眉下切開(眉下リフト)+埋没法

眉下切開+たるみ埋没法についての質問

眉下切開(眉下リフト)のカウンセリングに来られた、東京都内にお住まいの40代の女性から、次のような質問がありました。以下、質問内容とわたくしの回答です。

<患者さん>
他のクリニックの眉下切開(眉下リフト)のモニター写真画像をたくさん見ていたら、眉下切開(眉下リフト)+たるみ埋没法という症例がありました。

眉下切開(眉下リフト)と埋没法を組み合わせると、相乗効果があっていい結果になるんですね。

六本木境クリニックでも眉下切開(眉下リフト)+たるみ埋没法をやっていますか?

<境>

アンチエイジング目的の眉下切開+たるみ埋没は行わない

六本木境クリニックでは、たるみ改善・アンチエイジングを目的とした「眉下切開(眉下リフト)+埋没法」は行っていません。

「若返りたい」「たるみを取りたい」というのではなく、若い人が「自然な感じに二重にしたい」という場合には、眉下切開(眉下リフト)+埋没法を行っています。

なぜなら、六本木境クリニックの場合、眉下切開(眉下リフト)単独手術だけで、たるみが改善できる場合が多いからです。

どうして、眉下切開(眉下リフト)と埋没法を組み合わせる必要があるのでしょうか?もしかしたら、そうせざるを得ない医師側の都合があるのかもしれません。

六本木境クリニックの眉下切開(眉下リフト)では、上まぶたの内側から外側まで全長に渡って皮膚を切除しますが、クリニックによっては、上まぶたの外側しか切除していないようです。

眉下切開の眉頭付近の傷跡は目立ちやすい

外側の皮膚しか切除しないのは、眉頭付近は非常に傷跡が目立ちやすいからではないでしょうか。

眉下切開をたくさん行っている医師であっても眉頭付近にメスを入れるのは大変勇気のいることだと思います。傷跡に対して相当自信がないとできないように思います。

眉頭付近に目立つ傷跡ができると悲惨です。

人の表情で最も重要な部分を占めるのは上まぶただと言われています。また、人は他人の顔を見るときにピンポイントで上まぶたの中央あたり(眉頭付近)を見るとも言われています。

普通、人は他人の顔を1割どころか1%も見ていないと言われていますが、上まぶたは例外で100%(?)見る傾向にあるそうです。

ですから、この部分に目立つ傷跡があると超悲惨・・ということになりますよね。

また、まぶたの外側の皮膚だけを切除すると、外側に向かって引っ張られるため、ひきつれて変な線が入ってしまう傾向にあります。

特に外側の皮膚だけをたくさん切除すると、そのようなひきつれる傾向が強まります。

眉下切開(眉下リフト)+たるみ埋没はごまかし?

そのため・・眉下切開(眉下リフト)+埋没法では、まぶたの外側だけを控えめに切除して、まぶたの内側から中央にかけては埋没法を行うことでごまかしているのではないでしょうか・・

なんだか・・

切るフェイスリフトがお顔の正面への効果に乏しいので、糸のリフトアップ施術や脂肪吸引や脂肪注入を併用するというのにも似てますよね・・

眉下切開+たるみ埋没は動きが不自然になる

素人の方は、眉下切開(眉下リフト)とたるみ埋没を組み合わせると、変わり映えするのでは?自然な感じに仕上がって良いのでは?と思うかもしれません。

でも、まぶたの外側しか切除しないと、まぶたの真ん中から内側は皮膚が厚いままですので・・この状態で埋没法を行っても不自然になるように思います・・特に近くで動きを見ると不自然のように思います・・

眉下切開+たるみ埋没での効果のほとんどは埋没によるもの

しかも、まぶたをひきつれさせたくないため、外側だけの眉下切開が典型的なやったふり手術で皮膚切除量が少なく効果がほとんどないケースもあると思われます。

そのような場合には、たるみ埋没ってもともとの治療費が安いですから、もし実感できる効果の9割がたるみ埋没によるものだとしたら・・眉下切開+たるみ埋没はコスパが悪すぎますよね。

たるみ埋没だけ受けたほうがずっとコスパ(費用対効果)がいいと言えます。

眉下切開後は二重が作りやすい

話は変わりますが、

では、なぜ、六本木境クリニックでは、たるみ改善のためではなく、若い人向けに「眉下切開(眉下リフト)+埋没法」を行っているかと言いますと、

一重の人が二重にしたい場合、先に眉下切開(眉下リフト)を行ってから二重手術を行った方が、自然な二重に仕上がる傾向にあるからです。これは埋没法、二重切開法どちらにも言えることです。

東洋人の一重の人は、二重を形成するのに適した薄い皮膚が睫毛のキワにわずかしかありません。

そのため、眉下切開(眉下リフト)で分厚い皮膚を切り取って、まぶたを上にぐーっと引き上げて、薄く引き伸ばしてからの方が、自然な二重を作りやすいと言えるでしょう。

眉下切開(眉下リフト)を行って十分に腫れが引いてから、二期的に二重手術をするというのが理想的です。

また、挙筋腱膜と眼輪筋を二重ラインの全長にわたって細かく固定すると、「自然な二重だけど、なんだか華がある」といった雰囲気に仕上がる傾向にあります。

このような方法で手術を行うと、まるで生まれつき二重だったかのような自然な目元に仕上がることが多く、個人的にはとても良い二重手術だと思っています。

「あまりに自然すぎて物足りない」「ぜんぜんバレなかった。」と言われることもあります。

 

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/