鹿児島の30代女性から刺青除去についての相談がありました。
【Q】
20代の頃、海外で背中に黒一色の大きな刺青を入れました。
大きさは、おおよそ15cm×15cmです。
職場などではいつも隠して生活しています。
将来、日本での生活がずっと続くと思うと・・
年をとるごとに「刺青を消したい」という思いが
どんどん強くなっています。
地元の美容外科や形成外科を何件かあたりましたが、
切除かレーザーしか選択肢がありませんでした。
六本木境クリニックでの削皮とレーザーを組み合わせた治療ですと、
短期間で良い結果が出そうに思えるのですが、
九州に住んでいて六本木までは非常に遠く、
飛行機で行くことになりますし・・
仕事も長くは休めないため・・非常に悩ましいです・・
削皮+レーザーの手術ですと1回で終わるのでしょうか?
それとも、数か月かけて何回か通院が必要でしょうか?
【A】
六本木境クリニックには、関西よりも西にお住まいの患者様も
たくさんいらっしゃっています。
わたくしが鹿児島大学医学部・長崎大学形成外科出身のためか
九州からの患者様は特に多いように感じています。
まず、切除についてですが、
わたくしはもともと体中の刺青やタトゥーを
切除してきた医者ですが、
はっきり申し上げて、
その大きさの刺青ですと切除できる可能性はゼロ%です。
たとえ、分割切除で何年・何回に分けても不可能です。
もちろん、分割切除では「途中であきらめる」
という選択肢がありますので、
死ぬような目にはあいにくい
といった微妙な意味合いはあります。
また、レーザーについてですが、
海外で入れたタトゥーの場合は、
かなり薄くできることもあるようですが、
その場合でも、数年がかり・数十回も
打つ必要があるかもしれません。
濃い墨の場合は、新型のピコレーザーでも絶望的です。
10年かかっても全く消せません。
このことは新型のピコレーザーであっても
似た傾向にあるとわたくしは思っています。
何せ・・学会での新型ピコレーザー症例でも
刺青やタトゥーが消えたと言えそうなものには
ほとんどお目にかかったことがありませんので・・
新型ピコレーザーでも消える刺青やタトゥーは
ごくごく限られたものだと思われます。
わたくしは除去手術ばかりしていて、
レーザーには詳しくないと思っている方も
多いのかもしれませんが、
削皮後のレーザーをたくさん行っていると、
いろいろなことに気付きます。
新型のピコレーザーこそまだ買っていませんし、
打ったことはないのですが、
QYAGレーザーやルビーレーザーについては、
業者さんがビックリするほどのショット数を打っていますし、
学会などでは最新のピコレーザーについての講演を
ほとんど全て聞いています。
ですから、わたくしのレーザーについてのコメントは
ほとんど当たっているように思います。
削皮・剥削とレーザーの組み合わせですと、
9割以上の確率でほぼ1年半くらいで除去できます。
術後に飛行機に乗られることは問題ありません。
診察してみないことには100%とは言えませんが、
15cm×15cmくらいの刺青でしたら、
削皮手術は1度で全てできると思われます。
また、ご自身での自宅での処置が2週間必要です。
背中でしたら、他の人に手伝ってもらう必要が
あるかもしれません。
ちなみに背中の場合、お仕事をほとんど休まずに
手術をお受けになる方もたくさんいらっしゃいます。
具体的スケジュールですが、
手術の際には1泊でお越しいただき、
翌日再診後は2週間自宅処置が必要です。
背中の場合はそれほど安静にする必要はないでしょう。
その後の再診はレーザーでの再診だけです。
3か月以上あけながら
追加のレーザーを受けていただいていますが、
正直なところ2~4回くらいを想定しています。
3か月くらいは赤みとかゆみが強くて
不安になるかもしれませんが、
1年から1年半くらいすると落ち着いてきます。
まずは、お電話でのカウンセリング予約をお待ちしております。
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六本木で見かけた大漁の旗。
なんだか縁起がいいですよね。