片側の眉下切開相談です。

【Q】
現在、眉下切開を検討しています。

片方のまぶただけを手術したいのですが、
眉下切開の片側料金はおいくらでしょうか?
【A】
片側だけの眉下切開は、
キズや傷跡が必ず目立つので承っておりません。

眉下切開という手術はカモフラージュが非常に大切です。

そのカモフラージュという意味合いは患者さんや周りの人が
その人の眉毛はこのようだと思っているイメージに近い形で
仕上げることが大切だということです。

でもカモフラージュには同じくらい大切なことがもう一つあります。
それは、両側の眉毛を左右似た雰囲気に仕上げることです。

両側の眉下切開だとほとんど目立たないクオリティーの傷が
片側だけになると本当に100倍といってよいくらい目立つのです。

人間の目は、
無意識に左右非対称な物を探してしまう性質があります。
このことは顔面神経麻痺による左右非対称がすごく目立つ理由です。

六本木境クリニックの眉下切開では、
「眉下切開施術直後であっても誰にも指摘されなかった」「眉下切開を受けてもバレなかった」
と言われることが多いですし、

長期経過では、「眉下切開の傷跡の場所がわからない」「眉下切開の傷跡が見えない」
と、言われ続けています。

ですが、片側の眉下切開の場合は、
100%指摘されると断言できますし、
何年たっても必ず眉毛の左右差に苦しむと言えます。

また、まぶたにはヘリング現象というものがあります。
まぶたが下がっている方だけを手術すると
逆側のまぶたが下がるというシーソーのような現象です。

先に片側だけの眉下切開を受けた場合、
何度も何度も手術を受けても、左右がなかなか揃いません。

片側のまぶたのたるみが特に気になる場合は、
その程度や左右差に応じて、切除幅に1~3mm程度の差をつけて
両側のまぶたに眉下切開を行っています。

特に若い方でまぶたの片側だけが下がっている場合には、
先天性眼瞼下垂(生まれつきの眼瞼下垂)の場合があります。
高度の先天性眼瞼下垂の場合には
眉下切開だけでは治せない場合があります。

また、加齢などによる眼瞼下垂の場合でも
高度の場合は眉下切開だけでは治せず
眉下切開+挙筋前転などの眼瞼下垂の手術を
同時に行うこともあります。

でも、先天性眼瞼下垂の治療として前頭筋への吊り上げ術があります。

眉下切開はこの前頭筋吊り上げと似た効果があることも知られています。

いろいろ意見を述べましたが、実際に診察してみないことには
どのような治療が適しているのか分かりません。

カウンセリングにお越しいただけますと
詳しくご説明できると思います。