12月4日TBSの「いっぷく」に出させていただきました。
TOKIOの国分太一さんの番組です。

テレビで本当は伝えたかったことをブログに書いてみました。

内容は大手美容外科での糸のフェイスリフトについてでした。

→痺れや痛みがある、ということは、
 施術のときに○○神経を傷つけられた可能性がある・・・など

コメカミの側頭筋膜に固定するタイプの糸では、
強い痛みが持続することは普通の事です。

側頭筋は噛むための筋肉ですので、
食事の時の激痛が1~2か月続くと言います。

末梢神経麻痺(しびれ)や顔面神経麻痺のリスクも当然ありますので

糸のフェイスリフトでは
解剖を熟知した医師が丁寧に行うことが重要ですし、
リスクについて事前に詳しく説明する必要もあります。

→新人の医師がやっている可能性ある・・・など

もちろん、複数の医師が在籍しているクリニックで
全身麻酔や静脈麻酔を使われた場合には、
若い医師が手術を行うことも十分あると思います。
そうしないと教育の機会・若い医師が上手くなる機会はありませんので・・・

また、ベテラン医師が目を離さず指導できているか
ということはそれ以上に重要です。
勝手にやりなさい・・といった放置状態の場合もあるかもしれません。

Q,フェイスリフトの手術は難しいもの?
→新人の練習でよくやる・・・など

切るフェイスリフトは、上手く行わなければ傷跡が目立つし、
耳が立って大きく見える、耳たぶは伸びる、もみあげが上に移動してなくなる・・
など様々な注意点があり、難しいと言えます。

その上、ほうれい線などのお顔の正面に対する効果は乏しいので、
失うものと比較して得られるものが少ないとも言えます。
このため年々糸のフェイスリフトの方が増加傾向にあります。

一方、糸のフェイスリフトは
切るフェイスリフトと比較すると、あまり訓練されていない医師でも
一応型どおりのことは出来てしまうということが問題です。
糸の施術は施術医師によって仕上がりも安全性も格段の差があります。
解剖などの専門知識を熟知していない医師が施術すると
しびれや顔面神経麻痺などのリスクが高くなることは間違いありません。
Q,フェイスリフトの研修はどれくらい?

わたくしの場合ですと、形成外科出身ということもあったかもしれませんが
美容クリニックに就職して半年程度で糸の施術を経験させていただきました。
また、1年程度で切るフェイスリフトも執刀しました。

美容医療というものは一度見たら(手術を見学したら)、
「できない」という言い訳は通用しないというような話も聞きます。

 

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切るフェイスリフトは、上手く行わなければ傷跡が目立つし、
耳が立って大きく見える、耳たぶは伸びる、もみあげが上に移動してなくなる・・
など様々な注意点があり、難しいと言えます。