刺青・タトゥー除去治療においては、
他院で分割切除を受けたという方からの相談が後を絶ちません。
刺青やタトゥーの分割切除とは「皮膚は伸びる」という仮説を前提とした治療です。

例えば、女性は妊娠することもありますので、
もともと女性のお腹周りの皮膚は伸びるようにできています。(=皮膚に余力がある)
妊娠の場合は10ヶ月もかけて徐々に伸びているわけですが、
それでも、妊娠線ができるほどですから、やはり無理があるのでしょう。

このような余力を使うことを「皮膚が伸びる」
という不思議で魔法のような言葉にしている。

「皮膚が伸びる」と思われているような現象では

余力のある部位の余力を使う、
普段から余っている皮膚を使用するという言葉が
本当に実態を表しているように思います。

また、人間の体には元々余分なものが少なく
例えば女性のお腹周りは妊娠のためにわざわざ余分な皮膚がある部位です。

刺青やタトゥーは切除に有利な部位に入れられているわけではありません。
ですから、「切除する部位の皮膚はほとんど伸びない」
と、考えると間違いないのです。

刺青やタトゥーの分割切除の修正手術をおこなった際、
あまりにも皮膚のはじけ方が尋常ではありませんでした。

2年前に小さ目の胸の刺青・タトゥー切除を受けた方の乳首の左右差、
2年前に腕の大き目の刺青・タトゥー切除を受けた方の手のしびれや冷感、

そのような相談が後を絶たない事が真実を表しています。

 

母親と2歳児

お子さんのいらっしゃる若い女性患者さんの来院も多いです。