長期経過の良い美容医療 まぶたの手術2

二重の美容整形での失敗

前回の話の続きです。若いころ化粧映えなどの理由で、安易に幅広二重や平行型二重にしてしまったり、目頭切開・目じり切開などを受けてしまうとただ目が大きいだけで、お顔全体のバランスでは不自然で変だったり・・

少し年を取ったときに、流行遅れだったり、不自然で困ったり、整形に失敗したように見えたり、老けやすかったり、劣化が早い、と言ったことが考えられます。

年を取ったり、流行遅れになったり、気分が変わったら作り直せばいいですって、本当でしょうか?

まぶたの手術は修正回数がかさんでくるほど自然な結果や思い通りの結果になりにくく、だんだんとまるで失敗のような見苦しい経過や結果しかなくなってくることをご存知でしょうか?

特に二重ラインのうすくてしなやかなデリケートな部分を切るのは、よくよく考えてからで良いと思います。

上まぶたについて、大多数の人が受けても変にならない、わたくしのおすすめは眉下切開です。次があるとしたら、10代・20代前半・若いうちの控えめな埋没くらいでしょうか?

眉下切開は二重ライン付近のうすくてしなやかでデリケートな部分に傷をつけないので、上手く行うと後々困ることがほとんどないと思います。

ただし、あくまでうまく行うことができた場合に限ります。

眉下切開の失敗例・傷跡とひきつれ

やらない方がいい眉下切開の典型は、傷跡が目立つような眉下切開です。二重の溝に傷跡が隠れるような二重ラインの手術とは違って眉下切開で傷あとが目立つと本当にメチャメチャ困ります

また、盲点なのはまぶたのひきつれです。眉頭側のキズや傷跡が目立つと困るので眉尻側だけを切られているような眉下切開が多いのですが、

そのような眉下切開ではまぶたが外側に向かって強く引っ張られるので吊り目になったり、ひきつれて変な斜めの線が出現したりすることが多いものです。

そして、そのようなひきつれはインスタやブログの写真・画像では分かりにくく、自分でも気づかないことが多いようです。

なぜなら、まばたきの時にピッピッと変な線が入るけど、自分では見えにくいケースが多いからです。

自分では気が付いていないのに、まわりの人は全員変だと思っているけど、まるでタブーのように口に出しては言わない・・考えただけでもぞっとする・・まるでホラーのような話です。

眉下切開の失敗例の見極め方

ホームページやブログ・インスタの画像や写真では分からないことが多いので、カウンセリングに行ったクリニックでスタッフの眉下切開のあとを見せてもらいましょう

目の付けどころは、眉頭側の傷跡とまばたきのときの内側の二重の上あたりの動きです。要は眉間の下あたりに集中してジックリ観察してみましょう。

眉下切開が成功か失敗かは、この部分だけを見ることで9割以上判断がつきます。

また、眉下切開をたくさんのスタッフが受けていないようなクリニックで眉下切開を受けてはいけません。

身近で見ているスタッフが受けたくならないようなものは得意施術ではありません。ちなみに、六本木境クリニックでは一番若い人以外のスタッフ全員が眉下切開を自分から希望して受けています。

二重埋没について考えると

埋没って戻せる?

また、埋没は簡単に元に戻せるので、気楽に幅広二重や平行型二重など、思い切った二重にしてもいいんじゃないのか?ですって・・

確かに、切開法や部分切開法よりは戻しやすいと言えますが・・埋没の糸って本当は取りにくいって知っていました?

埋没の糸を取ろうとつつきまわされてガタガタの二重になったり、眼瞼下垂気味になる人もいると聞きます。

埋没の値段・料金について

そして、埋没法の値段・料金については、わたくしはいつも疑問を持っているのですが、値段・料金が段階的になっているところはハッキリ言って何だかあやしく思えます。

もちろん、ベテランの指導医が行うと高くて、新人医師が行うと安いまぶたの手術を何も受けていない人と整形しまくっている人とではずいぶん値段が違うと言ったくらいだったら意味が分かります。

でも、やり方や使用する糸によって、値段・料金が違うんだったら、どのような懐事情の人からでも効率よくお金を巻き上げることができるようなシステムにしか見えません。

そして、おおよそ医者が考えたものじゃないと思われます。医者って・・基本的に商売や儲けよりも、いい結果にしたいだけの人たちですので・・一番いい糸・一番いい方法以外はやりたくない人たちです。

そして、二重埋没法があまり高すぎるのも不自然ですよね。だって、糸で留めるだけですもん。どれだけの腕前を持っている有名な医師でも高いはずはないですよね。

参考までに・・わたくしが日本一埋没が上手いんじゃないかと思っている銀座の開業医の先生は、以前、お聞きした時に二重埋没法が両側10万円と言われていました。

目の下の施術について

また、目の下・下まぶたについては、何かしら施術を受け始めてから急激にいろいろなことが気になるようになったと言った話がとても多く、若いうちからあまり手を加えないほうが無難であるように思います。

マッサージやエステ・ホームケア、PRPやヒアルロン酸・ボツリヌストキシン、照射系治療など、どれをとっても・・やり始めたら目の下のクマやしわ・たるみが急激に気になるようになったという話が多いです。

 

目の下・下まぶたは自分で鏡をみるとお顔の中心に近く、自分では気になるところのようです。

でも、上まぶたとは反対に下まぶたは動きが少なく、目玉を支えると言った大切だけど地味な役回りですので、他人から見て特に目につくところではありません。

手品・マジックの原理と同じです。上まぶたという特に人目を引くものがすぐそばにあるからこそ、下まぶた・目の下は他人からは見えにくいものです。

目の下・下まぶたは自分から見て、他の人よりも老けているような気がしても、10年そーっとこすらずに何もせずに我慢していると年齢相応になっているように思います。

目の下については問題の先送りが一番のおすすめです。

美容外科医は10年後、20年後もキレイでいられるような長期展望を教えてあげることも仕事であるように思います。

 

 

眉下切開でまぶたの外側の皮膚だけを切り取られてしまうと、ヒキツレたり、吊り目になることが多い。

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/