頬のこけとスプリングスレッド

東京都にお住まいの40代の女性がスプリングスレッドの相談に来られました。その時の会話です。

スプリングスレッドが効果的でもヒアルロン酸は必要?

<患者さん>

今までアンチエイジング治療というと、ヒアルロン酸注入、ボツリヌストキシン注射、照射系治療くらいしか頭になくて、ほうれい線やマリオネットラインの改善にはヒアルロン酸注入がいいと思っていました。

でも、六本木境クリニックのスプリングスレッドの記事を読んで、ほうれい線やマリオネットラインの改善には、ヒアルロン酸注入よりも、スプリングスレッドの方が効果的のように思いました。

ほうれい線やマリオネットラインにはヒアルロン酸などを注入するよりも、糸のリフトアップ施術でたるみを持ち上げた方がいいですよね?その方が影が薄くなって効果的ですよね?

でも、場合や症状によっては、今後もヒアルロン酸注入が必要ですよね?

<境>

わたくしはヒアルロン酸注入って、使う場面がそんなに無いと思っています・・たとえば、どのような状況でヒアルロン酸注入が必要だと感じるんですか?

頬のこけにはヒアルロン酸注入?

<患者さん>

えっ・・頬がこけた時とかです・・

頬のこけって、ボリュームが減ったから生じるんですよね?だから、ヒアルロン酸などを足した方がいいですよね?

頬のこけはボリュームの下垂

<境>

いえいえ、違うと思いますよ。

頬のこけは、ボリュームが減ったのではなく、ボリュームが下に移動してしまったことによって生じるのだと思います。加齢とともに重力の影響を受けますから。

では、下に移動してしまったボリュームはどうなるかといいますと、あご下などにたるんでいる場合が多いと思います。

その証拠に若い頃よりもお顔が小さくなったわけではないですよね?ボリュームがなくなったのであれば、小顔になっているはずです。

ヒアルロン酸ではお顔が大きくなるし、たるむ

「頬がこけているのはボリュームが減ったから」と思って、ヒアルロン酸などを注入してしまうと、お顔がどんどんどんどん大きくなっていきますよ。

ヒアルロン酸は注入した量よりもはるかに多くの水分を保持するとも言われていますので、注入した量よりもずっとずっとボリュームが増すようです。

そのため、ヒアルロン酸注入ではむくんだような大きな顔になって、さらに、重みが加わることによって重力で下がってしまい、下ぶくれになったり、あご下や首がたるんでしまったりする傾向にあります。

頬のこけにはスプリングスレッド

わたくしは「スプリングスレッドで特にリフトアップ効果を期待できるのは、ほうれい線やマリオネットライン、フェイスライン、あご下や首のたるみなど」と、いつもお話していますが、

実は、スプリングスレッドは頬のこけに対しても効果を期待できる傾向にあります。

あご下や首に移動してしまったボリュームをスプリングスレッドで持ち上げて、こけている部分(本来ボリュームがあったはずの部分)に充填するといったイメージです。

<患者さん>

えっ・・いまいちイメージがわきません。

あご下や首って、頬のコケからけっこう離れてますよね。どうやって移動できるんですか?

スプリングスレッドの醍醐味はボリューム移動

<境>

お顔全体はつながっていますので、ボリュームを徐々に移動させてなだらかにならしていくというイメージです。

切るフェイスリフトをおこなっている先生が、「スプリングスレッドのような強力な糸でたるみを引き上げると上の方に皮膚が余るはずだ。余った皮膚を切り取らないと、行き場のない皮膚はいったいどこに行くんだ?」とおっしゃることがあるのですが、

切るフェイスリフトの場合ですと、側頭部の皮膚・ボリュームが切った切開線上に余って行き場がなくなって、段差になっているケースを見かけることがあるのですが

スプリングスレッドの場合は、先ほども述べましたように、1mmごとにまんべんなくボリュームを移動させるといったイメージですので、余ったり段差ができたりはしない傾向にあります。

切ったり留めたりするからそこでひずむように思います。留めるタイプの糸のリフトアップ施術の場合は、留めた場所付近で皮膚が余る傾向にあります。

六本木境クリニックでは、どこも切らず、留めもしないストレート法でスプリングスレッドの施術を行っています。ストレート法ですと、まんべんなくリフトアップできるように思います。

スプリングスレッドについてはこちら

https://www.teachings-facelift.com/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/slack/spring/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_spring/