眉下切開のキズや傷跡に対しての追加治療

六本木境クリニックの眉下切開のキズについてのエピソード

六本木境クリニックで眉下切開を受けられたかたのよくある意見は以下のようなものです。

キズは全く気にならなかった、キズでも気にならないので傷跡が心配になったりはしないですよね。

しかも、自分でもキズが気にならないので、他人の目なんてぜんぜん気になりませんでした。

実際におでこ(ひたい)を出していたけど、他人から指摘はおろか・・気が付いている風の人もぜんぜんいませんでした。

眉下切開後、気になったには内出血や腫れ

眉下切開の手術後むしろ気になったのは内出血と腫れ、人からDVだと思われたらどうしようって言う感じでした。

眉下切開で内出血や腫れは個人差もあるかもしれませんが、キズや傷跡に個人差はありません。個人差と思えるもののほとんどは執刀医の技術の差です。

前述のようなエピソードでない場合には、何年待ってもどのような奥の手を使ったとしてもきれいな傷跡になることはありません。

眉下切開の手術では、きたないキズは、どんな手を尽くしたとしても絶対きたない傷跡になります。

手術後極早期からおでこを出せない限り、おでこを永遠に出せない可能性が高いと思われます。

眉下切開の内出血や腫れ・ダウンタイムも重要

一方、キズや傷跡とは異なり内出血や腫れには個人差があると言えますが、内出血や腫れについても医師の心がけや技術が無関係ではないと思います。

わたくしは眼輪筋にできるだけキズを付けないように眉下切開の手術をしています。筋肉は血流が豊富ですので、眼輪筋にキズを付けると内出血の頻度も程度もずっとひどくなります。

また、内出血や腫れなどをできるだけ軽くして、ダウンタイムを短くすることが眉下切開の手術が上手くなるための近道でもあります。

だって、内出血や腫れがひどくてダウンタイムが長いところで、わざわざ眉下切開を受けたいような変な人って普通いませんから・・

眉下切開のキズや傷跡には個人差はない

眉下切開を受けて傷跡が目立ってしまった人にとっては「傷跡の差が受ける人の個人差」でなければ、とうてい納得できるはずがありません

でも、実際には眉下切開の傷跡の差に個人差はなくて、執刀医の技術の差であることがほとんどです。

でも、「個人差がほとんどない」と言ってしまうと、あなただけ特別ですよ。などと言った詐欺師が使うような言葉の出番になってしまいます。

わたくしが今まで1000例近くの眉下切開を行ってきて、傷跡に対して一度たりとも受けた人の個人差を感じたことがありませんから、傷跡の個人差はほとんどないのではなくて、全くないと言っても過言ではありません。

何と・・眉下切開のキズや傷跡の差は100%執刀医の技術の差だということです。

眉下切開の追加治療やトッピングの恐怖

最近、眉下切開のキズや傷跡・肥厚性瘢痕予防に対して追加の治療を提案されたという話をよく聞きます。そして、このことには2つの側面があるようです。

1つは切って縫うことが上手く行かず、どんなに努力しても傷跡がきれいにならないため、視点をかえてみたということ。

もう一つは転んでもただでは起きないしぶとい人が、眉下切開の手術が上手く行かないことを逆手にとって、追加料金目当ての追加治療を新手のトッピングとして始めたということです。

眉下切開の傷跡が目立つのは執刀医の切って縫う技術の差なのに、なぜ、トッピング的に高額の料金をわざわざ追加でとられなければならないのでしょうか?

開き直りとはおそろしいものです。盗人猛々しいとはまさにこのことですよね。

ここでは六本木境クリニックへ眉下切開相談や他院眉下切開傷跡修正相談に来られた方々が他院で提案されたという追加治療(下記)をトッピングじゃなさそうなものとトッピングに違いないものとに分類して、それぞれについて考えてみたいと思います。

眉下切開のキズや傷跡に対しての追加治療一覧

眉下切開のキズや傷跡に対しての追加の治療(トッピングではない?)

  • トラニラスト(リザベン)

眉下切開のキズや傷跡に対しての追加の治療(トッピングかもしれない?)

  • ボツリヌストキシン注射

眉下切開のキズ・傷跡対策風追加治療(トッピング)

  • 再生医療・最新風のもの(専門用語が出てくる)

眉下切開のキズや傷跡に対しての追加の治療(トッピングじゃなさそうなもの)

何もトッピングじゃなさそうだからと言って、推奨したいわけではありません。

高額なものだけがトッピングでそうじゃないものはトッピングじゃないという単純明快に割り切れるような話ではなさそうです。

そのような治療を眉下切開を受けた人にすすめているクリニックには、やむを得ない事情がが隠されているケースもあります。

トッピング的に客単価を上げるため追加の治療をすすめているのではなくて、純粋に治療のためやむを得ず追加の治療を提案している場合のほうがかえって深刻な問題が裏に潜んでいることがあります。

何でも行間や裏を読むことができるとひどい目に会う確率が下がりますが、美容医療では特にそう言えます。

眉下切開の術後、トラニラスト(リザベン)処方

眉下切開を受けて、術後に出されそうな薬として、一番ありそうものはリザベン(トラニラスト)です。

形成外科医でも美容外科医でもトラニラスト(リザベン)くらい処方してもいいだろうと言った意見の医師のほうが多いと思いますが、わたくしは反対です。

トラニラスト(リザベン)は肥厚性瘢痕の薬です。肥厚性瘢痕に対してしか出さなくて良いと思います。

ところで、肥厚性瘢痕というものをご存知でしょうか?肥厚性瘢痕とはミミズバレ状の赤くふくらんだかゆい傷跡のことです。多くの人がケロイドだと思っているものが肥厚性瘢痕です。

薬と言うものは副作用が出ることもあるので病気になった時に使うものです。病気でもないのに使用すると副作用しかありません。

眉下切開でリザベン(トラニラスト)の話が出たら肥厚性瘢痕が多い

でも、病気じゃないのに薬を使うケースもあります。高確率に病気が発生する可能性がある場合です。

ある医療機関で眉下切開の説明を受けたときにリザベン(トラニラスト)の話が出ること自体、肥厚性瘢痕になっている人がたくさん出ている動かぬ証拠だと思います。

わたくしは12年間で1000例くらい眉下切開を行ってきましたが、一度も肥厚性瘢痕になるどころか・・肥厚性瘢痕になるかもしれないと心配になったり、リザベンを出す必要性を感じたことはありません。

リザベン・トラニラストなどの記載があるということは高確率で肥厚性瘢痕になるということです。

わたくしは刺青・タトゥー除去に対する削皮ではリザベンを処方することがあります。肥厚性瘢痕になることがあるからです。

でも、眉下切開ではその必要性を一度として感じたことがないんですよね。そのような記載のある医療機関では眉下切開で高確率に肥厚性瘢痕になっているということだと思います。

眉下切開で肥厚性瘢痕になるなんて、たまったものではないですよね。1%でも肥厚性瘢痕になる可能性があるのでしたら、そのクリニックで眉下切開を受ける人なんて誰もいないですよね。

刺青切除後のよくある肥厚性瘢痕、斜めに走るミミズバレ状の赤く盛り上がっている汚い傷跡が肥厚性瘢痕、肥厚性瘢痕は多くの人がケロイドだと思っているようなものです。こんなものが眉下切開後、眉毛の下にあったらたまったもんじゃないですよね。

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/