大学教授の眼瞼下垂手術
今年で50歳のわたくしですが、
いまだに毎日が勉強の日々です。
医者という仕事は、
いくつになっても勉強が大切ですよね。
学会も面白い演題がたくさんありますが
ライブサージェリーや動画の演題は
特に興味深いですし、
手術見学はもっと面白いです。
生まれた時から
根っからの形成外科医ですから・・
今回は大学教授の眼瞼下垂手術の
見学に行ってきました。
眼瞼下垂の手術は見た目や目が開くだけではダメ
われわれ形成外科医や美容外科医は
まぶたに対して、ついつい見た目重視で
手術しがちですが・・
まぶたの機能・目自体の機能
はもちろん・・
後で違和感が残らないように
細心の注意を払われていることや、
ごくごく小さな切開で剥離範囲がせまい
侵襲が小さい手術で
良い結果を出されていることにビックリでした。
症例によって拡大した術式を行うことは
ほぼ無いそうです。
良い手術は何にでも通じますよね。
眼瞼下垂の手術見学で眉下切開の良さを再認識
今回はあくまで眼瞼下垂で有名な先生の
講演を聞いて、眼瞼下垂の手術を見学したのですが、
ここでも眉下切開という手術の良さを
改めて再認識することができました。
眉下切開の場合、切開する部分が
目からかなり離れているため、
まぶたの手術の中では、どう考えても、
目に対する影響がもっとも少ないですよね。
まぶたの手術というよりは、
眉毛の手術とでもいいましょうか。
しかも、眉下切開を受けると
まぶたの重みが劇的に減るためか、
重症の眼瞼下垂の人以外ですと、
ほとんどの方がまぶたの開きが改善します。
反対に眼瞼下垂の手術ですと、
特に広く剥離した場合は、
傷跡が固くて重く感じるためか・・
まぶたが開きにくくなった
まぶたが重くなった
などと・・
長期にわたって言われることがあります。
もちろん、徐々には改善してきますが・・
そのようなことがずっと続いたという
症例にあたったことはありませんが、
結構、長い期間言われたこともあります。
反対に、眉下切開ではごくごく初期から
そのような症状・自覚症状を
言われないことがほとんどです。
眼瞼下垂の手術では目尻のしわが悪化する
眉下切開と二重ラインの手術との
大きな違いのひとつは、
手術後に目尻のしわがどうなるか
ということです。
どのようなまぶたの手術でも
おでこのしわ(ひたいのしわ)は
少なくとも減る傾向にありますし
多くの症例では劇的に改善します。
一方、目尻のしわは、
二重ラインの手術では必ず悪化します。
埋没法でも二重切開法でも
眼瞼下垂の手術でも
切らない眼瞼下垂の手術でも
二重ラインの手術の場合は、
まぶたの外側から目尻の皮膚が必ず余ります。
ですから、目尻のしわは必ず悪化します。
二重ラインの手術であっても
若い頃に受けるのであれば
目尻のしわは悪化しない・・という
まことしやかな意見がありますが、
本当でしょうか?
案外・・まわりの人が40代後半で
目尻のしわが気になってきたのに、
自分は30代で既に目尻のしわが気になる・・
という状態かもしれません。
眉下切開では目尻のしわが改善する
それに対して、眉下切開ですと、
ひたい(おでこ)のしわはもちろん、
目尻のしわも改善できます。
意外にもこのことは
他のどのような手術にも当てはまりません。
ですから、眉下切開はやはり
唯一無二の手術だと言えます。
眉下切開は自然な効果
眼瞼下垂の手術では、
どのような名医が行っても
もともとの顔と大きく異なって
整形顔チックになる場合が多いです・・
反対に眉下切開ですと、
自分の良さを残したまま
自然な感じにキレイになったり
若返ったりすることができます。
眉下切開についてはこちら
https://www.problem-eyelid.net/
https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/