フェイスリフトの名医2(再生医療)

切らないフェイスリフト?の名医

切らないフェイスリフトと言いますと、誰でもまずはスプリングスレッドや溶ける糸など糸のリフトアップ施術を思い浮かべると思います。でも、については後に詳述しますので、前回から引き続き、それ以外のものについて考えてみます。

前回は最もメジャーなもの3つ、照射系たるみ治療とヒアルロン酸・ボツリヌストキシン注射について述べました。

今回は再生医療的なものについて述べたいと思います。再生医療的なものに共通する特徴は、最新だと思われていますし、何だか魔法のような響きがあるけど、最終的な効果・結果がとても読みづらいことです。

再生医療1(吸収されるもの)

若返り目的の再生医療の代表的なものとして脂肪注入幹細胞注入があります。

実際に美容クリニックで広く使われている幹細胞脂肪幹細胞ですので、両者の違いは、脂肪の定着量を増やすように脂肪を精製したものが幹細胞と言った捉え方で良いと思います。

いずれにしても、脂肪注入・幹細胞注入などは吸収されるので、注入した量よりもボリュームが小さくなります。通常・・多めに注入して、吸収されるのを待ちます。

でも、パンパンに膨らんだ顔に我慢できない人では複数回に分けて施術するようです。

効果の持続はとても良いようですが、結果が読みづらいことが欠点です。

やはり、ヒアルロン酸と同様・・やりすぎると大きな顔になって、重みで下がってたるんでしまいます。ヒアルロン酸との一番大きな違いは、変になった時に溶かせないことです。

再生医療2(だんだん効果が出てくるもの)

再生医療のなかで、成長因子入りのPRPのようなものはだんだん増えてきたリ、だんだん効果が出てくるものなので、効果の程度が読めないですよね。そのような治療では、効果が乏しかったり凸凹したり予定通りに行かないことがとても多いと言えます。

高額な治療を受けるほど美意識が高い人はニアピン賞では許してくれません。まるでホールインワンのような丁度良い結果が求められるはずですから、そのような結果には満足できるはずがありませんよね。

そのため、満足度が低い施術となっているようです。実際に、美容医療の臨床現場には、成長因子入りのPRP後の結果に不満な方々がたくさん、いろいろなクリニックを修正のためにさまよっていらっしゃいます。

でも、ビックリするほどケチョンケチョンにひどい結果は慣れていないところや、その施術で有名なクリニックでは少し前に受けた人だったりします。どうしても受けたい人はノウハウが蓄積されている慣れたところ(名医)で受けたほうが良いでしょう。

再生医療もヒアルロン酸と同じで入れすぎると大きな顔になり、重力によって下がります。吸収されたり、効果がだんだん現れたりするので、ヒアルロン酸よりも効果や結果が読みづらいところが欠点です。

再生医療3(効果がよく分からないもの)

培養した細胞はだんだん効果が出てくるそうです。学会などでもよく発表されていますが、いつもビフォーアフター写真画像での違いが分かりません。そして、受けた人からも、続けているけど一度も効果を感じたことがないと言う話しか聞いたことがありません。

どうしても受けたい人は、よくよく悩んでからにしてください。案外しばらく静観して見ていると、数年後にはノウハウなどがすごく改善されていて、とても効果的で良い治療になっている可能性があります。

また、案外・・本当はあまり良い治療ではありませんでした・・なんて落ちになっているのかもしれません。

受けた人が効果を実感できない場合、「効果が後から出てくる」「老けにくい」などと言う話は、本当は効果がない場合の単なる言い訳にすぎない可能性があります。

再生医療全般について

いずれにしても、美容医療では新しいものに飛びつくと、コスパが悪くてひどい目に会う確率が高いでしょう。

なぜなら、資本主義社会では新しいものほど高額で、受ける人が増えれば増えるほど料金が下がって来ることはほぼ間違いありません。

新しいものはノウハウの蓄積が不十分で仕上がりが不自然だったり、効果が今一だったり、リスクも高いと考えられます。

新しいものってコスパが最高に悪いので、理解力がいい人は数年俯瞰したような目で見ているものだと思います。

最新のほうがいかにも良さそうに思えるレーザー機器でも、しばらく様子を見てから受ける方が思わぬ落とし穴にはまらないでしょう。

また、再生医療は誰にでも使用して良いような適応の広い施術とはとても思えません。数少ない慣れた名医が適応をグッと絞って、他の方法では改善が得られにくい少数の人に対してだけ行う分にはよい治療なのかもしれません。

少なくとも再生医療のなかに、フェイスリフト的なリフトアップ効果がありそうなものは今のところ見当たりません。わたくしは溶けない糸のリフトアップ施術であるスプリングスレッドをおすすめしています。

しばらく待っているともっと性能がいい糸が開発されるのでは?と言う質問があります。

でも、わたくしははじめてスプリングスレッドと出会った時、50年100年はすすんでいる糸だと感じたものです。今後もリフトアップ効果やその持続期間については、スプリングスレッドの1人勝ちが続いて行くだろうと思われます。

 

スプリングスレッドについてはこちら

https://www.teachings-facelift.com/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/slack/spring/

 

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_spring/