眉下切開とPDSなどの溶ける糸

眉下切開のときPDSなどの溶ける糸で真皮縫合をしてほしい

六本木境クリニックには眉下切開について
本当にさまざまな質問や相談があります。

そのなかでも眉下切開のとき、
PDSなどの溶ける糸で中縫い・真皮縫合をしてほしい
と言う相談が多いのですが、

わたくしは眉下切開だけでなく
あらゆる手術で中縫い・真皮縫合に
10年以上PDSなどの溶ける糸を使ったことはありません。

溶ける糸、溶けない糸に関しては、
ネット上にさまざまな意見が乱立していて、
医師によって考え方が随分違うようです。

眉下切開での溶ける糸・溶けない糸比較

患者さんによると・・
ネット上に溶ける糸と溶けない糸との
比較についての文章があるそうです。

要約すると下記のようなものでした。

形成外科的縫合では、
一般外科手術の縫合とは違って、
真皮縫合という特殊な中縫いが行われます。

縫合糸はナイロンなどの
溶けない糸を使う場合と
PDSなどの溶ける糸を使う場合があります。

真皮縫合は傷跡が安定するまで
十分な張力を保って、
最終的にキレイな傷跡にすることが
目的で行われます。

溶けない糸の方が
長期間張力を維持できるため、
多くの場合、溶けない糸を用いる方が
傷跡はキレイになります。

溶けない糸は、
一般的にナイロン糸が使われ、
一生体内に残ることになるかもしれません。

眉下切開で真皮縫合の糸が出てくる?

真皮縫合をキッチリ行うには、
皮膚の直下に糸を入れる必要があります。
このことは非常に熟練を要します。

また、上手い真皮縫合は糸が皮膚の
すぐ下ギリギリのところにあるので、
ベテランの医師が縫った場合でも、
まれに真皮縫合の糸が出てきたりします。

糸がぜんぜん出ないというのであれば、
真皮縫合が深すぎて上手くない、
真皮縫合に慣れていないことが多く、
最終的に目立つ汚い傷跡(肥厚性瘢痕)に
なってしまう可能性があります。

眉下切開の真皮縫合で使う糸の安全性について

また、ナイロンなどの
溶けない糸の安全性については
通常・・問題がありません。

PDSなどの溶ける糸の方が反応が強いため
溶けるわけです。

溶けるときに炎症反応が起こったり、
細胞がいろんな物質を放出したりするため、

肥厚性瘢痕になったり
傷跡の赤みが続く原因になったりします。

反対にナイロン糸は反応しないので
溶けないと言えます。

そのため、ナイロン糸のような
溶けない糸を埋め込むことは
そんなに心配なことではありません。
(以上)

確かにこの先生の意見は、
溶ける糸と溶けない糸の下りなどは、
わたくしの意見と似ています。

医者という人種は特に
さまざまな意見を持っていて、
溶ける糸・溶けない糸についてもそうです。

眉下切開で溶ける糸を使うと傷跡が汚い

意見の違いはさておき、
やはり、結果の方が重要でして
眉下切開・眉下リフトの結果・キズや傷跡については
たいへん大きな差があるようです。

そして、PDSなどの溶ける糸を使うのか
ナイロンなどの溶けない糸を使うのかという選択は、
眉下切開の傷跡の結果を大きく左右する
要因のひとつと考えられます。

わたくしもこの形成外科の先生と同じように
眉下切開ではナイロンの糸が皮膚の下に
残るか残らないかということよりも
キズや傷跡がきれいか汚いか
ということの方が重要だと確信しています。

眉下切開の真皮縫合は深い?

ちなみに、わたくしの真皮縫合は
部位や手術、切開の方法によって
いろいろなバリエーションがあります。

特に毛包斜切断による眉下切開の場合、
皮膚からかなり深いところに
真皮縫合?を行っています。

経験上、その方が眉下切開の傷跡が
キレイになることを知っているから
そのように行っているわけです。

六本木境クリニックの眉下切開の傷跡は、
わたくしの方法が正しいということを
立証していると思います。

六本木境クリニックの眉下切開では、
キズや傷跡でお叱りを受けることは
ほぼありません。

特に女性から長期お叱りを受けたことは
皆無と言っても過言ではありません。

なんと・・わたくしは眉下切開を
10年以上やっていますが、
長期にわたってお叱りを受けたのは、
眉毛の薄い男性ただ一人だけです。

 

六本木境クリニックの眉下切開5年後の女性の傷跡、女性の場合には眉毛がない人の眉下切開でも叱られることがない。なぜ、眉毛がない男性のほうが叱られるのかと言えば、女性はしばらく化粧でかくしているのかもしれません。

 

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/