前回は、眉下切開を受けるとき医師のセンスや性格と合うことが大切だということをまずお伝えしました。
そして、医師やクリニックの方針・考え方について、同じ医療機関に埋没の料金がいろいろあることへの違和感を例にとってお伝えしました。
そして、眉下切開を受けたスタッフが「今日は出勤していない」と言われたときはあやしい。肥厚性瘢痕という言葉や追加の治療の話が出てくるときはあやしいなどとカウンセリングでの具体的な単語や言い回しについて解説してきました。
今回は手術時間が短いこととダウンタイムが長いことはあやしいのではないかと言うところから始めたいと思います。
眉下切開の手術時間が短いことはあやしい?
眉下切開の手術時間が30分や40分と言う感じで短い場合には、手術を丁寧にやっていないと断言できます。
もちろん要領を得ずにもたもたして手術が遅いことは話にもなりませんが、早く手術できる人がゆっくり丁寧に時間をかけて手術を行うことが理想です。
ちなみにわたくし若い頃からとても手術が早かったし、実際、毎日のようにそう言われていました。
もともと手術が早かったわたくしが1000例弱眉下切開を経験して、現在は2時間かけて眉下切開を行っているのですから、どう考えても似たクオリティーを出そうとすると3時間くらいかかりそうに思えます。
1時間以内なんて話にもならないと思っています。手術時間が短いなんてベルトコンベア式の流れ作業のようで、わたくしだったら絶対に嫌です。
眉下切開のダウンタイムが長いことはあやしい?
眉下切開のダウンタイムが長いなどと平気で言う医者はあやしいです。最終結果さえよければいいなんて、むちゃくちゃなことを言う医師もいるようですが、手術はダウンタイムが短いこともとても大切です。
それどころか、ダウンタイムを気にしない医師は総じて手術が下手だと思います。だって、ダウンタイムが長いような手術を好んで受けたい人なんて誰もいませんから、手術を受けてくださるかたがけた違いに少なくなります。
そのような場合には上手くなる機会すらあたえてもらえませんので、その結果、手術が下手になるようです。手術の技術が症例数にある程度比例することはよく知られています。
眉下切開のダウンタイムを短期的に短くする対策
眼輪筋やROOF・眼窩脂肪などをできるだけ傷つけないということに尽きます。
何度も申していますように、深いところほど太くて大切な神経血管が走っています。そのため、深い組織を傷つければ傷つけるほど、内出血や腫れがひどく、ダウンタイムは長くなります。
そして、痛みやシビレなどで長期間苦しむことになりやすいです。また、内出血対策としては丁寧に止血することも重要です。
そして、キズがきれいで早期から目立たないこともダウンタイムが短いための重要な要素ですが、キズがきれいなだけでは目立つことがあります。
キズが眉毛に沿っているのではなく、まるで眉毛そのものであるかのように見えることも、早期から目立たないためにはとても大切です。
また、傷跡を丁寧に細かく半透明ブルーの糸で縫うことも一回結紮法もダウンタイムを短くする工夫です。何度も結ぶと結び目が目立ちますが、一回結紮法ではまるで結び目がないかのように見えます。
眉下切開のダウンタイムを中長期的に短くする対策
眉下切開のダウンタイムを中長期的に短くする対策とは、主に傷跡とひきつれの話です。
前述のキズの話にも相通じるのですが、どんなに魔法のような手を尽くそうとも、きれいなキズしかきれいな傷跡にはなりません。
逆にきれいなキズは全く何もしなくても、きれいな傷跡になります。きれいなキズや傷跡は丁寧に切って縫うことが全てでして、追加治療はただの言い訳であることが多いと思われます。
そして、何よりも汚い傷跡は一生がダウンタイムと言っても過言ではありません。
また、眉下切開で眉頭の傷跡が目立つと悲惨であることが有名すぎて、眉下切開のとき外側だけを切っている医師が多いようです。
このような場合にはまぶたがひきつれて、吊り目に見えたり、変な斜めの線が入ることが多いようです。
カウンセリングでの雰囲気からの判断
- 自信がなさそう
- 妙に高圧的な態度
- 何となく合わない
実は「自信がなさそう、妙に高圧的な態度」はほとんど似た状況です。ともに、医師が自信がないときの態度です。
また、目を合わせないのも、説明が短いのもあやしいです。ともに、知識や経験が不足していることを相手に悟られたくないときの反応だからです。また、目を合わせたくないときは人から見ると目がおよいでいるように見えるそうです。
「眉下切開ではキズや傷跡が目立つよ」「眉下切開を受けると吊り目になるよ」などと自分から言うときはよっぽど自信がないときですが、何となく自信がなさそうな時もさけたほうがいいでしょう。
何となく医師と合わないときもやめた方がいいでしょう。手術というものはリスクがありますので、もしもの時に執刀医と相談することができないことは危険極まりないことです。
同日施術・「今日だったらできる」「今日だったら安い」はあやしい
クリニック選びで何よりも大切なこと
- 同日施術を行わないこと
- 同日契約を強くすすめないこと
あたり前ですよね。やましいことがある時ほど、相手に考える時間をあたえてはくれません。
美容医療に手遅れはありませんので、複数の医療機関・クリニックまで実際に足を運んでみて、即決せずに、ジックリ決めたほうが良いでしょう。
美容外科で同日施術・同日契約を強くすすめるところは絶対にあやしいことは誰にでも分かります。
今日たまたま空いているので安くしますなどと言うところは患者さんが減っているということなので、1カ月後のほうが安くなっていることでしょう。
詐欺のマニュアルの最初には「相手に考える時間を与えてはいけない」と書いてありますので、同日施術などは言語道断です。今日契約すると安いなどと言う言葉は詐欺師の言葉の通りだと言うことです。
眉下切開についてはこちら
https://www.problem-eyelid.net/
https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/
https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/