スプリングスレッドの説明の際、
感染リスクについて切り出すと、
「手術で感染リスクがあるのは当然でしょ」
「そんな当然のこと、気分が悪くなるから聞きたくないわ」
という反応がほとんどです。
世間では、スプリングスレッドは感染が多いと言われています。
スプリングスレッドがシリコン製だからでしょうか。
シリコンだと危険性が高いのでしょうか?
そんなはずはありません。
豊胸で巨大なシリコンを胸に入れている人も大勢いるくらいです。
おそらく、手術の時の医者の不注意や術前・術後の説明が悪かったなど、
医療側の原因が99%であると思われます。
消毒不能である毛穴の奥にも大量のばい菌がいるはずですので
消毒液や消毒法に原因があるはずはありません。
また、シリコンにばい菌が「1」ついていると仮定すると
小さな毛には「億~兆」のばい菌が住めるかもしれないですよね。
スプリングスレッドのような溶けない糸を使うフェイスリフト手術では、
糸の挿入と同時に毛髪(毛)を入れない
ということが最大のミソであると思います。
当院では、スプリングスレッドの手術当日は、洗髪してからご来院いただき、
もみあげ~お顔のうぶ毛までを剃毛して、
さらに、よく洗ってから手術をおこなっております。
日々、スプリングスレッドの感染対策を色々考えて強化しています。
感染対策を強化してからは、感染の確率が減っていると思われます。
しかしながら、
目に見えないうぶ毛の先っぽにも、ばい菌は相当数住んでいますので、
感染の確率をゼロにすることは不可能だと思っています。
美容医療はリスク対策が本当に難しいものです。
患者さんの話によると、リスクや合併症について
あまり説明をしない先生方も多いようです。
売上などのために、あえてリスクを説明しない場合は、
嘘つきではありますが、まだマシな方です。
本当に恐ろしいのは、
リスクを認識していない場合です。
リスクを認識していないということは、
リスク対策もないので、危険極まりないと言えます。
六本木境クリニックでは、しっかりとリスク説明しております。
患者さんからは
「こんなに怖い話ばかりされたのは初めてです」
という感じのことを
毎日のように言われています。
でも、スプリングスレッドでは時々感染が起こることは事実なのです。
近くのすぱじろう。
ハッキリ言っておいしいです。
特におススメはジェノベーゼパスタ。