「刺青・タトゥーはレーザー除去治療で消すことができます」
と、まるでメーカーの受け売り・伝言ゲームのような説明を
医者がしても良いのでしょうか?
「消えます」ということまでは、
墨の色・深さや症例によっては
ギリギリウソをついていないのかもしれません。
でも、ほとんどの刺青・タトゥーでは
薄くなっても消えることはありませんよね。たとえ、10年100回照射したとしても・・
しかし、
「無傷でキレイに消えます。」とならべると・・
100%ウソです。
医者が消えたと思っていてもダメなんです。
患者さんが消えたと思わなければ。
刺青・タトゥーレーザー除去治療後の9割以上(全員かもしれません)
の人が消えたとは思っていない。
薄くなったとしか思っていないことは周知の事実です。
刺青を入れた時点で、針によって生じた瘢痕・傷跡を
どう考えるかが最大の問題ではないでしょうか。
隆起している刺青・タトゥー除去の場合、
レーザーで生じたわけではないですが、
形なりの瘢痕・傷跡が残るので、色が取れたら終わりとは言えないと思います。
手術も選択肢であろうと考えますが、いかがでしょうか。
刺青・タトゥー除去レーザーがどれだけ進化しても
刺青を入れた時点で針によって生じた瘢痕・傷跡を改善する方法はなく、
刺青を消す治療ではなく、薄くする治療です。
一般的な患者さんの意見は
「最初だけは薄くなった。後は何回やってもかわらない」
もちろん、大き目の分割切除も必ずひどい目に会う治療です。
六本木境クリニックでは
小さな刺青にはジグザグ切除か削皮
大き目の刺青には削皮をお勧めしています。
わたくしは刺青やタトゥーを入れた時にできた瘢痕・傷跡を
削皮による瘢痕・傷跡で全体的にカバーしてぼやかして模様に見えにくくする
字だったら読めなくすることが理想的な刺青・タトゥー除去治療だと思います。
刺青・タトゥー除去についてはこちら
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