溶ける糸のフェイスリフトをたくさんおこなっていて、
講師として他の医師への教育もされている先生から伺った話です。
まだ新しい開封していない溶ける糸が、
使用期限内だというのに、まるで乾麺のように
ポキポキと折れて、ボロボロだったそうです。
ショックを受けて溶ける糸の在庫をすべて処分したそうです。
その後、メーカーに苦情を入れたのだと思いますが・・
でも・・・
溶ける糸の溶けるということは・・
多かれ少なかれそのようなものだと思います。
まさか・・
お顔に入れてから糸が強くなるなんて言う人がいたら
完全に狂っているか、詐欺師、極悪人ですよね。
“溶ける”ということになんとなく安心感を感じるようで、
溶ける糸のフェイスリフトが流行っているようですが、
溶ける糸は結果が悪くても、ひどい目に遭っても、元通りになる。
というような響き・安心感を売りにしている商売であって
効果はほとんど無いと言えるでしょう。
溶ける糸の効果については、個人差があると言われていますが、
この個人差というのは、患者さん同士の個人差ではなく
実際にはメーカー・医者・患者さんと階段状になっている
認識の差のことではないかと思います。
効果について、メーカーは、
「溶ける糸は1年~2年はもちます」と言っていても、
施術している医師は、
「溶ける糸って、どうせ、もっても1か月でしょ。
長持ちしないからまた受けに来てくれる。
溶ける糸はリピートしてくれるからいい商売になるのよ」
と思っていたり・・・
また、肝心の溶ける糸を受けた患者さんはというと、
例外なく効果を感じていない・・・
まさにゼロといった現状のようです。
大手美容外科のスタッフさんたちも
「溶ける糸のフェイスリフトは、お金をもらっても受けたくない。
だって、痛い思いするだけで、全然効果がないんだから」
とおっしゃっていました・・・
現代の怪談ですよね。
やはり、溶けないシリコン製の糸のフェイスリフト
スプリングスレッドが一押しです。
真昼の六本木。