都内の30代女性、Aさんとのカウンセリングでのやり取りです。
Aさん
足首の上(下腿)の刺青除去手術を希望しています。
小さいので切除かな?って思っています。

下腿の刺青やタトゥーの切除手術なんてとんでもないですよ。
足や下腿・足首付近の刺青・タトゥー切除では
小さなものですら、ツッパリ感やヒキツレ感があります。

ましてや、大き目の刺青やタトゥーの切除でしたら
ものすごいツッパリやヒキツレがあり、
裂けるように 傷口が開いてしまうことが多いと
わたくしの経験上思っています。

当院ではどの部位でどのくらいの大きさの刺青・タトゥー除去でも
削皮・剥削という手術をおすすめしています。
下腿や足首・足の刺青・タトゥーも例外にもれず、
すべての人に対して削皮をすすめています。
でも、2週間の安静といろいろと手伝ってくれる人が必要です。

Aさん
下腿の刺青削皮って大変なんですね。
手術のあと2週間は立って歩けないほど皮が引っ張られるので
介護者も必要なんですか?やはり大変な手術なんですね・・


刺青やタトゥーの削皮の手術後の場合、問題はつっぱりではなくて痛みと出血です。

六本木境クリニックの刺青・タトゥー削皮は切除のように手術後ずーっとつぱったて痛かったり、ひきつれて困ったりはしません。

でも、削皮は他の部位ではほとんど出血がない手術ですが
この部位ではむやみに立って動き回っていると
出血することもあるので買い出しに行く人が必須です。

また、足や下腿は手術後に痛くなりやすい部位です。
足を下げると痛くなるので
2週間ほとんど寝るか床に座っていた
という人もいるくらいです。

でも、手術後の痛みの感じ方には個人差があって
わずか3日のお休みで下腿のタトゥー・刺青削皮を受けた
男性もいらっしゃいます。
ただし、このかたは事務仕事で、
職場までのアクセスがずいぶんよかったらしいです。

ちなみに、前述のタトゥーや刺青の切除手術の後にひどい目に会った経験とは
下腿の小さなタトゥー切除で
3週間も自宅安静にして3週間目に抜糸したところ
傷口が開いて縫い直して、さらに3週間安静にしてもらい
合計、1か月半も安静にした女性がいらっしゃいました。

ちなみに、読者のみなさんが想像するよりも
はるかにずっと小さなタトゥーです。
記憶があいまいですが、2cm×3cm以下のようなものだったと記憶しています。

そして、通常は手術後1か月以上、安静にできる人なんてほとんど誰もいません。
なぜ、この人はそのようなことが可能だったのかって・・
実はその人は自分の親と同居の娘さんで
2番目の主婦と言うのか・・サザエさん状態だったんですよね。

困ったら、自分のお母さんが何でもしてくれて
ご主人も100%協力的だったんで
ほとんど全く寝たっきりだったんですよね。
それくらい女王のような身分の人ってなかなかいないですよね。
よって、下腿・足首・足などの刺青やタトゥーの切除や分割切徐手術は
どのような小さなものでも、たとえ手術を何回に分けても絶対に受けてはいけません。

 

刺青・タトゥーの切除、切除幅が広いほど、切除幅に比例するどころか・・相乗的に張力が強くなります。
大き目の刺青・タトゥー切除では、傷口が裂けて大量出血します。
以後は大きな生傷ができて、臭いしるが出続けて大変な思いをしたという話が多いので、いつもビックリさせられています。
それどころか、ばい菌が入って熱が止まらなくなったり、死にかけて入院したという話も後を絶ちません。