を取ったりすると内出血も腫れもひどく、ダウンタイムが長いため手術を受けることができる人が極めて限られてしまいます。一般の方でも手術症例数が多い医者の方が上手いことはよくご存じです。ダウンタイムが短い医者にしか手術希望者は集まらないので、ダウンタイムが短い医者しか手術が上手くなる機会すらないのが現状です。
全く別の観点から脂肪を抜いているクリニックもあるかもしれません。脂肪を抜くことをトッピングのようにして追加料金を取っている場合がありますし、一番大切な傷あとで差別化ができない場合、脂肪を抜くことによって差別化のような雰囲気を出していることがあると言います。このような場合には間違いなくキズやキズアトが汚いので、なおさら要注意です。
筋肉の操作は?
もし、少し後にもどったように感じるとしても、その場合にはひたいの筋肉でまぶたを上げるクセが抜けて、頭部の緊張がゆるみ、楽になっている証拠といったものです。筋肉を切って吊り上げると内出血や腫れが強く、仕上がりも凸凹するといったイメージで良いと言えます。
実際にそのような他院眉下切開後の方が六本木境クリニックにはたくさん相談にいらっしゃっています。筋肉を切って吊り上げるなどと特徴を出している場合には、トッピング料金目的の場合があると思います。でも、本当は差別化のためということもあるかもしれません。
肝心の傷跡で差別化できないので、他の特徴を無理やり出しているとでも言うのでしょうか?このようなとき、眉下切開で大切な傷跡に自信がない場合すらありますので要注意です。眉下切開で重要なことは傷跡がキレイだということです。この部位の傷跡が目立ってしまうと、化粧でも隠すことができず大変な思いをすると言います。
鏡などを使って自分の目で見た自分の顔の中心は目の下になりますが、他人から見た顔は目を見ていることが多く、他人から目を見た場合の視線は目の上に来ると言われています。眉下切開で汚い傷跡になると、他人と目を合わせることもできなくなってしまいます。また、眉下切開の傷跡は毛包斜切断法を用いると目立たないとされていますが、同じ毛包斜切断法で手術を行っていても執刀医による傷跡の差は大きいと言えるほどです。
傷跡についての判断はネット画像でも簡単です。モニター写真で、わずかでも傷跡を思わせるような部分を感じたら、間違いなく汚い傷跡になっていると思って良いといいます。「眉毛に沿った傷跡・徐々に目立たなくなります」という表現が使われている場合にも要注意です。
毛包斜切断法を上手く使いこなすと眉毛の中に傷跡が入るイメージですので、眉中切開と言ってもいいのではないでしょうか。この場合には手術直後から目立たない傷跡を期待できます。
眉下の距離が狭くなるのか?
また、調整ができることも眉下切開の良い所ですので、眉下を狭くしたい方は切除幅を増やし、狭くしたくない方は切除幅を減らしています。
カウンセリングの時にご相談ください。
眉下距離が狭い人でもできる?
このため両者は対等な綱引き状態ではなく、眉下切開を受けると、まつ毛側は引っ張られてまぶたが開きやすくなる傾向にありますが、眉毛が引っ張られて下側に移動し、眉下距離が極端に縮むことはないと言えるでしょう。
平均的な皮膚切除幅では眉下切開後わずかに眉下距離が縮む傾向にありますが、切除幅や縫い方を加減すると眉下距離をほとんど縮めなくても、眉毛の下のたるみがスッキリと取れる傾向にあります。境クリニックではハーフの方や沖縄の方のように眉下距離が短い方にも眉下切開を行って良い結果を出しています。
眉毛が薄いのですが?
しかし、眉下切開の術後1~3ヶ月以内のような時期には眉毛を書かないとかなり目立つ可能性があります。ただ、境クリニックの眉下切開では、手術の翌日からパウダーで眉毛をかいていただいていますので、手術直後からごまかせるようです。
手術の日、ふだん眉毛を描いている方は眉毛を描いてきていただき、その形を参考にして、自分や周りの人が眉毛だと認識している線を意識しながら手術を行うようにしています。このような対策を始めてからは自分や周りの人から見た眉毛に似ている雰囲気のキズになり、カモフラージュ効果がずいぶん高くなったように思います。
まぶたの手術を受けたことがあるのですが、眉下切開を受けるときに問題ないものでしょうか?
まぶたの手術を受けたことがない人の場合は、眉下切開だけで上手く行く傾向にありますが、まぶたの手術を受けたことがある人の眉下切開は納得の結果にならないことが多いようです。まぶたの手術経験者と未経験者の眉下切開を単純に比較すると確かにその傾向はあります。
しかし、わたくしの経験上、まぶたの手術を受けたあとの人でも境クリニックの眉下切開ではほとんどの方でまあまあ・なかなか良い結果になっているように思います。でも、まぶたの手術を受けたことのある方の場合、二重ラインの状況によっては眉下切開と二重ラインの修正手術(切開法)を同時に行った方が、眉下切開部分で皮膚をたくさん取ることができたり、自然な仕上がりになる傾向にありますので、診察時にご相談ください。