眉下切開のクオリティー
アンチエイジング目的の40代・50代の眉下切開でクオリティーが要求されないわけではありません。
でも、若い人のほうが目が良くて細かいことまで気になる傾向があるからでしょうか?20代・30代の若い人の眉下切開では、驚くほどのハイクオリティーを要求されることがほとんどです。
そして、眉下切開のクオリティーに関しては執刀医によって大きな差がありますが、手術前に眉下切開のクオリティーを見極める方法を検討したいと思います。
- 執刀医の経歴
- 執刀医自身のカウンセリング時間(スタッフが話す時間を含まない)
- 眉下切開の手術時間
- 眉下切開のダウンタイム
- 眉下切開の傷跡画像
- 眉下切開で溶ける糸を使うのか?
- 傷跡に対して追加の治療を必要としないか?
- 肥厚性瘢痕と言う言葉が出て来ないか?
- スタッフが眉下切開を受けているか?
- 眉下切開を受けているスタッフがまばたきした時に不自然な斜めの線が出ないか?
- ドッグイヤーが目立たないか?
執刀医の経歴
執刀医の経歴だけで眉下切開のクオリティーを判断することは難しいです。
形成外科専門医や美容の専門医、ベテランの医師だからと言って、やみくもに信用しきってしまうとひどい目に会うことがあります。
専門医や経歴の長さは判断材料の1つでしかありません。他の判断材料も複数考慮に入れて総合的に判断しましょう。
ちなみに、わたくしは形成外科の専門医ですが、美容外科系は専門医はとっていません。
美容外科専門医となると豊胸や脂肪吸引などもふくめて広い分野の経験が必要です。ハッキリ言って、大手美容外科チェーンの医師のように何でもやっている人向きですよね。
何でもやっている医師のほうが眉下切開が得意だと言うことにはならないと思います。
執刀医自身のカウンセリング時間
執刀医が自分で話す時間の長さはとても重要です。
執刀医自身のカウンセリング時間が短い医師は忙しすぎて時間がないのでしょうか?たぶん違いますよね。
自信がないのです。自信を持って長く話せない人はあやしいです。
執刀医が自信がないときには、他の医師か美容カウンセラーのような洗脳の効いた素人に長く話させなさいと美容外科経営マニュアルに書いてあります。
眉下切開の手術時間
上手くない人がモタモタして手術時間が長いのは論外ですが、その場合には症例写真の画像で判断できます。
何だか傷跡が汚いね・意外と目立っているねって思えたら、ただ単に手術が下手なんですよね。
手術時間が短い人も論外です。中には上手い人もいるのでしょうけど、時間をかけず適当に手術していると言うことです。
参考になるかどうか分かりませんが、六本木境クリニックの眉下切開は、若い頃とても手術が早かったわたくしが、2時間かけて行っています。
眉下切開のダウンタイム
ダウンタイムが長いことは論外です。
症例数が多いとその手術が上手くなるということは素人でも知っています。
ダウンタイムが長いと受けてくれる人がけた違いに少なくなってしまいますので、執刀医は上手くなる機会すら与えてもらえないということです。
ちなみに、体中どこでも深くにある組織ほど太くて大切な神経血管が走っています。
そのため、眼輪筋(筋肉)や脂肪を取る手術のほうが内出血や腫れ・痛みやシビレなどがひどく、ダウンタイムが長いと言えます。
眉下切開の傷跡画像
眉下切開の傷跡画像をよく見てみましょう。
ホームページやブログに出てくるモニター症例写真画像はそのほとんどがチャンピオン症例でしょうから、その中に1人でも傷跡が気になる人や厚化粧の人・アートメイクで傷跡をごまかしている人がいる場合には完全にアウトです。
特に眉頭の下は他人から見て一番気になる場所だとされていますので、眉頭側の傷跡に注目して見てください。
眉下切開で溶ける糸を使うのか?
わたくしは眉下切開で溶ける糸は論外だと思っています。昔から溶ける糸で中縫いをすると溶けない糸よりも傷跡が格段に目立つことが分かっていました。
眉下切開では傷跡が目立つことが圧倒的に一番問題ですので、他のことには多少目をつむるべきです。
わたくしは他院眉下切開修正の経験も豊富ですが、溶ける糸で真皮や皮下を縫われている眉下切開の傷跡は目立つし汚いと断言できます。
また、溶ける糸の方が溶けない糸より有利なことは耳障りくらいだと思います。「溶けますよ」「吸収されますよ」って何だか安心に聞こえるんですよね。
傷跡に対して追加の治療を必要としないか?
傷跡について追加の治療なんて本当に必要なのでしょうか?
追加の治療を提示していると言うことはズバリ自信がないと言うことです。
追加の治療が再生医療的なものや最新治療のようなものだったり、そのバリエーションが豊富なときは、その大げさ度に比例して自信がないと言うことです。
きれいなキズは何もしなくてもきれいな傷跡になりますが、汚いキズはどのように魔法のような手を使っても汚い傷跡にしかなりません。
執刀医の「切って縫う」技術の差が全てだということです。
患者さんから聞いた話ですが、執刀医が腕が悪くて傷跡が汚くなるというのに、何と・・追加治療を有料で行うところもあるそうです。
肥厚性瘢痕という言葉がでてこないか?
眉下切開に関して、肥厚性瘢痕という言葉が出て来ないことも大切です。
肥厚性瘢痕になる可能性がわずかでもあるのだとしたら、眉下切開を受ける人なんて誰もいません。
また、傷跡が一時的に赤く盛り上がるなどと言う表現も明らかに肥厚性瘢痕を指している言葉です。
一時的と聞くと何だか早めに治りそうに聞こえてしまいますが、肥厚性瘢痕が落ち着いても汚い目立つ傷跡になります。
適切に行われた眉下切開の毛包斜切断ではそのような表現は一切出てきません。
六本木境クリニックでは同意書にも肥厚性瘢痕や傷跡が目立つと言った言葉は一切出てきません。
ドクターを見るときの注目点
- 経歴
- カウンセリング時間
- ダウンタイム(眼輪筋・筋肉や脂肪を取るか?)
- 眉下切開の手術時間
- 眉下切開の傷跡の画像
- 眉下切開で溶ける糸を使うのか?
- 傷跡に対して追加の治療を必要としないか?
- 肥厚性瘢痕という言葉がでてこないか?
スタッフが眉下切開を受けているか?
モニター症例画像では厚化粧をして、フラッシュをたいて、なおかつ、画像修正しているような悪質なケースもあると思います。
カウンセリングの時に眉下切開を受けているスタッフの傷跡を見たほうがいいでしょう。
そして、傷跡の汚さが自分の許容範囲を越えていた場合や客観的に目立っている場合には要注意です。
誰でもどんなことでも自分の身に降りかかると傍から見るよりも大変なことに感じますので、自分が眉下切開を受けた場合には何倍も目立つと考えて、ほぼ間違いないと言えるでしょう。
また、眉下切開を受けているスタッフが、「今日は出勤していません」などと言われた場合には、そこのクリニックで眉下切開を受けること自体をやめたほうが無難でしょう。
そのクリニックの眉下切開のクオリティーがまあまあの場合、スタッフの過半数が眉下切開を受けているはずですから。
近くで見ているスタッフが受けたくないような施術は得意施術ではないか、クオリティーが非常に低いと思われます。
眉下切開を受けているスタッフがまばたきした時に不自然な斜めの線が出ないか?
眉下切開を受けているクリニックスタッフを見るときに眉頭の傷跡以外にもう1つ、重要なポイントがあります。
それはまばたきの瞬間を見逃さないようにすることです。まばたきの時にまぶたが不自然な動き方をしていないか?
まぶたの内側・二重の上に斜めに走った不自然な線が出ないか?まぶたが外側にひきつれて吊り目になっていないか?
スタッフの顔をを何度もジーっと見て確認することが大切です。
ドッグイヤーが目立たないか?
ドッグイヤーというものは正面から見ると分からないので、ブログやインスタの画像では分かりません。
眉下切開を受けているスタッフの眉尻をよく見てください。ポコッと飛び出しているように見えたら、それが眉下切開のドッグイヤーが目立つ状態です。
眉下切開を受けているスタッフを見るときの注意点
- スタッフが眉下切開を受けているのか?
- 眉下切開を受けたスタッフが毎日いるのか?
- まばたきしたとき、不自然な斜めの線が出ないか?
- 眉尻が不自然に盛り上がっていないか?(ドッグイヤーがめだっていないか?)
眉下切開についてはこちら
https://www.problem-eyelid.net/
https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/