刺青切除で皮膚がなぜ伸びないと認識したか?

六本木境クリニックでは、刺青・タトゥーの分割切除後傷跡修正も結構あります。
その時、ジグザグ切除によって皮膚が伸びないことがよく証明できました。

一度手術を受けると創縁は当然傷跡ですので固くなっています。
また、表面から見える傷跡から離れた部位も
剥離範囲に比例して皮下に薄い瘢痕が存在しているため硬くなっています。

創縁から離れた部位で紡錘形に切っても、
この硬さのため満足には開きません。
この現象のことを皮膚が伸びていると表現されているのかもしれません。

ぎゅーっとタオルで縛ったような違和感や指先のしびれ・冷感があっても
2回目の分割切除の時にバーンと傷口が開かないために
皮膚が伸びているのではないかと言った認識になるのです。

創縁をジグザグにすると皮下剥離後の皮下に薄い傷跡がある部分でも
アコーディオンのように開きます。

また、深いところには大切な神経・血管などが走っています。
深部の組織を傷めないように、
傷跡を少量ずつ持ち上げてわずかずつ切除します。 

ジグザグ切除と深い部分までの傷跡除去の二つの手法によって
分割切除途中の傷あとが元の刺青・タトゥー程度に広がります。

そのため皮膚が伸びていないことがよく分かります。

この2つの作業の組み合わせは、
慣れても紡錘形切除縫縮の3から4倍以上と・・・ 非常に時間がかかるので、
あまり好んでやる人はいないと思います。

刺青・タトゥーの分割切除後傷跡修正では、

ジグザグに切開して深いところの傷跡まで除去すると
強い張力のためパーンときずがはじけて 

患者さんも
「楽になりました。しばられていたような絞扼感がとれました」
「分割切除後にその方の手だけが冷たくなっていたのですが、
今あったかくなりました。」 と言われます。

皮膚ってほとんど伸びないんだなと実感できました。

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