東京郊外の20代女性 から
左胸の刺青4cm×3cm除去について除去の相談がありました。
お子さんが物心つく前に
左胸の刺青を取りたいと思っていたそうです。
でも、周囲の人は皆、
レーザーによる刺青・タトゥー除去治療を受けていて、
高い治療費を支払っているにも関わらず、
何年たっても消すことができず、
ただ汚くなって凸凹して、痒みもあって・・
ひどい目に遭っていたため、
「レーザーは絶対ないな・・」
と思っていたそうです。
それで、切除で有名なクリニックに
相談に行ってしまったそうです。
当時、わたくしはジグザグ切除をたくさん行っていましたが、
そのクリニックの先生は、
「ジグザグよりも直線の傷の方が直りがいいです」
「一本線のキレイな傷跡になります。傷は消えます」
「半年はテープを貼るように」
と言って、説明はほとんどなく、
小さな字でびっしりと書かれた説明書きだけを渡されたそうです。
その説明書きには、
「できるだけテープを貼りっぱなしにして、
取れそうなときだけ貼り替えてください」
「できるだけ小まめに消毒して清潔にしてください」
と、相矛盾する内容が書かれていたそうです。
言われた通り、テープを貼りっぱなしにしたところ、
臭くなってしまい・・
「ひょっとして自分が説明書きの解釈を少し間違って
不潔にしたから膿んだのだろうか・・・」
と思ったそうです。
それだけでなく、
何度も感染して糸が出てきたそうです。
今でも糸が出てきてチクチク痛いそうです。
「傷が残るのは承知の上。
もともとはタトゥーを入れた自分が悪いんですけどね・・」
と、さびしそうに笑っていました。
刺青・タトゥー除去治療には、
そういった自責の念につけ込んだ
コンプレックスビジネスが横行しています。
わたくしは、そのことを世の中に知らしめたいのです。
一番良いのは刺青・タトゥーを入れないこと、
次は取らないことです。
そして、さらにその次は、
六本木境クリニックでの削皮・剥削くらいです。
その他は、「ほとんどやらなければ良かった」
というレベルの治療ばかりです。
普通の道理・医学的なことが多少分かる人なら
医者も含めてほぼ全員が気づいています。
でも、
クリニックの売り上げのために・・
生き残るために・・
自分の心にうそをついて・・
悪魔に魂を売って・・
そんな雰囲気でしょうか?
東京で美容外科を新規開業すると
1年で7割がつぶれると言われています。
それほど美容外科業界は厳しくて大変な世界です。
形成外科もしかり、「形成外科単独では全く成り立たない」
と、よく言われるほどです。
「ウソをついてでも売り上げを上げなければならない」
「背に腹はかえられない」
という自転車操業のクリニックも多いでしょう。
好む、好まざるに関わらず、
「結果として自分ではウソと分かっていても、
ウソをつかないと生きて行けない」
と、振り込め詐欺の犯人のような心境に
陥っている人も多いのがこの業界です。
六本木境クリニックが本音で話せるのは、開院当時から
刺青・タトゥー除去治療を希望する患者さんが
全国から大勢いらっしゃっているからです。
ここ4年間以上、予約がぎっちりと埋まっています。
わたくしもクリニックがガラガラだったら
果たして、正直な話をできたでしょうか?
それもこれも、全国各地から
はるばる来てくださる患者さんのおかげなのです。
美容外科医とは政治家と一緒で、
どれだけたくさんの方から信頼していただけるか
ということにかかっています。
そのことがパワーの源なのです。
たくさんの患者さんが集まらない美容外科医は
手術症例が少ないので、上手くなる機会もありません。