刺青・タトゥーレーザー除去の失敗?

六本木境クリニックには毎日、質問メールが届きます。そして、その中には刺青・タトゥー除去についての質問もたくさんあります。

  • 他院で刺青・タトゥー除去を失敗されたと思われる
  • 他院で刺青・タトゥー除去治療を受けたあとの経過が心配(傷跡・痛みなどについて)
  • 広範囲の刺青やタトゥーの除去手術希望

わたくしは刺青・タトゥー除去を20年以上やっており、特に削皮・剥皮は700例、切除300例、レーザーは削皮・剥皮後のレーザーが多いのですが、数千例の経験がありますし、

広範囲の刺青とタトゥーに関しては経験が特に多いので、どうしても上記の3つの質問が多くなります。以下は典型的な刺青・タトゥー除去の質問メールをブログ用にリライトしたものです。

 

刺青・タトゥー除去希望のかたの相談(ピコレーザー後)

左上腕部に若い頃に入れた刺青があってピコレーザーを5回照射済みですが、まだしっかりタトゥーが残っており、現在、刺青削皮・剥皮を検討しています。これって、失敗なのでしょうか?

大阪在住で遠いのですが、刺青削皮・剥皮となると東京の六本木境クリニックへ行こうと思っています。

 

刺青は左上腕・黒のスジボリで大きさは20×10センチです。だいたいでいいのですが、料金・値段はおいくらぐらいかかるでしょうか?

また、大阪は遠いので、東京まで何度も通うのは無理です。追加のレーザー除去はなしで刺青削皮・剥皮だけ希望です。よろしくお願いします。

ピコレーザー後ではないレーザー除去治療後、盛り上がってまだらになり、レーザー除去をあきらめて、当院へ相談にこられた方の画像、最新のピコレーザーでもソックリな相談があるので、レーザーによる刺青・タトゥーの除去治療自体に限界があるとしか思えません。

刺青・タトゥー除去希望のかたの相談への回答

 

実際に刺青やタトゥーを診察してみないことにはお値段など分からない面がいろいろありますが、少なくとも失敗ではないと思います。

と言うのは、最新のピコレーザーも含めてレーザーによる除去治療後の似たような相談がとても多く、どう考えてもとても多くのかたが同じように感じているようにわたくしは思うからです。

多くの方々がそのように感じるのでしたら、刺青やタトゥーをレーザーで除去しようとするこころみ自体が失敗だったということになってしまいます。

値段・料金をザックリ予想してお薬や追加の除去レーザーまで入れると100万円前後から場合によっては100万円以上かかるんじゃないかなと思います。

六本木境クリニックではモニターなどの安い値段の手術料金はありません。

 

刺青・レーザー削皮・剥皮のリスク

そして、刺青やタトゥーの除去手術としての削皮・剥皮(皮膚剥削術)は追加のレーザーが必要となることがほとんどです。

追加レーザーが絶対にいらないほど深く削ると、治るまで何か月も臭い汁に悩まされた挙句・・

必ずひどいケロイド状の傷跡:肥厚性瘢痕になりかゆみなどに何年も悩まされることになります。

 

そのような場合には日常生活やお仕事にも支障が出てしまいますので、刺青・タトゥーの除去治療が完全に失敗したということです。

 

それだけではありません。もっとひどい目に会うケースすらあります。刺青やタトゥーの削皮・剥皮(皮膚剥削術)はばい菌に対するバリアーである皮膚をわざわざ削り取る手術です。

深く削りすぎるとばい菌にまけて死ぬような状況になる場合すら考えられます。

刺青やタトゥーの削皮・剥皮絶妙な深さで削らなければ、ほとんどの場合、とても大変な目に会い続けることになるような治療ですので、モニター料金がある・値段が安いなどの理由で受けることはおすすめできません。

料金が安い・早い・お手軽・・そのような手術・治療は失敗する確率が高いと言えますし、医者・医療サイドがお手軽だと思っているような雰囲気自体も要注意です。リスクは強く意識し続けなければ、回避することすらできません。

刺青・タトゥー除去・削皮・剥皮について、テレビの報道番組から取材されたときの映像

刺青・レーザー削皮・剥皮の経過・スケジュールなど

刺青やタトゥーの削皮・剥皮後、追加の除去レーザーはゼロから10回くらいで・・これは削って実際に除去レーザーを当ててみないことには分かりませんが、診察のとき、「5回くらいだと思います・・」「3回から6回くらい」のようなザックリしたことはお伝えできるかもしれません。

追加の除去レーザー料金も実際に診察してみないと正確には分かりませんが、追加レーザーは1回あたり1万円~3万円くらいかなと思います。(削皮・剥皮を受けてくださった後ですので、レーザー単独治療よりもお安くしているつもりです。)

六本木境クリニックへは北海道から九州・沖縄までご遠方のかたが通院されています。大阪など関西のかたは非常に多いので、ご遠方のかたの除去手術も承ることができます。

ただ上腕(二の腕)の刺青やタトゥーの除去手術はなかなか難しい治療です。

この部位の刺青やタトゥーはたいへん多いので、除去手術後どのように目立たない傷跡になったとしても、傷跡が上腕(二の腕)にあることが分かった時点で、刺青・タトゥー除去治療後だと気付かれてしまいます。

手首や前腕の傷が文字通りリストカットを連想させることと似たようなイメージだといえます。刺青・タトゥー除去後だと気付かれても、ある意味・・除去治療が失敗していることになるのかもしれません。

 

刺青やタトゥーのレーザー除去では、墨を入れたときに生じた傷跡がなくなることはないので、たとえ最新のピコレーザーで墨が完全除去できたとしても、傷跡が浮かび上がってくることになる。

 

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https://tatoo-jokyo.com/

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刺青タトゥー除去

タトゥー・刺青除去に関するよくある質問