まぶたのたるみ取り手術後のまぶたのしわ・たるみ
他院で上まぶたのたるみとり手術を受けたあとの40代女性から
まぶたのたるみについて質問メールが届きました。
【Q】
2週間前に有名なクリニックで
上まぶたのたるみ取りの手術
(上眼瞼形成術)を受けました。
でも、まぶたのたるみは減っていませんし、
むしろ目尻側のたるみはずっと悪化して、
いわゆるひどい三角目になってしまいました。
執刀してくれた先生に、
「これが最終結果じゃないですよね?
腫れが引いたら目尻のたるみはもっと良くなりますよね?」
と聞いたのですが、
「経過をみてください」
とだけ言われました・・
六本木境クリニックのコラムやブログで、
まぶたのたるみ治療のときに
まぶたの二重部分だけ皮膚を切り取ると、
目尻のたるみが余って
目尻のしわが悪化したり、
まぶたの外側の皮膚が余って垂れ下がる
というようなことが書いてあって・・
そのことを思い出しました。
術後2週間でたるんで感じる場合、
今後、たるみは改善していくものでしょうか?
それとも、腫れが引くとむしろ
たるみが目立っていくものでしょうか?
どうしても私には、
風船がしぼむとシワシワになるのと同じように
腫れが引くとたるみがひどくなるように思えます。
また、このように上眼瞼形成術を受けて
まぶたがたるんだ場合、
特に外側のまぶたのたるみが強い場合、
手術で修正することは可能でしょうか?
若い人の二重手術も目尻のしわ・たるみの原因
【A】
二重ラインでたるみ取りをした後に
目尻のたるみやしわが強くなった場合、
特に術前よりも明らかに悪化した
という場合は間違いなく、
「二重部分のみ余分な皮膚を切り取ったため、
目尻部分のたるみが余計に目立ってしまった」
という状態と言えるでしょう。
上眼瞼形成術だけじゃなくて、
眼瞼下垂の手術や二重切開法、
切らない眼瞼下垂の手術、埋没法などを
受けた方々からも同様の相談があります。
若い人の場合は、
二重ラインで皮膚を切り取ったり
眼瞼下垂の手術を受けても、
目尻のしわが目立ったり
まぶた外側の皮膚が余ることはない
という話もよく聞かれますが、
これはある意味ウソと言えます。
若い頃に二重ラインの手術を
受けたことがある人は、
受けてない人と比べて、
早いうちから目尻のしわが
目立ってくる傾向にあるようです。
たとえば、10代や20代で
二重ラインの手術を受けると、
周りの人が40代~50代になって
目尻のしわが気になってきたというのに
自分だけは30代で既に目尻のしわが目立つ・・
という感じになるようでして、
実際に相談に来られています。
また、たるみについてですが、
ご指摘の通り、どちらかと言いますと
腫れが引くと悪化することが
多いように思います。
目尻のしわ・たるみには眉下切開
このようなご相談の場合、
眉下切開・眉下リフトで目尻側の皮膚をたくさん切除すると
かなり改善できることがほとんどですが・・
眉下切開単独手術では難しい場合もあります。
そうした場合にわたくしが
よく行っている修正方法ですが・・
特に二重ラインが不自然に高い場合には
二重ラインを下げて二重の幅を狭くして
同時に眉下切開・眉下リフトを行っています。
修正手術の場合は特に
診察してみないことには
改善できるかどうか分かりませんので、
まずはカウンセリングでの
ご予約をお願いいたします。
眉下切開についてはこちら
https://www.problem-eyelid.net/
https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/