東京都内の20代女性から刺青除去について質問がありました。
【Q】
私はずっと刺青・タトゥー除去治療では、
「レーザーか切除が良い治療だ」
と、信じ込まされていました。
私はずっと刺青・タトゥー除去治療では、
「レーザーか切除が良い治療だ」
と、信じ込まされていました。
レーザー除去治療では、
「刺青やタトゥーを無傷でキレイに除去できます・消すことができます」
「手術ではありません」
「痛みが少ない」
「生まれたままの肌に!」
「一番安全」
「刺青やタトゥーを無傷でキレイに除去できます・消すことができます」
「手術ではありません」
「痛みが少ない」
「生まれたままの肌に!」
「一番安全」
切除の方では、
「短期間に刺青・タトゥーを完全除去」
「一直線のきれいな傷跡」
「結果が悪くても手術やけがの傷跡に見えます」
「最短・最速の治療」
「短期間に刺青・タトゥーを完全除去」
「一直線のきれいな傷跡」
「結果が悪くても手術やけがの傷跡に見えます」
「最短・最速の治療」
といったイメージの
かっこよい宣伝文句が並んでいました。
かっこよい宣伝文句が並んでいました。
後から考えるとウソ八百が混じっていますよね。
ネット上に載っている刺青・タトゥー除去の削皮・剥削の写真といえば、
ケロイド状に盛り上がっている醜いものばかりだったので、
自然に除外して考えるようになっていました。
ケロイド状に盛り上がっている醜いものばかりだったので、
自然に除外して考えるようになっていました。
後から考えると、
刺青・タトゥーの削皮・剥削を上手くおこなえないクリニックによるウソですよね。
刺青・タトゥーの削皮・剥削を上手くおこなえないクリニックによるウソですよね。
【A】
刺青やタトゥー削皮・剥削の術後画像については、
ウソではありません。ある意味真実です。
刺青やタトゥー削皮・剥削の術後画像については、
ウソではありません。ある意味真実です。
実は、六本木境クリニックには
他院で刺青やタトゥーの削皮・剥削を受けたという方が
大勢相談に来られていますが、
100%全員がひどいケロイド状でした。
他院で刺青やタトゥーの削皮・剥削を受けたという方が
大勢相談に来られていますが、
100%全員がひどいケロイド状でした。
もちろん、六本木境クリニックには他院の施術に不満があって
来られている方が多いので、患者層に偏りがあることも事実です。
来られている方が多いので、患者層に偏りがあることも事実です。
しかし、そのことを差し引いても、
世間の刺青・タトゥー削皮・剥削のレベルは、
非常に酷いということは疑う余地がありません。
世間の刺青・タトゥー削皮・剥削のレベルは、
非常に酷いということは疑う余地がありません。
どうやら、世間では、
わたくしが行っているフリーハンドデルマトームなどの
刃物だけによる削皮・剥削をおこなっている医師は非常に少なく、
わたくしが行っているフリーハンドデルマトームなどの
刃物だけによる削皮・剥削をおこなっている医師は非常に少なく、
炭酸ガスレーザーや電気メスで
削皮・剥削をおこなっている医師が多いようです。
削皮・剥削をおこなっている医師が多いようです。
炭酸ガスレーザーや電気メスを使うのは、
出血させないように、血が出ないように
という意味合いかと思いますが、
出血させないように、血が出ないように
という意味合いかと思いますが、
そもそも、そのようなものを使う使わないに限らず、
出血させないくらいに上手く削皮をおこなえないと
100%ケロイド状になります。
出血させないくらいに上手く削皮をおこなえないと
100%ケロイド状になります。
わたくしの刃物だけの削皮では、
電気メスよりもずっと丁寧な止血機器である
バイポーラーという道具でさえ登場しません。
電気メスよりもずっと丁寧な止血機器である
バイポーラーという道具でさえ登場しません。
因みに、わたくしは眉下切開など他の手術でバイポーラを使う際は、
驚きの低出力で使用していますが、
刺青やタトゥーの削皮では、それさえも必要ないということです。
驚きの低出力で使用していますが、
刺青やタトゥーの削皮では、それさえも必要ないということです。
だって、どんなに広くても
ほとんど5cc以下しか出血させませんから・・・
ほとんど5cc以下しか出血させませんから・・・
炭酸ガスレーザーや電気メスによる削皮・剥削で、
さらに悪いことは、
さらに悪いことは、
皮膚という熱損傷からのバリアーが損なわれている部位に
直接熱を加えるため、
非常に深いやけどが生じるケースが多いということです。
直接熱を加えるため、
非常に深いやけどが生じるケースが多いということです。
皮膚のやけどと違って、深部組織のやけどは、
ただ腫れただけのようにも見えるため、分かりにくいのですが、
キズが非常に治りにくかったり、
腫れていた部位が分厚いやけど痕になってしまったりします。
ただ腫れただけのようにも見えるため、分かりにくいのですが、
キズが非常に治りにくかったり、
腫れていた部位が分厚いやけど痕になってしまったりします。
分厚いやけど痕の層ができてしまうと、
「術後にレーザーが効きやすい」
という削皮最大のメリットがなくなってしまいますし、
程度の激しいケロイド状になってしまいます。
「術後にレーザーが効きやすい」
という削皮最大のメリットがなくなってしまいますし、
程度の激しいケロイド状になってしまいます。
また、もしかしたら、ネット上の刺青・タトゥー削皮の
ひどい画像や悲惨なエピソードは
情報操作(ディスインフォメーション)によるものかもしれません。
ひどい画像や悲惨なエピソードは
情報操作(ディスインフォメーション)によるものかもしれません。
刺青やタトゥー削皮のこわいイメージを多くの人に植え付けて
あたかも刺青・タトゥー除去治療には
レーザーや切除しか選択肢がないように
思わせているのかもしれません。
あたかも刺青・タトゥー除去治療には
レーザーや切除しか選択肢がないように
思わせているのかもしれません。
そんなこと、誰が何のために行っているのかって??
だって、もし幅広い刺青やタトゥーであっても、
削皮なら、一回でビックリするような良い結果を出せるのだとしたら、
削皮なら、一回でビックリするような良い結果を出せるのだとしたら、
数年がかりで何十回も機関銃で打たれるような
痛い思いをしてまでも刺青やタトゥーのレーザーじょkを受ける
という人がいなくなってしまいますし、
痛い思いをしてまでも刺青やタトゥーのレーザーじょkを受ける
という人がいなくなってしまいますし、
汚い傷跡が残って、痛みやしびれが酷いため
途中で治療をあきらめることになる可能性が高いのに
わざわざ刺青・タトゥーの分割切除を受ける
という人もいなくなってしまいます。
途中で治療をあきらめることになる可能性が高いのに
わざわざ刺青・タトゥーの分割切除を受ける
という人もいなくなってしまいます。
既に高額なレーザー機器を購入してしまったクリニックや
切除ばかりを行っているクリニックや医師が
あえて削皮の悪い結果をネット上に出している可能性もあります。
切除ばかりを行っているクリニックや医師が
あえて削皮の悪い結果をネット上に出している可能性もあります。
でも、下手な削皮を受けてしまい、
ひどいケロイド状になった気の毒な方が
本当にご自身で出されている可能性も当然、否定できません。
ひどいケロイド状になった気の毒な方が
本当にご自身で出されている可能性も当然、否定できません。
でも・・・両方が混在していると考えて良いですよね。
何を言っているのか・・・
自分でも分からなくなってきましたが、
でも、いろいろな可能性を常に考えないと
騙されるような世の中ですから、
何でも疑ってかかった方が良いと思います。
自分でも分からなくなってきましたが、
でも、いろいろな可能性を常に考えないと
騙されるような世の中ですから、
何でも疑ってかかった方が良いと思います。
でも、覆しようがないような絶対的な真理もあります。
「刺青・タトゥーの削皮・剥削後、2週間でほぼ100%上皮化します」
と、明言できないクリニックや医師は
何かやり方がまずいと断言できます。
と、明言できないクリニックや医師は
何かやり方がまずいと断言できます。
生命の神秘とでも言うのでしょうか?
本当にたくさんの刺青・タトゥー除去症例を施術してきましたが、
患者さんの体質による個人差って驚くほどないですよね。
患者さんの体質による個人差って驚くほどないですよね。
あるのは間違いなく、執刀した医者の個人差です。