よくある質問
当院によせられるよくある質問をまとめましたのでご覧ください。
眉下切開(眉下リフト)後の抜糸について
1週間後に抜糸したら傷口が開いたケースが過去にあったため、手術から10日前後の抜糸をおすすめしています。
「抜糸が遅いと糸の跡が残って、ムカデかゲジゲジのような傷跡になってしまう。そのため、4~5日で抜糸した方が良い」という意見もあります。実際にわたくしも若い頃、形成外科でそのように習った記憶があります。
しかし、六本木境クリニックの眉下切開(眉下リフト)では、一般的に形成外科や美容外科の眉下切開(眉下リフト)の皮膚縫いに使われている糸の10分の1の極細糸で丁寧に縫って結んでいますので、早めに糸を抜く必要がないように思っています。実際に「糸の跡が残った」などと言われたこともありません。
でも、1か月以上後のような・・あまりにも遅い抜糸はアテロームのようなできものができたり、感染などの不具合が生じる恐れがあるためおすすめできません。
眉下切開後の水泳について
そして、ジムのプールでガッツリ系の泳ぎをする人の場合は、眉下切開(眉下リフト)の手術後2週間程度、また、ぶつけるような恐れのある人の場合は3週間程度あけたほうが良いと思っていました。
でも、六本木境クリニックで眉下切開(眉下リフト)をお受けになった患者さんから、次のようなご指摘がありました。
水泳を全くしないわたくしには全く想像もつかなかったことですが、眉下切開(眉下リフト)を受けた後に水泳をすると、ゴーグルがちょうどキズのところに当たるので痛くて大変らしいです。
ゴーグルをする人は1か月以上あけたほうが無難です。しかも、それはあくまで目安であって・・理想的にはゴーグルをつけてもほぼ完全に痛くなくなるまで待ってからのほうが良いと思います。あまり無理をすると痛みが長く続く場合もあるかもしれません。
抗生剤や薬の処方について
また、内服薬は抗生剤や痛み止めはお出ししますが、腫れを軽くする飲み薬の処方はありません。わたくしは使い慣れていない、よく分からないような薬は使わない主義です。申し訳ありませんが、薬はお任せください。
眉下切開後にレーシック手術は可能?
でも、眼科の手術後に開瞼器というまぶたを開く器械を付けると、まぶたがたるんだり、眼瞼下垂になったりすることがあるという話を眼科の先生から聞いたことがあります。靭帯や筋膜などの支持組織がゆるむからだと思われます。
そのような話があるため、レーシックを受けるのであれば、眉下切開(眉下リフト)の後ではなく、先に受けたほうが無難かもしれません。
と最近まで思っていたのですが、目に詳しい大学教授にお聞きしたところ
開瞼器をかけてゆるむような人は遅かれ早かれ眼瞼下垂になるということでしたので、どちらが先でも構わないのかもしれません。
眉下切開後、マツエクについて
眉下切開後、親知らずの抜歯について
手術前は食事をとらない方がいい?
手術中に気分が悪くなることが多いのは、普段飲んでいる薬を飲まなかったり、手術前の食事の量を減らしたり、水分補給を怠ったりした場合がほとんどです。
万が一の場合には、手術の途中でトイレに行くことも不可能ではありませんので、水分やお食事は普段通りにしてください。
手術前に頭痛薬を飲んでもいいですか?
ご存知だとは思いますが、ロキソニンはお食事と関係なしに飲むと胃が痛くなることが多いです。お食事の後に内服してください。尚、お食事や水分は普段通りに取ってください。
通院回数について
六本木境クリニックの眉下切開では、キズや糸でバレたと言われたことがほとんどないため・・
抜糸は手術の1〜2週間後としています。1週間後に抜糸して傷口が開いたことがあるので、できれば10日前後くらいが理想的です。
腫れについて
内出血がひどい場合は、ご自身が気にならなくなるまで2週間かかることがあります。
でも、そのような場合でも「1週間あればごまかせた」とほとんどのかたがおっしゃっていますので、1週間のお休みがあればかなりバレにくいと思います。
腫れ・内出血・ダウンタイム?
眉下切開のダウンタイムはどのくらいと考えればよいでしょうか?何日お休みがあれば問題ないのでしょうか?
しかし、当院で眉下切開を受けた方は、「自分では内出血や腫れが気になったが、他の人は気付かないもんですね」といったご意見が非常に多いです。でも、まれに内出血と腫れが激しいことがあります。ものすごく内出血と腫れが激しい場合には、翌朝、鏡をみると試合に負けたボクサーかDVを受けたような顔になり、日に日に重力の影響で内出血が下に移動して目の下にたまって黒くパンダのようになります。
このような場合にはご自身で気にならなくなるまでに2週間程度かかりますが、1週間もあれば、お化粧やコンシーラで他人の目はごまかせるようです。ダウンタイムは通常は3~4日ですので、周りの人にばれても良い方やハートが強い方はいつ受けても良いと思いますし、絶対ばれたくない方は1週間程度お休みがあった方が無難でしょう。
また、埋没法・切開法・挙筋前転法の修正手術など二重部分の手術と眉下切開の同時手術の場合には、二重の部分の糸を抜糸するまで結構見苦しいので、総じて1週間はお休みがあった方がよいでしょう。
効果的な隠し方
六本木境クリニックの眉下切開では直後から眉毛まで含めて洗顔剤でお顔を洗えますので、血液がどんどん落ちて目立たなくなる傾向にありますし、かゆくなったりもしない傾向にあります。そして、翌日からパウダーやリキッドで眉毛を描いていただいています。
手術後早期からペンシルで眉毛の傷跡をゴリゴリこすると、傷跡が目立つようになるかもしれませんので、眉下切開後に眉毛を描く場合は、しばらくはペンシルではなくパウダーやリキッドを使用していただいております。
1週間後の抜糸まで洗えなかったり化粧ができなかったりする場合と何が違うのか?といった質問が多いのですが、そもそも、形成外科や創傷治癒の専門の世界では、手術直後からキズを洗えるのが最新医療だと思います。
キズをしばらく洗わないでぬらさないで避けて洗って消毒などといった方法は一昔前の方法と言えるでしょう。直後から傷口を直接洗ったり翌日から化粧したりが可能なのは、そうでない場合よりもずっと細い糸でずっと細かく丁寧に傷口をピッタリと縫い合わせているからだと思っていただいても構わないでしょう。
また、よっぽどひどい内出血の場合以外では、眉下切開後のカモフラージュとしてサングラスよりも伊達メガネの方がずっと優れていると言えます。伊達メガネの方が目に注意が集まるのでサングラスよりも眉毛に目線が行きにくくバレにくいようです。
また、前髪を作っていただいた方がより一層バレにくいことは間違いないのですが、なんと・・六本木境クリニックの眉下切開では短髪やオールバックのような髪型の人でも直後からバレなかったという方が多いようです。
洗顔
一般的によく言われているように、抜糸までの1週間は顔を洗えないのでしょうか?
傷口を洗顔剤で洗ってもらっています。
傷口をさけて洗うと傷口がむれてばい菌が増えます。
また、傷口をよけて洗ったりすることが、洗わないよりもかえってよくないと思われますし、わたくしは洗顔剤を付けないこともよくないように思っています。
洗顔剤を付けることが心配でお湯だけ・水だけで洗うと、すぐに傷口がベタベタ・ドロドロして、かゆくなりがちです。
わたくしは油っ気の中でばい菌が増えるように思っています。
逆に洗顔剤で優しく丁寧に洗うと、油っ気が落ちてばい菌が非常に少なくなるように感じています。
眉下切開の直後からの洗顔については10年前から同じ方法で行っていますが、かえって傷口が清潔になって感染したことが一度もありませんでしたし、直後から洗った方が傷跡の汚れが取れてぴったりとくっつくようになるためか、傷跡がキレイになる傾向にあります。
消毒はキズの直りが悪くなり傷跡がどす黒く汚くなる傾向がありますので禁止とさせてください。
消毒は100年以上前から続いている間違った方法だと言われています。
洗わないで!消毒を小まめに!などといった治療は形成外科や創傷治癒の専門家の間では昔ながらの変な治療と言われていますし、傷口は1日でも洗えないとベタベタ・ドロドロの臭い汁が付いたままですので、非常にかゆくて臭くて不潔な状態になりがちですし、しかも、かゆくて、ついつい搔きむしって傷あとが汚くなる傾向にあります。
眉下切開ではキズや傷跡が早期からキレイで目立たないことがとても大切です。
入浴・シャワーについて?
傷口をさければ、意外に早く入浴やシャワーが可能でしょうか?
この場合、最大の注意点はキズぐちを避けないことです。
傷口をさけて入浴・シャワーを行うと、むれてばい菌が増えます。フィルムか何かでカバーして入浴やシャワーを行うと、丁度ビニールハウスでばい菌を栽培しているようなイメージとでも言って良いのではないでしょうか?傷口を洗った方がばい菌が少ないことは常識と言えるでしょう。
ですから、あえて洗顔剤などで洗ってください。その方がばい菌がよく落ちると思います。実際にキズが心配で水だけお湯だけで洗っている人は、傷口がすぐにドロドロしてきます。我々の日常的な感覚と同じで、ばい菌って油っ気の中にいるようです。食べた後のお皿を想像していただけると分かりやすいと思います。似た理屈でシャンプーの泡がついても全く問題ありませんので、普段と同じような感じで洗髪やシャワー・洗顔をしてください。
形成外科や創傷治癒の専門の世界では、洗わないで・ぬらさないで・消毒などといった方式は昔の方法だと言われています。最新のキズの治療では洗うことが大切です。
傷口は1日でも洗えないと臭くてかゆくて本当に大変です。眉下切開後にキズを洗えないと寝ている時に無意識にかゆくて掻きむしってしまい傷跡はほとんどの場合、汚くなってしまいます。
しかし、湯船につかる入浴は3~4日はお控えください。体全体(大きな容積)が温まると内出血や腫れのリスクが高くなります。反対の現象として、眉下切開のキズぐちやその周囲だけを冷やしても全体のわずかの部分(0.1%以下)を冷やしていることになり、血液は猛烈な勢いで体中を循環していますので傷口の温度低下は得られませんが、体を温めると9割以上の部分があたたまるので、傷口の温度も確実に上昇します。
メイクについて?
眉下切開のあと、全体的なお化粧と眉毛を描いたり、マスカラのようなアイメイクはいつから可能でしょうか?
翌日からはむしろ積極的にパウダーやリキッドで眉毛を描いて傷口をかくしてください。
ペンシルなどでゴリゴリと刺激することは良くないので、パウダーやリキッドの方が良いと思います。
同じ眉下切開でも「1週間後の抜糸までお化粧はできません。眉毛は描けません」といっているクリニックもあるようですが、そういった場合と何が違うのでしょうか?
六本木境クリニックの眉下切開では細い糸で細かく丁寧にピッタリと傷口を合わせているので、直後から洗顔剤で傷口を洗えたり、
翌日からパウダーで眉毛を描くことができるのだとお考えください。
反対に眉下切開手術を受けた当日から臭くてもかゆくても傷口が洗えない、翌日からパウダーで化粧ができない場合、縫い目が粗い、傷口を丁寧に合わせていないと思っていただいてよいと言えるでしょう。このような場合には眠っている時に、かゆくてかゆくて傷口を搔いてしまい傷あとが汚くなる傾向にあります。
また、眉下切開の手術当日ご来院時のお化粧について、普段眉毛を描いていない方はそのままで、普段眉毛を描いている方は普段通りに眉毛だけ描いて来ていただいています。自分や周りの人がどのような形や雰囲気・イメージを眉下切開予定の人の眉毛だと思っているのか認識しているのかということも大切です。
手術前の眉毛の形・雰囲気を損なわず極初期から上手くカモフラージュできるように眉下切開の手術を行うことが、周りに手術直後からバレない第一歩だと言えますので、眉毛を普段通りに描いて来ていただいています。
普段、眉毛を描いている方は、眉下切開の手術当日いつも通りに描いてきてください。ご自身や周りの人がどのように眉毛を見ているのか、また、ご自身がどのような形・雰囲気をご自分の眉毛だと認識しているのか等を知りたいため、ぜひ描いてきてください。その雰囲気を参考にして眉下切開のデザインを行います。
普段眉毛を全く描かない方は、もちろん描かなくてけっこうです。
まつ毛のエクステについて?
眉下切開の術後、内出血や腫れが少ない方ですと、早くて手術の翌日か翌々日。内出血や腫れが多い方であっても、遅くとも通常は術後1~2週間でエクステを付けに行くことが可能だと思います。
でも、常にまつ毛にエクステを付けていた方であっても、眉下切開をお受けになると、「目にインパクトが出たのでエクステを付ける必要がなくなった」、「自分の好きな目になったのでエクステの必要がなくなった」とおっしゃることが多いです。
コンタクトレンズは何日できない?
それどころか、注意すればコンタクトレンズをつけたまま眉下切開の手術をしてもほとんど問題はありません。でも、コンタクトレンズをはずして眼鏡で来ていただいた方がまぶたを触ることができるため、より正確な切開が可能です。もちろん、このような場合でも眉下切開後すぐにコンタクトレンズを入れることができます。
眉下切開の手術後1週間コンタクトレンズを入れることができないとは、一体どのような理由があるのでしょうか?眼鏡のフレームがあった方が眉下切開の傷口が目立たない、もしくは・・眼鏡をはずしたときにキズが見えにくい方が傷口について怒られない、なんて理由からでしょうか?不思議な意見の場合は、裏に何か事情があるのか・・いろいろ考えてみるのも面白いかもしれません。
冷やした方がいい?
その刺激で傷口が開いて出血したり傷跡が汚くなったりという話が実際にあるので禁止とさせてください。また、手の汚れが付着して、ばい菌もつきやすいかもしれませんし、そんなことをする必要はありません。血液の循環するスピード・流量は大変すごいので無意味と言えるでしょう。
眉下切開の傷口の様なわずかな範囲(0.1%以下)を冷やしても、すぐ横には巨大な体が一続きにつながっておりすごいスピードで温かい血液が循環していますので意味がないと思われます。このことが、入浴であたたまることは体の9割をあたためるため内出血のリスクを増やす反面、冷やすことが効果がないということの非常に分かりやすい理由と言えるでしょう。
「あなたがきちんと冷やさなかったから内出血がひどくなった」といった昔からある責任転嫁の方法かもしれません。クリニック側にはメリットがあるので昔から続いているのでしょうか?そもそも、ガッツリ冷やすためには上げ膳据え膳でなくてはなりませんし、冷やすこと自体を手伝ってくれる人が常に必要ですので入院が必要です。
自宅にいるとやらなければならないことがたくさんあります。外来患者さんで、そんなにきちんと冷やせる暇な人は誰もいないと言えるでしょう。
運動は?
ただ、バイクで転倒して3週間前の傷口が開いた人もいますので、プロスポーツ選手やインストラクター・ダンサー・体育の先生など特殊な事情以外の方は1ヶ月くらい運動を見合わせた方が無難かもしれません。
もちろん、眉下切開は大手術ではありませんので、ウォーキングやスイミングでしたら1週間後でも良いのではないでしょうか?
手術直後は寝ていた方が良い?
キリンは首が長いので脳血流を維持するため血圧が一番高いと言われています。血液が重力によって下に下がる現象は昔からよく知られています。もちろん眉下切開の手術後、すぐに走ったり激しい運動をすると、血圧が上がりますので内出血がひどくなるかもしれません。
しかし、普通に散歩したり、お買い物をしたり、ウインドウショッピングをしたり、お洋服を見たり、カフェでお茶したり、外食したり、本屋さんで立ち読みしたり、映画を見たり・・いろいろやってもかまいません。むしろそのようにしていただいた方が、寝ているよりもずっと腫れにくいようです。
周りの目が気になる場合にはサングラスや伊達メガネをかけたり、前髪を作ったりしてください。でも、わたくしも九州から出てきて本当に驚いたのですが、東京の人って全くと言ってもいいほど他人の顔を見ないんですよね。
もちろん、お休みになるときも頭が高い方が有利かもしれませんが、あくまで普段と同じ感じでお願いします。極端に高い枕を使ったりソファーで寝たりといった変わったことをすると、寝違いして首や腰が痛くなったり風邪を引いたりしてロクなことがないと思います。