前回のブログの続きです。
切るフェイスリフトについても同様です。
自分がやったことがないから嫌いというわけではありません。
有名な先生方の切るフェイスリフトを受けた方々が
六本木境クリニックにスプリングスレッドの相談に来られた際に、
「高額の治療費を支払って切るフェイスリフト受けたが、
皮膚を大きく剥がして、筋膜や靭帯をいじったというのに、
効果を感じられなかった。
大きな傷跡が残って、耳が変形して、
こめかみから側頭部がハゲただけだった」
と、いつもおっしゃるので、
だんだんと斜めに見るようになっていったのです。
わたくしは若い頃から美容外科に興味がありまして、
将来は切るフェイスリフトをやると決めていました。
切るフェイスリフトでは、
顔面神経や耳下腺などの解剖が大切だと思っていましたので
耳鼻科もローテートしています。
耳鼻科の耳下腺腫瘍手術を見学したり、
耳鼻科の先生や上司の助手をしたり、
実際に自分でも耳下腺腫瘍を執刀したこともありました。
また、有名な先生による切るフェイスリフトの
ライブサージェリーのビデオを見たり、
また、実際に手術を見学したりして、
自分でもSMAS法のフェイスリフトを執刀するようになりました。
でも、患者さんからは
「フェイスリフトは大きな手術のわりには、そんなに効果を感じない」
と言われていました・・
自分の切るフェイスリフトだけがそうなのであれば、
わたくしが未熟だったということになりますが・・
そうではなかったのです。
有名な先生の執刀による見事な切るフェイスリフト
(SMAS操作があったり、リガメント操作があったり、
広範囲の剥離があったり・・)を受けた方々も
「フェイスリフトは効果があまり感じられない」
とおっしゃっていたのです・・
「フェイスリフトは治療費が高かったので、効果があると思い込みたい」
と、真顔でおっしゃる方が何人も
六本木境クリニックに相談に来られたため、
切るフェイスリフトはあまり効果がない
ということが次第に分かってきました。
でも、ずっと切るフェイスリフトがやりたくて、
そのために長い年月を費やしてきたということもあって・・
「フェイスリフトは効果がない」ということをどうしても認めたくなくて、
しばらくはスプリングスレッドを併用したりして抵抗しました・・
するとどうでしょう、
スプリングスレッドを併用してみたところ、
圧倒的な効果を得られたのです。
患者さんからもメチャメチャほめられるようになりました。
それで、今度は、
「もしかしたら、スプリングスレッド単独でも
高い効果を得られるのでは?」
と思い、スプリングスレッド単独施術をおこなったところ
切るフェイスリフトと併用でおこなったときよりも
さらに高い効果を得られたのです。
現在でも、有名な先生の切るフェイスリフトを受けた方が
(リガメント法でもSMAS法でも)
六本木境クリニックのスプリングスレッドをお受けになると
その効果の高さに100%驚き、愕然とされています。
「スプリングスレッドって、すごーい
切らなくて良かったんだ~
何のために切ってキズつけたんだよ~
ハゲちゃったのどうしてくれんの?
私のもみあげを返して!」
と、フェイスリフト後にスプリングスレッドを受けられた
皆さんくちぐちにおっしゃっています。
話変わりますが、
ヒアルロン酸のような注入療法についても同じです。
わたくしがヒアルロン酸を打ったことがないので
否定的なことを言っているのではありません。
今でもヒアルロン酸注入を施術することがありますし、
自信がないというわけではありません。
ヒアルロン酸注入の経験がないので完全否定しているのではないのです。
以前、美容皮膚科的な美容外科クリニックに
勤めていたことがありまして、その頃は、
1日に10件、ヒアルロン酸注入を行うこともありました。
ヒアルロン酸注入は即効性が魅力であって、
手術のようにすぐに効果を感じられるため、
受ける側にも効果が分かりやすく、人気があります。
しかしながら、このヒアルロン酸注入に関しても、
他院で施術を受けたという方からの相談が多く、
欠点があるということに気づきました。
ヒアルロン酸の注入量が多すぎたり、繰り返し注入すると、
確実に顔が大きくなっていきますし、
注入した部分が重力によって下がり、
下膨れになってしまう傾向があるのです。
「年を取ると顔のボリュームが減るので足した方が良い」
という不思議な意見もありますが、
これは間違いなく、
ヒアルロン酸を売るために無理やり作られた
宣伝トークといっていいでしょう。
実際、年齢を重ねた方で
「若い頃よりも小顔」という人は皆無です。
年を取るとボリュームが減るのではなく、
「ボリュームが下がる(下へ移動する)」
というのが正解です。
やはり、スプリングスレッドがイチオシです。